マヨケ,ウマノクツ 1981年 山形県 はきかえ用の馬の沓を拾ったら、軒下に下げておくと魔除けになる。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1984年 新潟県 災難除けに関する俗信。ハリフグ(針千本)を入口に下げ、魔除けにする。オコゼの頭を下げる、など。
類似事例 |
|
テング 1981年 和歌山県 天狗は熊野山のお使いなので、面を飾っておくと魔除けになる。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 2001年 鹿児島県 雷が鳴るときは、布切れで作った左綱に火を点けくすぶらせながら軒下に下げておいたり、庭に投げつけておくと落雷の心配はないと言う。往事は軒下に左綱を下げその下に水桶を置いて杓子を添えて放置していた。これはウヤホウの神が落雷の出火を消してくれるからという。
類似事例 |
|
ネコ 1986年 埼玉県 死人の上に鎌や刀などを置いておく。これは魔除けだとか、猫が飛ぶのを避けるためだとかいう。
類似事例 |
|
ヤクガミサマ 1963年 福島県 2月7日の晩にはメカゴを竹につけて屋根の上にかかげたり、門口においたりする。また、木戸口では藁殻でにんにくをいぶす。2月8日は厄神さまが天から降りてくる日でこれらで家に入れないようにする。
類似事例 |
|
ミカリバアサマ 1977年 神奈川県 2月の年越しの日には、ゴマメの頭と大豆の殻をヒイラギの枝に結んで、大戸口にさしておく。この日にはミカリバアサマが通るというので、目籠を屋根へ放り投げる。
類似事例 |
|
(タビノオトコ),ワラジ 1990年 長野県 ある人が、三十畳ほどもある大石の上でわらじを作り、それを軒下に下げていた。すると旅の乞食のような人が来て、泊めてくれないかと頼んだ。快く泊めると、翌朝男が帰った後、下げておいたわらじが全部小判になっていたという。
類似事例 |
|
ダイズ 1952年 神奈川県 ある家の天井から大豆が降った。イチッコによると、災難が来ることを八幡様が教えられたのだと言い、みなで八幡神社にお籠りして、大豆を神前に供えてから食べた。
類似事例 |
|
ヒョウ 1981年 山形県 土用の丑の日にヒョウ(スベリヒユ)をつんで軒下に吊るすと魔除けになる。元旦にはひょっとしたことがないようにヒョウを食べる。
類似事例 |
|
キンキ 1981年 山形県 大舟では熊を捕ってはならないという禁忌がある。熊狩りを見ただけでも腹病みをしたという人もいる。
類似事例 |
|
マメ 1976年 京都府 文安元年3月4日、豆が降った。洛中の男女は虚空より大豆、小豆が降ったと皆申した。雨の降る時に混ざって降り、下女が拾ってきたのを見れば、大豆のようであるが大豆ではなく、米の実のようでもあった。
類似事例 |
|
イワナ 1936年 岐阜県 笹餅を作って端午の節句を祝っていると旅僧が現れ笹餅を村人から貰ってまわった。翌日岩魚釣りに出かけた人が1尺程の岩魚が笹餅を食べて死んでいるのを発見した。それ以来笹餅を作らなくなった。
類似事例 |
|
ダイズノゴトキモノ 1976年 宝永2年に大豆のごとき物が降った。
類似事例 |
|
アヤカシ,セツブン,ダイズ 1916年 新潟県 海上であやかしがついた時は、節分の豆を海に撒けば魔除けになる。
類似事例 |
|
クマノテアライユ 1951年 長野県 一人の猟師が熊を矢で射止めたが、熊の後を追うと、熊は温泉の湯に手を入れて洗っていた。その後狩人は傷を負ったとき、その湯で洗うと傷が治った。これが野沢温泉の熊の手洗い湯のおこりだという。
類似事例 |
|
タロウボウ 1976年 京都府 太郎坊は魔所であるため、地主の魔を祭っているのだろう。
類似事例 |
|
(ササウオ) 1980年 岐阜県 飛騨国の谷間には笹が多く生えているが、その中に魚の形に似た物が生える時がある。頭と思われるところが笹に付いており、3月から4月になると動き出し、水中に落ちると魚になる。ゆえにその地では笹魚と呼ばれている。
類似事例 |
|
イモムシ 1965年 岩手県 芋虫を殺すと、大豆が不作になるという。
類似事例 |
|
オオカミ 1986年 奈良県 山で弁当を食べたとき、箸を半分に折って捨てる。そうするとオオカミの魔除けになる。
類似事例 |
|
ネコ 1984年 愛媛県 猫が通ると死者が立ち上がったり這い出すので、魔除けに刃物を置く。
類似事例 |
|