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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミナリノコドモ
2000年 愛媛県
いたずら者のカミナリの子供が、ある年雷鳴が轟いた時に、家の前の古井戸に落ちてしまった。これを聞きつけた百姓が井戸に蓋をしてしまったので、子供は出られなくなり、散々に謝罪をする。百姓は謝罪を受け入れて蓋を開けると、子供は空へ飛んでいった。

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イドノカミ(ゾクシン)
1923年 京都府
井戸の神は、井戸の上で話をしていると引っ込んでしまう。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊は井戸に出る。
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カムロー,カー・カンロー
1931年 沖縄県
カムワーは井戸に住んでいて、子供などが井戸をのぞくと引き入れてしまう。古井戸をのぞくと水面の影をカムローに取られ病気になる。
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タマシ
1939年 青森県
葬式が通る沿道の井戸には、タマシが入るから、蓋をしておくといわれている。
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シロイヌノブクロヲカツイダキタナイミナリノオトコノコ
1984年 秋田県
貧しい百姓と大金持ちの農家が並んでいた。ある日、白い布袋を担いだ汚い身なりの男の子が金持ちの奥座敷から出てきて、隣の百姓の家に入って消えてしまった。その後百姓は裕福になり金持ちのほうは貧乏になった。だから見知らぬ子供でも面倒を見てやるものだ。
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リュウ
1970年 大阪府
依羅池の竜神が、百章に池の中の金物を取り除いてくれるように頼んだ。竜神はお礼に、井戸に願えば必ず雨を降らせることを約束して井戸に飛び込んだ。この井戸を竜神井と言い、井戸蓋を取れば必ず雨が降ると伝えている。
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ライシン
1933年 三重県
ある時、雷神が誤って農家の井戸に落ちた。農夫は井戸に蓋をして天に帰さなかった。雷神は自分は桑が嫌いだから桑原と唱えれば落ちないと約束して、天に帰してもらった。
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フルイド
1965年 愛媛県
昔庄屋の庭にあった古井戸で、女中が入水自殺をした。数年前まで古井戸はあったが、田にするために潰した。古井戸の付近は、何度石積みをしてもすぐに崩れるという。
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(ゾクシン),イド
1935年 山口県
井戸を埋めてはいけない、井戸を埋めると目が悪くなる、という。
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カミナリ
1933年 兵庫県
今津にある神社の井戸に雷が落ちた。神主が上から蓋をして再び落ちないように約束をした。しかし、今ではその約束も破られたのか、毎年当地には雷がよく落ちる。
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ヤマノイヌ
1935年 愛知県
百姓が落とし穴に孕んだ山の犬が落ちているのを見つけた。百姓が助けると、山の犬は山のほうへ走って行った。翌朝、百姓が何気なく戸間口を開けて見ると、見事な山鳥の雄が置いてあったという。
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カナガメ
1982年 新潟県
昔、井戸の中へ埋められたかながめが「世のなかへ出たい、出たい」といって、権兵衛家の家の井戸から火になって燃えて出る。
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オト
1984年 愛知県
じゃがらん井戸と呼ばれる井戸は、昔、近くのおじいさんが火をつけて殺されて以来、井戸に石を落とすとじゃがらんと音がする。じゃがらんとは葬式の道具。
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キツネ
1979年 鳥取県
罠にかかった狐を百姓が助ける。狐は恩返しにときれいな女の人に化けて百姓の嫁になり、豊作をもたらす。百姓は村一番の長者になった。すると嫁はこれで恩返しができた、と狐の姿に戻って山に帰ってしまった。
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カッパ
1940年 神奈川県
百姓が川に牛をつないでいると、河童が牛の尻を抜いてしまった。怒った百姓は河童を殺そうとするが、「何時も酒が出るが、底に触れてはいけない徳利」と引き換えに許した。その後、百姓は徳利の底に触れてしまい、以後、酒は出なくなった。
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アカゴ,ナキゴエ,イシ
1985年 長野県
城から落ちのびる途中で奥方が石の上で子供を産んだ。しかし子供はすぐに死んでしまい、石からは赤子の泣き声がする。供養すると泣き声は止んだ。ある時子供をあやしながらこの石の近くを通ると、不思議に子供が泣かなくなった。
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キツネ
1976年 山口県
子供がきつねの鳴き声を出しながら空を飛んで坂を登った。
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(カミナリ),(イシノカラビツ)
1982年
享保12年5月23日、御成りがあった際に、江戸より3、4里程外の麻間の地の、くれひの明神と言う社の大木の松の下に、石の韓櫃が埋められてると言う伝説が有り、誰も見た事がないことをお聞きになった。ならば掘ってみろと仰せられたので百姓10人程で3、4尺程掘ったら、たちまち空が曇り、雷が3つ百姓に落ち、百姓たちは微塵になった。将軍の前にも1つ落ちた。
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(フルイド)
1980年
使わなくなった井戸を埋める場合、古い井戸の水を少し新しい井戸に入れ、お神酒を入れて祝詞を上げ、不浄の土を用いて埋めなければならない。そうせずに放置しておいた家は、眼病にかかる者が多い。
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イカヅチ
1952年 神奈川県
カミナリ岩のカミナリの穴に、昔、イカヅチが棲んでいた。この穴を麻がらでかきまわすと必ず雨が降る。今はそこで雨乞いをする。
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ショウトクタイシ,カミナリ
1932年 奈良県
雨が降り続いた後、井戸に雷が落ちた。その後、上から聖徳太子が落ちてきて、大きな岩で井戸にふたをした。それ以来、雷はそこへ落ちない。
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