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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ライコウ
1931年 大阪府
800年ほど前、桑原の地に重源上人と寺働きの老女がいた。ある日、雷公が老女の臍を狙って飛来してきた。しかし、上人と老女によって懲らしめられ、命からがら逃げ帰る。以来、桑原には一度の落雷もないという。

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タヌキノカイ
1974年 東京都
文政11年3月ある家に仕える身寄りのない老女が病気になり、しばらく息をしなかった。以来様子がおかしくなり老女の周りに狸が現れるようになった。病が悪化したある夜老女の所へ阿弥陀が現れ手を引いていった。同じ頃老女の部屋に狸が入るのを見た者がいた。思うに、一度死んだ時に、その死体に老狸がついたのであろう。
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カワウソ
1991年 石川県
カワウソに老女が化かされた。
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クワバラ
1942年 岩手県
雷雨の時、桑原桑原と7回唱えると、その人を避けて落雷する。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
雷除けには鳴り出したときに「桑原桑原」と言う。
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カミナリ
1921年 大阪府
桑原の井に落雷があり、井から上ろうとするときに村民が井の上にふたをしたため、雷が大変苦しみ、二度とこの地に落ちないと言うので許された。それから桑原桑原といえば雷が落ちないという。
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クワバラ
1974年 京都府
桑原という所に菅原道真が治めた領地があり、延長の頃に他の土地にはたびたび雷が落ちたが、この桑原には落ちなかった。それによって京中の児女子は雷が鳴る時には「桑原桑原」という。
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クワバラ
1974年 京都府
桑原という場所は、昔菅家が治めた土地である。延長年間に多くのところで雷が墜ちたが、この桑原には一度も墜ちず、雷の災害はなかったという。これによって京中の子どもや女子は、雷の鳴る時は「桑原々々」と言って呪すようになった。
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イヌガミ
1951年 徳島県
老女が急に泣いたり、情緒不安定になった。おどしてみると犬のように犬神持ちの家のほうに走り去っていった。老女は倒れてしまったが、介抱すると元に戻り、自分が何をしたのかは覚えていなかった。
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ダイシ
1934年 長野県
信心深い老女が、11月23日の晩、大師に差し上げる物が無くて、芋大根を他人の畑から盗んできた。老女の足がデンボ(びっこ)だったので、発覚して罰せられないように、ダイシが雪を降らせて足跡を隠した。
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シチニンミチユキ
1940年 香川県
ある老女が行水をしていたところ、生暖かい風と共に近付く足音が聞えるが、姿は見えない。ますます足音が近くなったところで、老女は何かの力で田の中に投げ出され、大怪我をした。七人道行という神の通路に当たっていたので、このようになったと人々は噂した。
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クワバラ
1943年 埼玉県
雷の鳴ったとき、線香を立てて「遠くの桑原遠くの桑原」と言うと雷が遠くへ逃げていく。
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クワバライ,カミナリ
1974年 大阪府
和泉国和泉郡に桑原井があり、住人が言うには昔雷がこの井戸に落ち、登ろうとした時に人々は井戸の上に蓋を置いて雷を責めた。苦しんだ雷はこの近くには落ちないと誓ったので助けてやった。それからここに雷が墜ちる事はなかったので、雷鳴の時は桑原桑原と唱えるという。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ
1984年 長野県
九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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ダイシ
1934年 京都府
貧しい老女が、11月23日の晩、ダイシに差し上げる物が無くて、人の田の稲を盗み、団子を作って出した。老女の足がすりこぎのようだったので、ダイシが哀れんで雪を降らせて足跡を隠した。
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イエジンサン
1996年 山梨県
ある家の人が、顔見知りの上人が役人に捕えられたときに、庇い立てしてやらなかったせいでその上人は処刑されてしまった。それからその家には病気や流産などの不幸が続いて、上人のたたりとされ、その上人をイエジンサンとして祀った。
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カミナリ,クワ
1916年 宮崎県
昔、鎌がかかっている桑の木に雷が落ちた。雷はその釜に切られて亡くなった。それから雷は桑の木を恐れて落ちなくなった。そのため雷鳴の時、桑原桑原と言うのである。
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ダイジャ,カエル
1962年 石川県
老女は大蛇に自分の娘を嫁がせる約束をした。しかし、娘は針と塩を使ってその大蛇を退治した。
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ライ
1915年 兵庫県
ある時、寺の井戸に雷が落ちた。和尚が井戸に蓋をしたため天井に昇れなくなった。雷は陳謝し、桑原には永久に落ちないと約束して、その証拠に手形を記して許された。それ以来、雷は桑原と聞くと他所に鳴って行く。その寺では猫の手のような墨の痕がついた古い紙を大切に保存している。
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オンンメサマ,ウブメ
1977年 神奈川県
昔、大巧寺の上人が川にかかる橋を通りかかったところ、赤ん坊を抱いたウブメに出会った。冥土の苦難を訴えるウブメに上人が経をあげて回向してやると、その心は鎮められた。数日後、美しい女が上人の前に現れ、お礼として1包みの金を置いていった。上人はこれで宝塔を作ったのだが、それが今日も大巧寺にある。
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ツメタテ
1956年 岐阜県
ツメタテの取り付いた人は身体に獣の爪を立てられたような傷痕ができる。ツメタテスジの人が取り付いたときに爪を立てるからだという。クダギツネは背に筋があって、尻尾が大きく、天上を逆に歩くことが出来る。30年ほど前、老女が赤子「ああ可愛い」言った後、3月で赤子は死んだ。人の爪で掴んだような跡があり、老女の生霊の仕業だと言われた。
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イトマゴイ
1964年 福島県
ある老女が朝早くから友達や親類を回って歩いた夜に突然死んだ。「いとまごいに歩いたのだ」と村人はうわさした。
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