ミノビ 1991年 山形県 蓑火とは、夜、田の畦道に出現する妖怪で、古い蓑に霊気が宿ったものと言われている。
類似事例 |
|
ミノムシ,ミノボシ 1956年 小雨の降る晩などに蓑を着ていくと、火が蓑のはしにくっつき、払えば払うほど全身を包むが、熱くはないという。信濃川流域に多く伝わる。
類似事例 |
|
カワウソ 1986年 石川県 蓑を着た大きな男が橋の下の用水のはけ口にいた。カワウソだ。
類似事例 |
|
ヤマノカミ 1958年 香川県 正月九日は山の神が護摩を焚く日なので山へは行かない。
類似事例 |
|
タタリヤマ 1949年 東京都 キタミノ(着た蓑)山は本来、ヌカザスと言った。ある人が山仕事中眠りこみ、着ていた蓑に火がついて焼け死んでしまった。それ以来、この山に入ると必ず不幸がある。以前、埼玉銀行の頭取が持っていた時も、子供は死ぬし、人夫頭も5、6人死んだりした。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1973年 岩手県 京津畑集落のある家にザシキワラシが出た。ザシキワラシは3歳ほどの女の子で、枕元でケラケラ笑った。材木を逆さにして家を建てたのが原因である。
類似事例 |
|
ミノヒ 1971年 新潟県 小雨の日には、蓑から垂れる水滴が火になって落ちる。それを払えば払うほど多くなるが、家に入ると消えるものである。
類似事例 |
|
カユ 2000年 徳島県 正月15日の小正月の朝、粥を炊いて神に祭り、家族はそれを食べると悪病を除ける。
類似事例 |
|
キツネ 1956年 福島県 子供が生まれると、狐に泣かされない様に、産婦にわからないように納戸の裏に蓑と鎌をかけてくる。
類似事例 |
|
カマイタチ,(ミチニデルヨウカイ) 1989年 長野県 道にカマイタチが出るという。
類似事例 |
|
カガミモチ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に「送り正月・トンドウハヤシ」と称して正月飾りを焼き、その火で焼いた鏡餅を食べると悪病を除ける。
類似事例 |
|
サルヒキ 1943年 長野県 初春に猿曳がくる。これは厩を守り、馬の災厄を逃れさせるという。
類似事例 |
|
キジムナー 1985年 沖縄県 キジムナーは蓑をつけて人間に化ける。海や人家に住む。魚を捕って片目を食べ、残りを人にくれる。鳥の鳴き声を嫌う。
類似事例 |
|
ミノヲキタヨウナクロイモノ,ケンムン 1987年 鹿児島県 夜遅く小川にさしかかろうとした時、後ろから「おまち」と声がかかった。振り返ると蓑を来たような黒いものが立っていた。
類似事例 |
|
カマイタチ 1967年 栃木県 ちょっところんだだけなのに、深い傷ができたりしていることがある。カマイタチにやられたという。
類似事例 |
|
コドモ,ヌマ 1975年 山形県 捨子沼の由来。天保四年の大飢饉で百姓が子供を捨てたことからこの名がついた。雨の日にはこの沼のほとりに蓑を着た子供の姿が現れ泣き声が聞こえる。あるいは沼を渡るために母親が子供を踏み台にして渡ったことからとも言われている。
類似事例 |
|
ジヌシサンノタタリ 1985年 和歌山県 地主さんの領域の中で兎を捕ったら腹痛が起こった。地主さんの祟りである。
類似事例 |
|
キョジン 1986年 埼玉県 昔、巨人が天秤で山を担いできて置いたのが宝登山と蓑山で、投げた天秤棒が尾田蒔の長尾根である。
類似事例 |
|
ヤマノカミ 1960年 宮城県 2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
類似事例 |
|
カマイタチ 1939年 千葉県 カマイタチは小さいつむじ風のことである。
類似事例 |
|
カマガミサマ 1974年 宮城県 カマ神様を洗ったら、なぜ洗ったのかと夢枕に立った。カマ神様は洗ってはいけない。
類似事例 |
|