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検索対象事例

カタハノアシ
1989年 山梨県
天皇が片葉の葦を指差したので、今も片葉の葦が生える。

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カタハノアシ
1989年 山梨県
奈良田の片葉の葦は天皇が植えたのではなく、天皇の後を慕ってその方向になびいたもので、また1説には葦の葉はすべて婦人の神である奈良田神社の方へ向いているという。村人や西山温泉の湯治客はこの葦をお産のお守りに用いたりしていた。特に塩ノ池周辺の葦でないと利益が薄いという人もいる。
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カタバノアシ
1981年 山形県
小町の怨霊のたたりで、鬼面川の岸に生える葦はすべて片葉の葦だという。
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エンシュウナナフシギ
1983年 静岡県
遠州七不思議のひとつに片葉の葦の話がある。秀吉が毎朝釜の切れ味を試したので片葉になったのだという。
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カタハノアシ,カタメノフナ
1967年 福島県
梁川の正宗公お誕生産湯の池には片葉の葦と片目の鮒がある。
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クロヌマ,カタメノフナ,カタハノアシ
1956年 宮城県
昔、黒沼のほとりに観音堂があったが、それを建てた満海上人は片目であったという。沼の鮒もみな片目で、芦も片葉であった。ほか、葦ヶ池の片葉の葦(白石市)、生出(おいで)八幡御手洗池の片目鮒と片葉芦(仙台市太白区生出),真野萱原の片葉芦(石巻市真野),蜂清水の片葉の芦(柴田郡柴田町舟追)。
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カタハノアシ
1989年 山梨県
天皇の御還幸の後を慕って数万本の葦が片葉となり、勅使が奈良田に入ると、今の中巨摩郡芦安村御勅使川の方向を指した。
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キツネ,タヌキ
1998年 奈良県
京都からおじいさんとご馳走を持って帰っていた時、おじいさんが川に生えている葦の中に入っていった。道ではないと言っても、おじいさんは葦の中に入っていき、そして川の中にはまってしまった。狐か狸かが騙したのだろう。ご馳走は持っていかれなかった。
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カタバアシ
1981年 山形県
片葉葦になった3つの理由。小町の袖が触れたため。小町に道を教えるため。怨霊のたたりのため。
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キツネ
1997年 青森県
家に帰る途中、萱や葦の中から人の声が聞こえた。その声についていったら道に迷った。きつねの仕業。
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シンラン,ヘビ,カンゼオン,イシ
1935年 山梨県
この付近の川辺を親鸞が歩いてると、美人が現れて助けを求め消えた。この話を宿泊先の小俣重澄に話すと、その娘お葦が近くに住む僧に惚れたが、僧は拒否し、お葦は川に投身する。間もなく川辺に毒蛇が現れて僧を食い殺したという。そこで哀れに思った親鸞は、川原の石に名号を書いて池に投げる。するとお葦、僧は観世音の大士、勢士となり、石に導かれて西南の空に消えた。蛇は観世音となった。
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テング
1922年 神奈川県
八手の葉は天狗が団扇に使うのでこれを天狗ッ葉という。
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ヘビ
1939年 京都府
ソロ葦の生い茂っている中で大蛇を見つけた人が、5日間頭が上がらなくなった。
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オオカミ,キツネ
1938年 長野県
50歳くらいの人が酒に酔って夜の山道を歩いていたら狼がいるような気がしたが、実は葉芋の葉だった。
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ナナフシギ
1972年 茨城県
高道祖の七不思議。鏡ヶ池、逗孔塚、庚猫塚、片葉の葦、弥六ヶ清水、筑波かくし、乳草ヶ池について。
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ナナフシギ
1963年 茨城県
高道祖の七不思議。鏡ヶ池、逗孔塚、庚猫塚、片葉の葦、弥六ヶ清水、筑波かくし、乳草ヶ池について。
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カッパ
1964年 神奈川県
間馬川で五郎兵衛が馬を洗っているとカッパに引かれた。殺そうとすると手を合わせるので助けた。その後カッパはお礼に酒の出る徳利をくれた。また子供が泳いでも安全な場所には片葉の葦を生やすと約束した。
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ハ,(ゾクシン)
1936年 和歌山県 奈良県
高野山では万年草の葉を水に流して葉の色が変わると故郷に変事があるといわれる。奈良春日神社では、青木の葉を引き裂いてまっすぐなら故郷を安堵したという。
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ヤナギ
1998年 静岡
柳の葉を踏むと幽霊が来る。
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アマノジャク
1975年 山形県
弘法大師が最上川のほとりを歩いていると、川上から蕗の葉が流れてきて、その下から光が差していた。杖で葉をかき分けると大日如来の梵字が現れた。次から次へと流れてくる葉が皆そうなので、川上に大日如来がいるに違いないと川を上ると、湯殿山の滝壷で天邪鬼が滝壷に浮かんでくる梵字を隠そうと蕗の葉をかぶせていたので、弘法大師は天邪鬼を仙人岳に封じた。
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コマチノオンリョウ
1976年 山形県
小野小町が湯に入り、身体も良くなったときに川面の水に写った自分の顔を見ると鬼のような顔だったから、この川を鬼面川と呼ぶようになった。小町の怨霊の祟りで、鬼面川の岸に生える葦は全て片葉だという。昔はこの川で毎年のように子供が水死し、これは怨霊を鎮めるための人身御供だといわれた。
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クサマジナイ
1964年 福島県
ささの葉で皮膚のただれたくさぼの上をはらい、「朝日さすころかの山の草の根を切って草をからす、葉を切って根を枯らす」と三度口の中でとなえてから、ささの葉を川へ流す。
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