(ゾクシン) 1978年 新潟県 女性は月経の時に味噌をさわれない。味噌が悪くなるからだという。人が死んだときに死者にさわった人は、味噌を出してはいけないという。
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ミノヒ,ミソ,(ゾクシン) 1915年 宮城県 6月の巳の日が3つあるときに味噌を煮ると、死んでしまってその味噌を食べないものが出るといわれている。
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シャクシイワ 1938年 岡山県 箱神社の近くにある杓子岩は、夜に人が通ると「味噌をくれ」と言って杓子を突き出したので、この名をつけられたという。味噌を持って歩く人もそうはいないだろうから、元々味噌を供えて祭った石かと思われる。
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ダイジャ,(ゾクシン) 1933年 鳥取県 鳥取県気高郡大和村では、大蛇は味噌が好きなので、山に味噌を持って行ってはいけない。
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ヤマノババ 1933年 岩手県 和尚さんに言われて、小僧が山へ薪をとりに行った昼に味噌の入った握り飯を食べるとき、味噌を一粒落としてしまった。帰りに小僧は山の婆に襲われた。小僧は和尚さんからもらったお札の力で寺まで逃げ戻った。寺まできた鬼婆を和尚は一粒の味噌に化けさせ、小僧に食べさせた。婆は味噌が化けたものだった。
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シロヘビ 1965年 高知県 味噌の中に白蛇が住み着いて、使っても味噌が減らない家があった。白蛇を家の宝として、その家は栄えた。
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シノヨチ 1969年 高知県 味噌の味が変わると不幸がある。
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ミソ 1956年 宮城県 味噌が酸っぱくなったら不吉などという。
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ワラシベチョウジャ,ウワバミ 1968年 愛媛県 年の暮れに、貧乏人が藁3本を持って旅に出た。葱を洗う女に藁をあげ、三年味噌をもらう。その味噌をやって寺に泊まる。和尚が味噌を隠すが、小僧が教えて錆刀を持ってくる。夜に大蛇を退治して和尚に金をもらい、家に帰って節季の払いをしたという。
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モチ,ショウガツナットウナド(ショクモツニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 正月のお供え餅を一月三日に見て、カビが出ていればその年は豊作。正月納豆が良く出来上がれば蚕の出来が良く、糸が引かないような納豆なら凶事があるという。味噌煮の味噌が腐ってしまったら、その年は凶事があり、味噌がうまくなると金持ちになるなどの俗信がある。
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キツネ,(ツキモノ) 1988年 長野県 キツネが人に憑いたことがある。あまり多くはなかったが、味噌がまずくなったという。
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ミノヒ,ミソ,シ,(ゾクシン) 1915年 宮城県 6月に巳の日が3回あるとき味噌を煮ると死ぬ。
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テン,タイショウ 1941年 新潟県 寺の奥さんが味噌が切れると言うと、タイショウ(貂)が他所から取ってきた。その行為を怒ると、味噌を返しに行ったが、途中で転んだのか砂がついて返却された先では食べられなくなっていた。
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(ウ・タツノヒニミソヲツクルコト) 1974年 滋賀県 昔、カツという人が味噌を作ってはいけないといわれている卯・辰の日に味噌をつき、弁当のおかずにしてカツ山で仕事をしていた。すると岩が落ちてきて、下敷きになって死んでしまったという。
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ツケモノ,ミソ 1980年 和歌山県 漬物や味噌の味が変わると、人が死ぬ。
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ウミボウズ 1937年 新潟県 海坊主に出会った場合は味噌を海中にまけば逃げるとされている。
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クダキツネ 1974年 静岡県 遠州にクダ狐が人に憑くという話があり、その人は生味噌だけ食るという。味噌樽のうわべを残し、中を食い尽くして空にするという。これに憑かれたら、秩父の三峰権現から御狗を借りてくる。それで免れるという。
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キツネ 1992年 島根県 狐は夜、提燈をいっぱい並べて見せるいたずらをする。夜歩くときは消し炭を提燈に入れて歩くとよい。狐にいたずらされたら、その消し炭におしっこをかけると、ごまかされないという。
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ダンゴイシ 1986年 大分県 (弘法大師に)団子を与えなかったので石になった。
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ヒジャマ 1977年 鹿児島県 昔、ヒジャマが家の後ろに放置してあった味噌甕に隠れていて、火事を起こそうと狙っていた。けれども家主が信心深く、いつも火の神に無事を祈っていたので、ヒジャマはその家に災厄をもたらすことなく、味噌甕から抜け出して消滅してしまった。
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ツルベオロシ 1992年 福井県 大きなタモの木から釣瓶おろしがぶら下がり、人々を驚かせた。正白という人が大晦日に通りかかると「大大将か、味噌将か」というので「大大将」とこたえると三重の立派な田になった。味噌将と答えていたら泥沼になっていたという。
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