(ゾクシン),ネコ 1936年 栃木県 猫を殺すと化けて出るという。
類似事例 |
|
ムジナ 1998年 福島県 1人で小屋に泊まっていた男のもとに、毎晩娘に化けた狢が通ってきた。そして男はだんだん痩せていった。そこで、心配した他の2人が狢を棒で殴り殺した。
類似事例 |
|
ムジナ 2001年 新潟県 狢の姿が前に見えても、本体は後ろにいる。狢に追いつこうとして倒れると、後ろの狢に憑かれて狢憑きになる。
類似事例 |
|
ムジナ 2001年 新潟県 佐渡の狢と越後の狐が知恵比べをした。狐は火事に化けて見抜かれ、狢は大名行列に化けて怪しまれず、狢が勝った。
類似事例 |
|
キツネ 2001年 新潟県 佐渡の狢と越後の狐が知恵比べをした。狐は火事に化けて見抜かれ、狢は大名行列に化けて怪しまれず、狢が勝った。
類似事例 |
|
タケベゲンゾウノボセキ 1939年 京都府 式部源蔵の墓石を動かそうとすると急病にかかる。
類似事例 |
|
クビナシ・クビキリジゾウ 1986年 埼玉県 地蔵が化けて出て首を切られた。
類似事例 |
|
キンガ 1976年 岡山県 芹沢仁右衛門という、幼少時よりたいへん猟を好む男がいた。その息子は容姿が異様で、3歳になったころから絵を描くのを好んだ。やがてその子は病気になったが、絵を指して、「ぼうはいまに死ぬ。この魚は何日に殺しなされた。この鳥はどこそこで殺しなされた。」と、まるで殺された鳥のような目で語り、やがて死んだ。その絵は、すべて父が殺した、しかも殺すのに時間がかかった魚や鳥を描いたものであった。芹沢はそれから猟をやめた。
類似事例 |
|
ムジナ 2001年 新潟県 狢が休んでいる木を切って拓いたため、狢がいたずらして急に亡くなることがある。
類似事例 |
|
ムジナ 2001年 新潟県 二本揃った松の木に狢の巣があった。ある人が酒に酔って、狢を叩き殺して足を折ったら、その人の娘の足が悪くなった。
類似事例 |
|
ムジナ 1932年 長野県 ある時、大和尚さんが狢に食い殺された。狢は大和尚さんに化けて庄屋めぐりをした。ある庄屋の家で狢であることがばれ、殺されてしまった。その庄屋の家は死絶したそうである。
類似事例 |
|
ムジナ 1990年 秋田県 狢(むじな)は夜木を切る音をさせる。
類似事例 |
|
ムジナ 1923年 茨城県 ある人が雨の日の夜に月を見て、それが狢の化けているものだと知り、油断をさせて火縄銃でその月を打ち落とした。狢は月に化けることがある。
類似事例 |
|
マツトムジナ 1989年 新潟県 人を騙す狢を退治に出かけた。進んでいくと葬式ができたと言いに来たので、村に引き返すと、亡くなったといわれた人は元気だった。人間に化けて知らせて来たのは狢だったのだろう。
類似事例 |
|
ムジナ 2001年 新潟県 狢が木の上で、尻尾で、木を切る音を出す。
類似事例 |
|
ムジナ 1940年 新潟県 なじみの寺の家族のために狢が他人の家から味噌を取ってきた。住持がすぐに返してくるように言うと、狢はその晩に返却しに行った。その後も、遅れてきた輪番を遅いぞといって驚かす狢であった。
類似事例 |
|
マツトムジナ 1989年 新潟県 真人狢にだまされて穴に閉じ込められた坊主を村の若い衆が見つけた。坊主が礼を言って念珠のひもを切ると、玉一つ一つが狢になった。真人狢が坊主に化けて仲間を逃がしたのだった。
類似事例 |
|
マツトムジナ 1989年 新潟県 狢退治を試みてつかまえて殺し、狢汁にして食べた男は殺されて、白骨化された死体となって発見された。後に大明神として祀られた。
類似事例 |
|
ムジナ 1936年 新潟県 狢の穴を掘るとその晩に畑が荒らされたため、以来穴には触らないようにした。ある時、狢が亭主に化けて町で食べ放題をした。この狢は会津戦争の時、銃声を聞いて逃げていった。
類似事例 |
|
ヤマジョロウ 1976年 徳島県 山女郎はお姫さまの姿をして出てきたり、若い娘に化けて出てくる。
類似事例 |
|
マットムジナ 1961年 新潟県 狢の穴に入ると蝋燭の火が消えて迷ってしまい出られなくなった坊さんがいた。村の人が探していると、狢の穴の入り口に下駄の足跡があった。
類似事例 |
|