ウシコ,ウマ,(カマドカミ) 1980年 ある家で牛に子が生まれたところ、必ず竈の前に行くという。馬もまた同じである。往年、牛の出産を見た時に、すぐに竈の前に行って、如何にも竈神を拝するようであった。田舎の諺に、牛が生まれて竈神を参るのは、生涯車引きの牛にならぬように願っているのだという。
類似事例 |
|
カマドノヒ 1980年 竈所の火は神と思って、うやうやしく接しなければならない。竈所の火を穢すと必ず災いが降りかかる。
類似事例 |
|
イナリ 1969年 三重県 稲荷信仰に熱中した人が、気が狂って、祈祷で治った。
類似事例 |
|
カマドガミ 1978年 広島県 竈神はその家がなくなっても絶対にそこから去るものではない。所有権が移った後も、その地を耕作する者は竈跡だけは鍬を入れてはいけない。さわると祟られるといわれる。
類似事例 |
|
カミノケ,カマド,キョウジン,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 髪の毛を竈にくべると狂人になるという。
類似事例 |
|
キツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 キツネが人に憑くことがあるという。憑かれると、気が狂ったようになり、わめいたりするという。離すときは祈とうしたもらったという。
類似事例 |
|
キツネノヨメイリ 1998年 奈良県 12月31日に耳成山で狐の嫁入りを見ることができる。人によっては、狐が駕籠に乗っているのだとも言う。喧しくすると、火は消えてしまう。
類似事例 |
|
ムジナノタタリ 1984年 新潟県 炭山で仕事をしていて、寝ているムジナに小便をかけてしまい、その祟りで気が狂った男がいたという。
類似事例 |
|
キツネ 1980年 青森県 大正時代、ある家の人が豆柿を食いに来たキツネを鉄砲で撃った。その人は気が狂った。
類似事例 |
|
キツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は気が狂ったようになり、神様の前に行くのを嫌がった。神主に祈とうしてもらって離したという。
類似事例 |
|
イドノカミサマ,(ゾクシン) 1933年 兵庫県 飾磨郡では、竈の上に刃物を置くと、井戸の神様が泣くという。
類似事例 |
|
ヘビ,(ツキモノ) 1989年 長野県 ヘビが人に憑くことがあるという。憑かれた人は気が狂ったようになり、神様の前に行くのを嫌がった。神主に祈とうしてもらって離したという。
類似事例 |
|
イズナ,(ツキモノ) 1989年 長野県 イズナが人に憑くことがあるという。憑かれた人は気が狂ったようになり、神様の前に行くのを嫌がった。神主に祈とうしてもらって離したという。
類似事例 |
|
キツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は気が狂ったようになり、キツネや動物に似てきた。離すときは、祈とうしてもらった。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1982年 群馬県 囲炉裏に関する俗信一束。ネギを燃やすと荒神様が怒る、爪を火にくべると気が狂う、など。
類似事例 |
|
モモンガ 1989年 長野県 逢魔が時(黄昏)には、モモンガが出るので外出してはいけない。年寄りの姿で出るのを見ると気が狂うとか、病気で死んでしまう人もいるという。
類似事例 |
|
(カマドカミ),オコゼ 1980年 東備の田間で瘧を患っている者がいれば、竈神に鰧魚(オコゼ)を供えて祈願すれば、瘧はたちまち癒えるという。オコゼは竈神の好物なので、他の魚では霊験がないという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 2001年 鹿児島県 竈は北向きに造らない。造ると家が滅ぶという。
類似事例 |
|
イズナ,(ツキモノ) 1989年 長野県 イズナが人に憑くと、憑かれた人は気が狂ったような状態になり、様々なことを口走った。テンゴンサマという祈とう師に払ってもらったという。
類似事例 |
|
キョウジンイシ,テング 1936年 岐阜県 高さ5尺余りの石で触ると気が狂うと言われている。また付近には天狗が住んでいて、天狗の機嫌に触ると石段から投げ落とされると言われている。実際に投げられた子供もいるが、怪我をしなかったという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),イキリョウ 1935年 山口県 生霊が人に憑くことがある。頭にとり憑き、女の場合はそこの毛がもつれて解けなくなる。取りつかれた人は気が狂ったようになる。
類似事例 |
|