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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミナリ,ネコノヨウナモノ
1921年 京都府
お宮のお旅の松木に落雷があった。見ていた老婆は、雷は猫のようなもので手に毛がはえていて、松の木をよじ登って迎えにきた雲に乗って走り去ったと話した。

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ネコマタ
1931年 香川県
老婆がかわいがっていた猫が年を経て猫またになった。猫または老婆を食い殺し、自分が老婆に化けていた。猫または老婆の息子に斬り殺されると、元の姿に戻った。
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オニ
1958年 香川県
角がはえて生まれてきた赤ん坊は鬼子と呼び、鬼が迎えにきたのだという。
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フネ,アミダサマ,ムカエ
1990年 高知県
死の前に阿弥陀様が迎えに来てくれるという。紫の雲に乗ってくるとも、船に乗ってくるともいう。船に乗ろうとしたら「乗っちゃいかん」と言われて生き返った人もいたという。
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カミナリ
1960年
雷が落ちたところには必ず脱毛、爪痕がある。すなわち、雷は全体が火におおわれた獣の一種である。火の中を見ることはできないので、古今まったく雷の本当の形を見たものはいない。小猫のようなものであるという。また、雷は形の無いものではなく、六畜雄鶏のようなものでもない。雷を捕えたという者がいるが、それは本当の雷ではない。
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ヤマノカミ,タタリ
1958年 福井県
山の神の日に、ばあさんが山へぜんまいを取りに行った。毛のはえたものが手にふれ、自分の手を見たら、自分の手も毛むくじゃらになっていた。びっくりして家に帰ると息が絶えた。山の神のたたりだという。
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(ゾクシン),カミナリサマ,ネコ
1933年 神奈川県
雷が鳴っているときは猫を抱いていてはいけない。猫は魔物なので、雷様が乗り移るという。
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ロウバ,ロウビョウ
1976年
本所で30数年間猫を飼っている老婆がいた。猫が死んだら行李に入れて棚に上げて、毎日取り出して見ていた。この老婆は白髪の猫のような顔であった。後に人に殺されたが、半日ほどしたら老猫になった。
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シンリョウ
1977年
竜は気をふいて雲を生じさせ、その雲に乗って飛ぶ。
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フネ
1990年 高知県
人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくるが、生き返りそうな人が乗ろうとすると「乗られん、乗られん」といわれ、乗ることが出来ないという。
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トラネコ,カミナリ
1969年 秋田県
虎猫は普段は山の上で遊んでいるが、天気が悪くなって雲が低くなると、雲に乗って天に登って雷になり、地上に雷を落とす。落ちた後には、虎猫の爪跡が残っている。
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カミナリ
1966年 静岡県
雷は地の底にいるナマズか猫のようなもの。雷除けには、縁側に線香を立て、念仏や「クワバラクワバラ」を唱える。雷の落ちた木を雷木と言い、焚き物にしない。
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(ババギツネ)
1979年 愛知県
阿部四郎五郎というひとが、わが手に乗ったら手とともに斬ろうといったところ、そのような人の手には乗らないといった。
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ヒトダマ
1938年 福島県
明治35年までのことである。下坂の新坂からヒトダマのようなものがフワフワと出て、お宮の南のあたりで消えたかと思うと、また現れる。お宮の中に人がいるとお宮に入らないのだという。
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ヒノクルマ
1989年 茨城県
小雨が降る夕方に火の車が出る。人が近づくと「乗ったか」と声をかけるが、返事をするまで決して離れようとしない。「乗ったァ」と答えると、走り去って行くと言う。
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ライフ,ライジン,ライカン,ライサン,ライボク
1973年
雷が墜ちた土地には、雷斧・雷碪・雷環・雷鑽・雷墨などの霹靂碪と思われものが落ちている。これはみな形が違うが同じものである。
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カミナリ,ネコ
1967年 高知県
雷が通夜と納棺の間に死骸を奪うという話がある。雷様の正体は猫だから、猫を葬列に近づけないようにすることもある。
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イカズチ,ミタマ
1980年
雷の本質を陰陽の闘いと解釈するのは間違いで、雷が落ちた所の火には必ず霊(ミタマ)があり、最近も雷を軽く見た人間に突然落雷して身が裂かれたこともあった。
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テング
2001年 宮崎県
正手の清武川沿いの丘の上に大きな松の木があり、天狗松と呼んでいた。よく雷が落ち台風や落雷のたびに枝が折れとうとう倒れてしまった。
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ライコウ
1952年 三重県
雷が池の近くに落ちたので、近くにいた老婆が盥を伏せた。雷公がこれからは落ちないと約束したので、以後この地方には落雷がない。
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カミナリ
1940年 新潟県
堂を建てる以前に杉の木があった。杉の木に落ちた雷が、雲を呼んで昇天しようとしたが、大将軍に怒られることになった。それ以来、この場所には落雷がないという。
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ネコ
1989年 鹿児島県
昔は、死んだ人が悪いことをした人だった場合、猫が火の車に乗って迎えに来るといった。
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