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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

フナ,リュウ
1941年 朝鮮
黄海道安岳郡文山面金岡里に五龍山という高い山がある。昔この山に小池があって、5匹の鮒が棲んでいた。それらが大鮒になると池も広さや深さがまして、底が黄海に続いていると言われるまでになった。ある日、竜巻が起こり池の水が巻き上げられるとき、5匹の龍が昇天していくのを見た。後になって鮒がいなくなっていたので、龍はこの鮒の化身であったことが判った。これが五龍山の由来である。

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リュウ
1932年 長野県
臥龍山という山がある。昔、海があったが地球の変化によりもち上がり陸になった。その時龍が現れた。それは今の臥龍山である。
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ナマズ,リュウ
1975年
豊前国千丈ガ滝の山に観音堂があり、その堂前に池がある。その上の橋の上で涼んでいると、水中から鮧が躍り上がり、廻りながら水を1尺ほど離れると、直ちに空へ昇っていった。するとたちまち雨が降った。これは竜に違いないと、目撃した2人は語った。
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リョウマ
1987年 山形県
1235年ごろのこと。大雨で神室山から土が落ちて、7日7晩水が流れて山になった。その上を白い龍馬が歩いていたので、龍馬山というようになった。
類似事例

リョウマ
1987年 山形県
山の頂上で白い馬が跳ねていたので、龍馬山というようになった。
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ダイジャ
1978年 滋賀県
温泉ヶ嶽の山頂に池があるが、見るたびにその様子は異なり、五畝歩あるいは一反歩という。この池には大蛇が住んでいるという。同字の向手尾という山頂にも昔池があったというが今はない。この両池を姉妹池といい、昔は双方に大蛇が住んでいたが、向手の池は村里に近いため、村人が付近の木を伐採したので大蛇は奥の池に移り、そのため池の水は乾いたという。
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リュウ
1971年 福島県
昔、川上一帯は湖で、主の竜が住んでいた。この竜に八幡太郎義家の家来の源八がのまれてしまったので、義家は弓張堂にある石に腰を下ろして、この竜を射殺した。その竜があばれて九つ山と羽黒山ができ、湖水が久慈川になって流れ、他の一帯は丘や平野ができた。
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コイ
1941年 朝鮮
大同郡釜山面馬山里の馬山の頂きに大きな池がある。昔、その池に大きな鯉が主として棲んでいたという。ある日、木樵が池のそばで休んでいると、大雨が降って、池の面が輪を描いて割れ大きな鯉が現れた。その鯉は地上に這い上がり馬を引きずって池に没していった。それ以来、山の名も里の名も馬山と呼ばれるようになった。
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クズリュウシン,リュウ
1928年 長野県
九頭龍山の本性を見ようと山に入り、水の中に沈んで死んでしまった代官の子孫が、「夜が明けたら一夜山を見よ」という九頭龍神の夢告を受けた。夜明けに山を見ると、九頭を持った龍が山を七巻半していた。
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オオヒレトウゲ
1987年 長野県
昔,三滝山に住んでいた竜が,諏訪へ行こうと思ってこの峠で休んだとき,ひれを落としていった。そこでこの名がついたという。竜は休んだ後,前山の尾垂峠を越えていったという。
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リュウ
1988年 奈良県
池に竜が住み村人を食ったので退治することになった。池の堤でかがり火を燃やして騒いだが、竜は現れない。そこに通りかかった武士が池に矢を射込んだ。竜は武士をつかんで天高く昇って行った。やがて雷光がして真赤な雨が降り、竜の体がズタズタに裂かれて落ちてきた。村人は竜の屍骸を埋めて竜象寺を作った。武士はとうとう現れなかった。春日明神の化身であったと言う。
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リュウ
1959年 山形県
金峯山の権現様は金沼、すなわち旧栄村に住んでいた龍である。
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コヘビ,リュウ
1928年 新潟県
大石の中から小蛇が4匹出てきた。ある寺の和尚はそれを殺さず、河へ放してやった。やがてそのときの小蛇が龍となり、今でも山奥には4匹の龍がいるという。
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リュウ
1989年 長野県
大昔、辰野には海があり、底には竜が住んでいた。ある夏大水のために一角が崩れて、海の水が流れ出し、水が少なくなって底が見えるほどになった。その時、にわかに竜巻が起こって竜が天へ上っていった。水が引けるとそこには野原が広がっており、以来辰野という名前になった。
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トウゴロウ,リュウ
1980年 岡山県
ある朝藤五郎は「池を掘ってから朝飯を食う」と言って出かけた。姿は見えないが土を掘る音がすさまじく聞こえた。池が出来あがったあくる日、急に雨が降り、池にいっぱい水がたまった。母親が止めるのに雨の中を藤五郎は池に行ったかと思うと、稲光がして藤五郎は龍となり、天高く昇っていった。それからこの池を藤五郎池と呼ぶ。
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イワ,ヨウカイ,カイブツ
1954年 岡山県
昔大吉備津彦命四道将軍となって備前五山の1つ加茂山の山系の峰に来た頃、峰の西方に火柱天に沖する妖怪が現れ、里人は大いに悩んだ。命は大弓を放ちこれを退治した。妖怪は的石と化した。その際の出来事により弓張、矢懸、高片、目無、的岩、立石という地名がついたという。
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リュウ
1932年 奈良県
ある美男子の許に、ある夜美しい女が尋ねてきた。2人は夫婦となり子も生まれたが、男は妻について、草履が濡れている事と、井戸で水鏡をしている事を不審に思っていた。ある時それを尋ねたら、妻は亀山の原の池に牡竜とともに住む牝竜の化身であり、池が井戸とつながっているのだと言い、池へ帰ってしまった。池を訪れ妻を呼ぶと牡竜が現れ男を食おうとした。逃げ帰ったが病に倒れ子とともに死んでしまった。
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リュウ,ウナリ
1937年 京都府
かつて龍が住んでいたといわれる湖は1人、2人で行くと必ず行方不明になった。現在は谷となっていて龍は昇天したが、唸りが遠くまで聞えることがあって怖がられている。
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リュウジョ
1934年 香川県
行基菩薩がある山を調伏したら、龍女が現れて飛び去った。その時残った一本の笄を、龍女の御神体として祀り、この山を挿山と名付けた。旱魃の時はこの山に雨乞いをすると不思議に験があると信じられている。
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リュウ
1943年 岐阜県
小泉村大原の高社山の中腹にある龍ヶ池は、昔から龍が住んでいて水が絶えることが無かった。旱魃のときにも、その池をかへどると必ず降雨がある。
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ムジナ
1967年 茨城県
山の中腹に狢が住んでいた。近くの池で通行人を化かそうと人に化けていたら、反対に人に化かされて、池に落ちて溺死してしまった。以後、池の水がゴボゴボと鳴り、ゴボゴボ池と呼ばれるようになった。
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