ヤスクニジンジャ 1960年 宮崎県 河野家の屋敷にはヤスクニジンジャというものが祀られている。この神は先祖であると同時に落人でもある。祭日は旧10月23日だが、祀り方が足りないと良く祟るという。
類似事例 |
|
ジガミ 1984年 新潟県 地神をまつっていると、盗難や火事などにあわないけれども、粗末にしたり、まつり方が足りなかったりと、よくしないと祟るという。
類似事例 |
|
コンジン 1974年 秋は金気殺伐の時であり、金神の祟りが激しい。その方角を犯し普請などすると、その家に祟って男女七人を死なせる。その家で7人に足りないと、隣家の人々が充てられるという。
類似事例 |
|
アオダマ 1940年 岐阜県 アオダマは昼夜の別なく、また、時間に関係なく出てくる。
類似事例 |
|
モリキ 1977年 山梨県 神聖な木で祟りのあるある木のことをその樹種に関係なくモリキという。
類似事例 |
|
キツネ 1976年 新潟県 狐に化かされるのはあまりに利口な人か、頭の足りないくらいの人。中くらいのものは化かされないという。
類似事例 |
|
キツネ 1993年 岩手県 夕方、少し足りないお爺さんが田んぼの中を歩いていたので声をかけると、「前を歩いている人が提灯もってたから、後ろについて歩いてた」と言った。きつねに化かされていた。賢い人や馬鹿な人は狐に騙されにくい。ちょっと足りない人が騙される。
類似事例 |
|
ミサキ 1983年 岡山県 家に災難が続いた場合、それは何らかの祟りによるということがあるが、その祟るものをミサキとして祀ることもある。
類似事例 |
|
ヘビ,ナガガミ 1976年 三重県 長神を祀る家は、蛇の祟りを受けたので祀るようになった。毎月14日におこもりをする。
類似事例 |
|
ヤマノカミノタタリ 1997年 青森県 12月12日は年越しなので山に入ると山の神の祟りに触れると禅宗関係の人たちは言う。
類似事例 |
|
ロックウサン,ドクジン,オカサマサン,オフゲンサン 1983年 岡山県 イロリ、クド(カマド)、カマクド(大釜)の神としては、ロックウサン(土公神)とオカマサンである。オカマサンはカマクドの神である。土公神はイロリやカマドの神、或いは稀にカマクドの神であり、ロックウサン、ドックウサン、オドクウサン、ロク神サン、オ普賢サンなどと呼ばれる。
類似事例 |
|
ムエンボトケ 1960年 兵庫県 無縁仏は人に祟るので怖れられた。主に祀ってほしい人に祟る。度々祟る仏には、墓石に煮えたぎった茶を注ぎかけると程度が軽くなる。墓地のついた田畑などを買うと買主に祟ることがある。
類似事例 |
|
ワカミヤ 1983年 岡山県 吉永町八塔寺空では、裏山の中腹に若宮を祀っている家がある。これは、この家の血縁の者が祟っているので祀れと言われて祀り始めたものなのだという。
類似事例 |
|
カッパ 1930年 宮崎県 川岸に一人で暮らしていた後家さんが、いつ誰と関係したのかわからないが妊娠した。ピョロピョロと何人者子供が生まれたけれども部屋にはいない。河童と関係して子供を生み、河童が子供をつれて帰ったのであった。
類似事例 |
|
ナカヤマノタニ 1979年 三重県 ある家で祀っている山裾の祠をナカヤマノタニという。その家に祟ったので、祭ったという。
類似事例 |
|
イナリサマ,カジ 1944年 岩手県 マキで祀るイナリ様がある。ある時、本家で火事が出たのでイダツコに見てもらうと祀り方が悪いからだと言われた。以降、一層心して祀るようになった。
類似事例 |
|
フルジロ 1983年 愛媛県 ここにある城はフルジロと言われ、皿を貸して欲しいと頼むと十人前揃えて出してくれる。しかし、返す時に皿が足りないと必ず祟る。
類似事例 |
|
ヒノタマ,(ゾクシン) 1989年 長野県 家の屋根からヒノタマが出て墓の方へ向けて飛ぶと、その家で人が死ぬという。
類似事例 |
|
ハナノキ 1932年 愛知県 神社の境内にある木を切ったところ、関係者の身に次々と不幸が襲った。
類似事例 |
|
タタリ 1976年 沖縄県 琉球では父母が死んだ場合、直ちにその首を切り祀らなければ祟られる。その祟りは大変恐ろしいという。
類似事例 |
|
ヤシキガミ,ジヌシサン,ミサマ 1977年 和歌山県 屋敷神をジヌシさんという。どこの家にもあるという。打越ではたいていの家で巳様を祀っているが、弁天様のところもある。みいさんを祀っている間はお金に不自由しないと言う。祀るのを止めると、祟るともいう。
類似事例 |
|