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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビヤナギ
1983年 長野県
池の主の大蛇を退治するために侍がやってきた。若い女性が佇んでいたので切り殺した。女の姿は消えたが、翌日見ると柳の枝が切られていた。池の主が柳に姿を変えて美女となって人々を惑わしていたのだろう。

類似事例(機械学習検索)

ダイジャ,ウロコ
1992年 新潟県
先妻の子を殺そうとして大蛇となって池に入った女性がいた。この女は池の主となり、池の数を増やしていった。
類似事例

ヤナギ
1935年 三重県
柳の精がお柳という女の姿で、人間の男との間に子をなした。しかし、京都の三十三間堂の柱にするため、その柳は刈られてしまった。
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サカサヤナギ
1990年 長野県
昔、お濃という女性が池の大蛇に恋して入水した。この時杖にしていた柳の枝を逆さにしたので、その柳はすべて下向きに芽が伸びていたという。大正時代まであった。
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イケノヌシ
1991年 石川県
イバラ池という池の主が、ある人に取り憑いて熱をださせた。主の姿は不明。
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ヤナギ(ゾクシン)
1938年 鳥取県
柳は目出度い幸福の木である。柳の木があるとその家の誰かが女難をうける。柳の大木がある家には大酒呑みが出る。柳があると美男美女が出来るが胸の病となる。柳の木のよく下るのがあれば出世することが出来るなど。
類似事例

オノウ,サカサヤナギ
1990年 長野県
お濃が杖にした柳の枝が、逆さまに根付き、逆さ柳として残っている。
類似事例

ダイジャ
1984年 長野県
池の付近で草刈りをしていると、女性が出てきてこの池にお世話になると言う。その後池は水でいっぱいになった。数年後また草刈りをしていると、並が高くなって大蛇が北へと消えていった。池の主は別の川に行った。
類似事例

ダイジャ
1928年 兵庫県
多田池には池の主の大蛇がいたが、藤田三郎太夫という人が退治した。
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ヘビヤナギ,ダイジャ
1936年 福島県
蛇柳の下を葬列が通ると棺が吊り上げられる。柳の周囲を片足で3遍廻ると、昔水中に引き込まれた少女の泣声が聞える。柳の二股になったところに生首があった。柳は大蛇のすみかであったという。
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ダイジャ
1990年 福島県
鹿島神社の「お池」には枝振りのいい柳があり、その水は神の水とされていた。あるとき、邪悪な人がお池で汚れた服を洗ったら、柳に大蛇が現れた。その年は災難や病気で村が全滅するかと思われるくらい人が死んだ。それ以来、汚い格好の時にはお池をさけるほど敬っている。
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オノウ,ヘビ,サカサヤナギ
1990年 長野県
しゅうとに追い出されたお濃という美女が池に身投げした。それで池を濃ヶ池と呼ぶようになった。お濃は蛇になったが、大洪水の時にどこかへ逃げたという。また、お濃が杖にした柳の枝が、逆さ柳として残っている。
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ヤナギノキ,バケヤナギ
1982年 新潟県
村人に化け柳と呼ばれる大きな柳の木があって、伐ろうとしたら赤い血が出たのでやめたという。
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ダイジャ
1954年 新潟県
沼地がありそれは三盃池と呼ばれた。この池は別名大蛇池であり、主である大蛇は退治された。しかしその毒気は消えず、ほとりでサンバイサンバイと唱えると水面から泡が出てきた。
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ウナギダ
1959年 岡山県
旧津田村にウナギ田という池があったが、その池の中に一本の大きな柳の木が生えていた。よく晴れた日には、この柳の木にウナギの登るのが見えたと言う。
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ダイジャ
1990年 福島県
鹿島神社の「お池」の水は、神社から流れてくるという。心掛けの悪い人が水を飲みに行くと、側の蛇柳という柳に大蛇がいるのが水に映って見えるという。
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ダイジャ
1991年 愛媛県
ある家の年頃の娘に、柳の主の大蛇が魅入って通った。親は柳を焼き討ちした。柳は臭い匂いと奇妙な煙を出して僧都川へ焼け落ちた。川下の酒屋が数日後、この大蛇の骨を川で拾ったので神棚に祭ったところ、この店は大変に栄えた。
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イケノヌシ,(ダイジャ)
1987年 山口県
室津半島の池の浦の池に池の主の蛇がいたが、源平の合戦で池の底にたくさんの刀が落ちて、金物が嫌いな池の主は住めなくなり、平郡の蛇の池に移った。蛇の池に金物を落とすと、翌朝池の淵に上がっている。
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イケノヌシ,アカウシ
1990年 長野県
昔、池の平には大きな池があり、そのほとりには若夫婦が住んでいた。ある時、妻が池の主に引き込まれて死んだので、怒った夫は人糞を池に投げ込んだ。すると池の主は大きな赤牛になってししが平に登っていったという。
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イケノヌシ
1967年 富山県
夫婦池の主は女だと言う。若者が後をつけたら、泉のところで消えてしまったと言う。浅生のかま池の主と、地下で連絡しているのだと言う。
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イケノヌシ,タタリ
1978年 新潟県
タナの池には主が住んでいるという。昔、池の周りの畑を耕していた老人が、出てきた石を池の中に放り込んでいた。するとどかーんという大きな音が池の中でした。その音を聞いてまもなく、その老人は何でもないのに船が転覆して死んだ。池の主の祟りだという。
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ヘビニナッタボウサマ
1987年 長野県
昔,肥後の国に住んでいた坊様が多くの人を救いたいと考え,信州の善光寺に月参していた。四日目には必ず四泊と呼んでいるところにやってきた。ここには美しい池があったが,この池は見つめるものを蛇に変えてしまう恐ろしい池だった。坊様が池の中を覗き込むと,体が熱くなってきて見る見る蛇の姿に変わっていき,しばらくして池の底に消えてしまったという。
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