カッパ 1931年 徳島県 7月14日は仏の盆である。この日は川に入ってはいけない日で、泳ぐと河童に引っ張り込まれるといわれている。
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ボン,ホトケ,(ゾクシン) 1950年 千葉県 盆に泳ぐと佛に引かれる。
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ソレイ,ムエン 1959年 山梨県 盆に先祖の霊が帰ってくる時、何人かの無縁仏を一緒に連れて帰ってくると考えられている。
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ムエンボトケ 1976年 大分県 森の地蔵様の墓地の片隅に、無縁仏がある。ある人が自分の家の墓参りに行ってお水が残っていたので、無縁仏にあげた。帰ってくると片頭が痛んで困ったので、木立にいる占い師に見てもらうと、「水が欲しくて誰かが憑いている」と言われた。そこでお水を無縁仏にあげに行くと治った。それ以来、毎朝お水をあげているという。
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ダイジャ 1963年 愛媛県 毎日丹波池で泳いでいた吾作が、盆の16日に、池の奥から出てきた大蛇に呑まれかけた。吾作はこのことを村人たちに告げた。1年後の盆の16日に若者が泳いでいると、また大蛇が出てきた。若者は村人にその事を話し、以来、盆の16日に丹波池で泳ぐものはいないという。
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ホトケ 1989年 静岡県 盆の16日は仏が帰る日だから、海で泳いではいけない。一緒に連れて行かれる。
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ムエンボトケ 1988年 長野県 無縁仏が人につくことがあり、つかれた人は仏のいる方へと夢遊病者のようになって行ってしまったということだ。占い師はそうして憑いているものが無縁仏であることと方角とを占い、供養した。
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キツネ 1971年 福島県 きつねに騙された話であるが、ある人が山へ行って、お婆さんに化けた狐に山中ひっぱりまわされたことがある。
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ボウレイ,ミサキ 1983年 岡山県 祀り手のない亡霊はミサキと呼ばれるが、これが憑くことを「ミサキがひっぱる」という。昔、ある老人が夜になって姿を消し、目も見えないのに元気な者でも通れないような崖を登ったと思われたときには、皆はkのお老人がミサキにひっぱられたのだといった。
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(ゾクシン),エンコ,カッパ 1935年 山口県 6月17日の宮島様の晩は、エンコ(カッパ)は宮島様に参っているので泳いでも引かれないという。またこの晩に泳ぐと夏病をしないという。
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ガタロウ 1973年 京都府 河太郎が馬を川にひっぱったので、ひっぱりあげてつかまえた。逃がしてやると、次の朝から毎日家の入り口に何匹かの魚が置いてあった。辛夷(こぶし)の木で魚を置くところを拵えたら、もってこなくなった。辛夷は匂いの強いものであるからのようだ。それから、辛夷の木で筏竿をしたら河太郎がひっぱらなくなった。
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メドチ 1980年 青森県 川の側の人は川で泳いでもメドチに尻を抜かれない。山の人が泳ぐとやられる。
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スッポン,シリビキマンドン 1976年 京都府 子供がすっぽんに引き込まれて死んだので、お地蔵さんを祀っている。大原神社から川の渕にまで穴がつながっていて、川で水浴びをしていると尻引きまんどん(すっぽん)に引っ張り込まれるという。盆の間、川で泳ぐと足を引かれるという。
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ボンノダイズゴハン,サカナ 1985年 愛媛県 盆の大豆ご飯を食べて泳いだら、魚が石垣に頭を並べて寝た。
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ムエンボトケ 1976年 熊本県 嫁が行方不明になり、探しに行くと、無縁仏の墓のところで眠っていた。以後、嫁は病気になり、すべての髪が抜け落ちた。無縁仏は誰かにすがろうとしているので、世話をしてくれる人に憑く。だからなにもしない方がよいのだとされた。
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カアランベー,(カッパ) 1990年 長野県 盆の16日に川へ行くと、カアランベーに引きずり込まれるといった。また、長時間泳いでいるとシンノコを抜かれるともいった。
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ガキボトケ 1998年 徳島県 盆の時にはガキボトケ(無縁仏)を祀る儀礼が行われる。ガキボトケは気のやさしい人を慕ってくると言われ、人に憑くことはないという。
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カッパ,カボソ 1970年 香川県 夏祭りが終わらないと海で泳ぐことができなかった。それより前に泳ぐとカッパ(カボソとも言う。)に尻を抜かれると言う。
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センゾ 1970年 福島県 8月16日の送り盆には先祖が帰る。
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カッパ 1959年 山形県 6月1日に水浴びすると河童にとられるといって、川海ともに泳がない日とされていた。
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ボンボトケ 1935年 長崎県 7月7日、盆仏様が明度を出立される。
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