ダイジャ 1937年 愛知県 大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
類似事例 |
|
ダイジャ 1982年 滋賀県 松の丸太のようなところに腰掛けて煙草を吸っていたが、お尻がむずむずする。見ると大蛇の上に座っていたのだった。大蛇を見に行く人がいたが見られなかった。
類似事例 |
|
ヘビ 1968年 奈良県 一升徳利ぐらいの太さの大蛇を見た人がいる。また一丈ほどの大蛇の骨を見た人もいる。
類似事例 |
|
ダイジャ 1990年 長野県 松岡の男性が田溝池の大蛇を見た。すると昼間に人に姿を見られた大蛇が怒って土手を切って逃げた。結果、死者が出たり家が流されたりして大惨事になった。大蛇を見た人の家人は全員死んでしまったという。
類似事例 |
|
ヘビ 1998年 富山県 蔵で大蛇を見た人は金持ちになるといわれる。実際に土蔵で見た人は、財を成した。蛇は家の守り神だとも言われる。
類似事例 |
|
ダイジャ 1993年 岩手県 毘沙門山の杉林の沼に大蛇がいた。大蛇が昼寝をしているのを和尚が見てしまった。大蛇は二度と見ないよう言ったが、和尚はまた見てしまった。大蛇は怒って和尚を追いかけた。和尚は猿ヶ石川に沿って逃げ、大蛇も川を下って追いかけた。立花と言う所で「成島恋し」と言って振り返ったとたんに石になってしまった。大蛇も川の中で石になってしまった。それが坊主石と蛇石。
類似事例 |
|
ダイジャ 1979年 茨城県 開墾しようとした土地には昔から住む大蛇がいたので、始める前に大蛇退散の祈祷をした。工事終了後の田植えの頃、大蛇が現れ、その姿を見た村人は死んでいった。人々は神社を建て竜神社と名付けて大蛇を祀った。
類似事例 |
|
ダイジャ 1937年 新潟県 竹薮の中では大蛇が木の株に化けて出る。昔近くの家では病人が絶えないので、巫女に見てもらうと、大蛇の祟りだと言われた。そのため、大蛇を祀ってからというもの、ここでは大きな蛇が見かけられるようになった。
類似事例 |
|
ダイジャ 1968年 奈良県 長さ約3間、胴廻りが4尺5寸ぐらいの大蛇を見た人がいる。カボチャぐらいの胴廻りの大蛇が松の木を巻いているのを見た人もいるという。
類似事例 |
|
ダイジャ 1964年 福島県 摺上神社の主は大蛇。摺上川の源の渕に住んでいる。大蛇はやかんほどの太さで、とぐろを巻いていたという。
類似事例 |
|
ダイジャ,ミルベカラズ 1957年 新潟県 昔、娘を欲しがって家を7巻き半巻いた大蛇を焼き殺して、その骨を今も祠に祀る尾神の金持ちの家では、天井裏の梁の上に「見るべからず」というものが入っている。家が滅びるときでなければ見てはいけないとされている。
類似事例 |
|
ダイジャ 1976年 新潟県 合川のドヨマキというところで、トヨという女が、常浪川の大蛇に巻かれて呑まれた。その大蛇が死んだとき、村人は大蛇を祀ったという。
類似事例 |
|
ダイジャ 1985年 新潟県 野々見池の大蛇と鼻ヶ池の大蛇が斬り合いをして、渋海川が血で染まった。野々見の大蛇がそのとき使ったという刀を伝える家があったが、売ってしまって今はないという。
類似事例 |
|
ダイジャ 1975年 埼玉県 沼の主の大蛇を火縄銃で撃ち殺すと、その人の子孫は背中や脇の下にうろこのようなあざがあり、毛の生えている子供が生まれるようになった。大蛇が殺された時、沼が決壊して大水になった。死んでいる大蛇を見た人は病気になった。
類似事例 |
|
ダイジャ 1952年 熊本県 天草魚貫村池田部落にある池には、池の主として大蛇が住んでいるという。大蛇は男で、毎年秋には、隣の大江村の池に住む女の大蛇のもとへ通っていた。大蛇の通り道では、稲が穫れなくなったり、魚が釣れなくなったりした。部落民は道筋の石にお月様の絵を刻み、大蛇が通れないようにした。大蛇は天空を通るようになり、部落からは雉がいなくなった。
類似事例 |
|
ダイジャ 1955年 青森県 ある娘が畑に行く途中で若い男に出会う。「待ってる」というので帰りによると大蛇がとぐろを巻いていた。家に逃げ帰り長持ちに隠れると、大蛇が追いかけてきて長持ちの上に載った。そこへ娘に飼われている大蟹が出てきて、大蛇をずたずたに鋏み切ってしまった。
類似事例 |
|
ダイジャ 1960年 神奈川県 トノヤマには大蛇が棲み、多くの人がこれを見た。また夜になると海を渡り千葉へ行ったともいわれる。
類似事例 |
|
ダイジャ 1976年 大分県 間越の池に大蛇がいた。カマドにある池にも大蛇がいた。大蛇同士は夫婦の契りを結んだという。
類似事例 |
|
ダイジャ 1941年 新潟県 おしま大蛇の伝説がある。大蛇が出たので2つに斬り、男はその体を持って返って穴倉の中に隠した。娘がそれをだめだと言われたのに食べてしまい、喉が乾いたので川に水を飲みに行くと、その姿は大蛇となっていた。そのまま娘は川の主になって下っていった。
類似事例 |
|
ダイジャ 1991年 栃木県 タケの沢で大鼾をかいて寝ていた9尺あまりの大蛇を殺した。翌年、桑の根元に生えていた茸を食べたら原因不明の高熱を発して死んでしまった。家人が占ってみたら、その茸は大蛇がたたるために茸に化したものだった。その家では、大蛇の霊を蛇神さまとして祀った。
類似事例 |
|
ダイジャ 1984年 長野県 若いときに大蛇を見た。道の真中に横たわる大きな木のようなものが大蛇であった。大急ぎで帰って、鍋をかぶって寝た。大蛇は毒をはくので、鉄の物をかぶらなくてはいけない。翌日、その場に行ってみると、確かに大蛇の跡があった。
類似事例 |
|