■イベント 日文研フォーラム
2017年7月25日 第312回 日文研フォーラム
- 概要
- 平安神宮や西本願寺伝道院の建築家として知られる伊東忠太(1867-1954)は、明治時代の日本人の言語生活に、「建築」という言葉を定着させました。日本初の建築史家でもある忠太は、日本建築の源流はギリシャにあるとの説を唱えます。
忠太はこの理論を証明するため、1902(明治35)年に日本を出発。中国、インド、オスマン帝国、欧州、米国をめぐる世界一周旅行に挑みました。3年3ヵ月にわたったこの旅は、彼の視点を変えることになります。その後の忠太は、今日のいわゆる「東洋建築」、「イスラム建築」について、日本からの視点で考えはじめるのです。
本講演では、オスマン帝国での見聞に重点を置きながら、忠太の冒険と、「世界建築」への視座を探求します。
- 発表者
- 明治の建築家 伊東忠太 オスマン帝国土産話
ジラルデッリ 青木美由紀 イスタンブル工科大学(トルコ) 非常勤准教授補 /国際日本文化研究センター 外国人研究員
- コメンテーター
- 井上 章一 国際日本文化研究センター 教授
- 司会
- 佐野 真由子 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:40
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 申込み:
- 不要
- 受講料 :
- 無料
- 定員:
- 先着180名まで