ダイジャ 1943年 愛知県 じいさんが神社の裏を通りかかったとき、大蛇が這っていくのにでくわした。鳥肌が立って、3年間はこのことを口外しないので行ってくれと言うと、大蛇は去った。その大蛇は尾が切れていて、先のところに丸に太いと書いた文字がついていた。その字は神明様の御神紋だったので、大蛇は神明様のお使いと分かった。
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ヘビ 1957年 新潟県 昔、蛇が尾神の金持ちの家の娘を欲しがって、家を7巻き半巻いた。家に火を付けて蛇を焼き殺したら、蛇の骨がカマスに7つもあった。それを今でも祠に祀っている。
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ダイジャ 1996年 神奈川県 足柄山には大蛇がいて、7回り半巻いたという話を聞いたことがある。
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ダイジャ 1967年 茨城県 住吉神社の前に大蛇が居た。後に神の池に移り、池の水は干上がった。
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シロヘビ 1992年 愛知県 社を移動させようとしたとき、古い社の下に1メートルあまりの真っ白な蛇が丸くなっていて、あっという間に明神池へ下りていってしまったという。
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ダイジャ 1991年 香川県 村人が竜王神社に雨乞いすると、小さい蛇が出てきたが、村人舘は小ささを不満に思ってあざけったところ、たちまち大蛇に変身し、尾は向かいの谷に、頭は社の大松にあごをかけていたという。
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ヘビノタタリ 1956年 宮城県 昔おがら町(東八番丁)に早瀬という侍が住んでいた。ある時同家の厠に大きい蛇が這いこんできたので家人や若党たちが手に手に獲物を持って散々に打ち苛んだ。半殺しにされた蛇は柱を二巻きほどして上に昇ろうとしたが力尽きて死んでしまった。それから早瀬家には妻の死児難産,主人の乱心と投身自殺,家人の病気などの凶事が次々起こったので巫女に拝んでもらったところ,殺された蛇の霊が出て「いくら加持祈祷されても早瀬の家には七代祟ってやる」というのであった。明治時代,私(田夏氏か)の母の実家の隣家にこの早瀬家の子孫の老婆が寄寓していてその愚痴話を聞いたということである。
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ヘビ 1939年 京都府 蛇にお供えするために人身御供を差し出していたが、三平という人が蛇を退治したからは蛇のかわりに鳥居に綱をつけた。
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ダイジャ 1959年 島根県 馬橋川河口にある馬橋畑という場所に住んでいた馬橋長者の土藏は、不思議なことにいくら米俵を出しても翌朝にはいっぱいであった。ある朝、いつもより早く起きてきた女中が、土藏の窓から頭を突っこんでいる大蛇を見た。躰は川を渡り、尾は社にあった。その途端に雷鳴がして女中は気絶した。その後、長者の家は滅んでしまったという。また、社の祭神は蛇体であるという。
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ダイジャ 1937年 愛知県 車を曳いて道路を歩いていたら、大蛇が横切っていた。念仏を唱えながら立往生をしていたら、人が来て、蛇も山へ上がっていった。それからもその蛇を見た人がいたが、たいてい2日は寝込んだ。
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ダイジャ 1968年 茨城県 柳沢から大荷田に行く途中で大蛇が通り抜けられなくなった。祟りがあると考えた村人は、この場所に神社を祀った。その後大蛇は出てこなくなった。
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ダイジャ 1968年 奈良県 長さ約3間、胴廻りが4尺5寸ぐらいの大蛇を見た人がいる。カボチャぐらいの胴廻りの大蛇が松の木を巻いているのを見た人もいるという。
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ダイジャ 1987年 山形県 有野に7日7夜の大雨があったとき、洪水で神室山から頭が8つで体は1つの大蛇が流されてきた。
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ダイジャ 1987年 山形県 有野に7日7夜の大雨があったとき、洪水で神室山から頭が8つで体は1つの大蛇が流されてきた。
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(ダイジャ) 1980年 兵庫県 播州赤松満祐が城外3、4里過ぎて、むこうの山を見れば、10丈ほどある大蛇が山腹を横に這って、牛1匹を丸飲みにしていた。
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ダイジャ 1962年 徳島県 大蛇が山を七巻き巻いて枕にして寝てしまい、人々は怖くて山に登らなくなったが、ほうきょうさんという神さんが追い立てて滝の中に入れてしまった。
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ヘビ,ヤマガラ,カラスヘビ 1965年 宮崎県 愛宕神社の鳥居の脇の石燈籠の下には、神の使いの蛇がいる。ヤマガラ、もしくはカラスヘビだという。
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ダイジャ 1930年 千葉県 八幡神社には主と呼ばれる大蛇が住んでいる。年に一度くらいは人目にふれるが、見た者は悪寒発熱し二三ケ月は臥床する。
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ダイジャ,イケノカミ 1967年 茨城県 不漁の為、神社に鳥居を奉納すると約束した後、魚が取れるようになる。だが神が鳥居と娘のおとりを聞き違え大蛇が娘を貰いに来た。娘は抵抗したが力尽きて池に引き込まれたが蛇に姿を変えられて松に巻きつかれた。松を切ると血が出る。おとりの霊を祀る所もある。
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ダイジャ 1964年 福島県 摺上神社の主は大蛇。摺上川の源の渕に住んでいる。大蛇はやかんほどの太さで、とぐろを巻いていたという。
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