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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムシノシラセ
1936年 鳥取県
岩倉の私の家に熊澤某なる人が訪ねて来て、金を借りていった。程なく金を返しに来たが、金を持って帰ると金を無心した弟がいなかったという。翌日、弟は死んだということであった。

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ハクオウサマ
1991年 愛媛県
白王様の大岩の近くに金が埋まっていると信じて掘った人があったが、金は出ず、妻が病になった。
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ヨバイボシ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
流星が消えないうちに「夜這い星金くれ」と3回唱えると金ができる。
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コンジン
1968年 佐賀県
金神とは地の神様のこと。金神のお祓いをしないで悪い方から土を取ると、三年塞がりといって病気が起こるという。
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オニ
1941年 朝鮮
ある兄弟の乞食がいた。兄は心がよくなく、弟は良い心の持ち主だった。弟が物を沢山貰うのを妬み、兄が弟の目を棒で突き刺し、弟は盲目になった。ある日弟は固い栗を拾い、ある空き家の二階で休んでいると、鬼が目の癒し方を話している。弟が栗を囓ると音が大きく、それに驚いた鬼たちは逃げた。弟は言うとおり木の葉で目を洗うと目が見えるようになり、鬼たちの置いていった宝で大金持ちになった。兄も同じように目を潰し弟のようにしたが、逆に鬼に殺されてしまった。
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(シニンノシャッキントリ)
1982年 群馬県
沼田のある家で16歳の娘が亡くなった。葬儀の相談をしていたところ、死んだ娘が動いて戸を開けようとしていて、取っ組み合いになり、皆逃げた。おじさんが引返して話を聞くと、「この家に金を貸して死んだ六部がいて、その金を取って来るまでわたしを行かせないというので、取立てにきた」と言った。家のものに確かめるとそういうことがあったというので、娘の手に金を握らせると、ばったり倒れて動かなくなった。
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リョウシノボウレイ
1982年 宮城県
漁師が難破して覚悟を決め、供養の金を胴巻に巻いたまま浜に打ち上げられた。見つけた人は金だけとって死体を海に打ち捨てた。金を取った人は金持ちになり、子どももできて幸せだったが、子どもがいなくなってしまった。回国様に聞くと恐山にいるという。行って寺の和尚に相談すると、「その子を呼んでやるがわしの衣の陰から出るな、決してすがるな」という。やがて子どもが来て和尚に「自分は漁師の亡霊の生まれ変わりだ」と言った。金を取った人が泣き崩れ、気がつくとそこは寺ではなく衣杉の下にうずくまっていた。その人は家には帰らなかった。
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コンジンサマ
1991年 静岡県
金神様は荒い神様で様々な祟りを為す。屋敷や畑地の土を動かす場合には、必ず禰宜を頼んで拝んでもらう。金神除けは庚申の日に行なう。金神様を確かめずに不用意に杭を打ったりすると、歯痛や病気になったりする。そういうときは御嶽行者に頼む。伊勢猿田彦神社のお砂は金神除けに効果がある。
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カネンヌシ
1932年 熊本県
大晦日の真夜中、金ン主という妖怪が出る。金ン主と力比べをして勝つと、大金持ちになるという。金ン主は武士の姿で現れるともいう。
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カッパ
1980年 和歌山県
河童は人が欲しいと思うものになって現れる。金の棒が欲しいと思うと、金の棒になって現れる。取ろうとすると引き込まれる。
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オニ
1966年 山形県
鬼の博打の金を地蔵の助けで手に入れた人のことを知ったある爺が、真似をして自分も金を手に入れようとしたが、途中で笑ってしまって鬼に気づかれ、殺されんばかりにいじめられ、命からがら泣きながら帰っていったという。
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カネンヌシ
1939年 熊本県
肥後の天草島では大晦日の真夜中、金ン主という妖怪が出る。金ン主と力比べをして勝つと、大金持ちになるという。金ン主は武士の姿で現れるともいう。
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ムスウノテ,シャシン
1999年 栃木県
ある姉弟が海に行き、弟が海に飛び込むところを写真に撮った。しかし弟は飛び込んだまま帰ってこなかった。1ヶ月後に現像された写真を見てみると、まさに海に飛び込もうとしている弟を、海から突き出た無数の手が掴んでいた。
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キンノタマ
1989年 山梨県
7年か10年前に金の玉が盗まれたが、盗んで持って下りた人が持っていられなくて返してきた。
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(シノシラセ)
1967年 愛媛県
船乗りだった弟が死んだとき、鳥がマストの上に来て鳴き、嫁の夢枕にも弟が出た。仏が出て来るときには、ことばはその国の訛りになると言う。
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リュウ
1934年 秋田県
昔、兄弟が淵の底から朱を取って暮らしていた。弟は朱を独り占めしようとして、一計を案じ、兄が淵にいけないようにした。その後、弟が朱を取りに行くと、弟が作って置いた竜が生きていて、弟を飲み込んでしまった。
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イナリ
1975年 山口県
稲荷に、金を授けてもらい代わりに、死んだら体をやらなければならない。
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ヨアケノノナカデノコエ
1953年 青森県
年の暮れに困って遠い親類へ金を借りに行くと、夜明けに野中で呼び止められ、「金は借りられぬ。それよりも家へ戻って油鍋で小豆を煮よ」と言われ、そのとおりにすると、カギの上からヨイカといって何かとびこみ、それから長者になった。
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フチノヌシ
1991年 長野県
沢にいた大蛇を金の弾で撃ち頭部を薬用として持ち帰って保存していた。家が焼失した際に、金の弾だけでもと探したが見つからなかった。
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カネガミサン
1962年 徳島県
2階から小便をすると金神さんに祟られる。
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タタリ
1930年 新潟県
昔、げんどうろくという人が、年貢の金を盗まれ、首をくくって死んだ。盗んだ人はその金で茶屋をはじめたが、代々その家からは片輪者が出たので、祟りだと怖れて、坊さんを呼び供養をした。
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コンジンサマ
1982年 群馬県
金神様はおっかない神様。どこにいるかわからない。言う事を聞かない人のことを俗に「あいつは金神様だ」などというくらい因業な神様。
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