カッパ 1994年 熊本県 厠で河童が和尚に悪戯をし、腕を取られてしまう。河童は美女に化け、腕を返してくれるよう毎日懇願する。哀れに思った和尚から腕を返してもらった代わり、カンゾー淵からシュージ渕の間では、子供には悪戯しないし水死者も出さない、と約束した。
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カッパ 1955年 鹿児島県 河童が子どもをさらうとして恐れられる場所に突き立つ岩があり、その上で座禅を続ける和尚がいた。ある年の暮れ、和尚の前に7、8歳の男の子が現れて寺の書物を欲しがった。それを河童の化身と和尚が見抜くと、河童は正体を現した。和尚が本を与えると、その礼として河童は水難を逃れる剣を和尚に渡した。
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カッパノヒヤク 1986年 埼玉県 池山と呼ばれる池があった。農夫がここで草を刈っていると一匹の河童が現れ、いたずらを始めた。追っても追ってもいたずらをやめないので、農夫は持っていた鎌で河童の腕を切り落とすと、河童は池の方へ逃げて行った。農夫はそれを持ち帰った。その晩、農夫の家に河童が美しい女の姿で現れ、昼間の行いを謝罪し、腕を返してもらうよう頼んできたので、農夫は腕を返してやった。すると河童はお礼に、切れた腕でも足でもつなぐ薬の作り方を教えて立ち去った。
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テング 1974年 栃木県 下野国宇都宮あたりにある東盧山盛高寺の祥貞和尚が、ある時天狗に腕を貸してくれと言われた。和尚は手を引抜いて持っていかれては困ると言うと、天狗はそういうことはしないが、ただ手を貸すと言ってくれと頼む。そこで和尚が貸す言うと天狗は感謝して帰ったが、和尚の腕は短くなった。しかし30日ほどたった時に、天狗が再びやってきて腕を返すと言い、火除けの銅印をくれたという。その日から和尚の腕はもとにもどり、またその書は火防になった。
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カッパ 1985年 熊本県 網にかかった河童の腕を切り落としたところ、子河童が現れ腕と引き換えに赤痢止めの妙薬を伝えた。
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カッパ 1957年 新潟県 馬が暴れるので引っ張りあげると、河童も一緒についてきた。翌日馬小屋に目の光るものがいたので、河童だと思って腕を切り落とした。その腕を返してほしいと来た河童は、代わりに妙薬アイスの処方を教えた。
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カッパ 1979年 岐阜県 徳川三代将軍の時代に建てられた道場に、丈元という僧がいた。小姓淵の河童が毎夜胡瓜を盗みに来るので、丈元は捕らえて腕をもぎ取ってしまった。河童は泣きながら跪いて「以来この川筋には棲まないから腕を返してください」と謝ったので、証文を取って腕を返した。以来この川筋から河童はいなくなった。この証文はもう今はないという。
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カッパ 2002年 山梨県 農家の池の河童が毎夜厠に現れて手を出すので、包丁で手を切り落とした。傷薬の薬方と引き換えに腕を返した。その河童と関係する河童石というものがあった。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1949年 熊本県 河童の腕は抜けやすい。
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カッパ,ウデ,タタリ 1915年 新潟県 あだ名を河童六という百姓がいた。その先代の者が河童と戦って片腕を切り落とした。河童が哀願したにもかかわらずその腕を返さなかった。そのため河童の恨みを買い、その子孫は代々手に黒い色の筋があるという。
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カッパ 1935年 新潟県 馬の脚を引く河童の腕を切り落とした。その夜、河童がやってきて手を返して欲しいと言う。手を返す代わりに妙薬の調合法を教わった。
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