ウブガミサン 1984年 福井県 生後3日目ぐらいに生児が笑うのは産神さんが児の爪を切るからだという。
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(ゾクシン),オニゴ 1933年 長野県 2ヶ月3ヶ月位で歯の生える児は鬼児。
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〔テンチョウ〕 1976年 和歌山県 (高野山)奥の院に1双の鳥がいる。眼は金色で足の爪は青色である。これを天鳥といい、普通の烏とは違う。
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ハットウジ,テング 1975年 長崎県 昔、八頭児という天狗がいた。八頭児は神通力を持っており、別に悪さをするわけではなかったが、退治することになった。八頭児は大きな足跡を残しながら逃げたが、川で休んでいた所を捕らえられた。その足跡が今も残っている。
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ヤマノカミ 1963年 群馬県 山の神は男だとも、女だとも言われる。一方、男女どちらでもなかろうという者もある。
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コナキジジ,ゴギヤナキ 1956年 山奥に現れ、形は爺で、赤児の泣き声をする。
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ボウコン,チゴノミヤ 1977年 宮城県 松島瑞巌寺の児が歌を上の句しか詠めずにいる間、病に罹り亡くなった。児の執念は宮城野の原にとどまり、雨の夜に上の句を叫んだ。名高い雲居禅師は宮城野に行き、下の句を詠んで亡魂をしずめ、児の宮をつくった。
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コエ,カヤ 1971年 静岡県 おかわ御前と赤児がかやの中で捕らえられ殺される。その後そこを通ると、赤児の泣き声が聞こえ、生えているかやを割ると中から血が吹き出る。
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ナナフシギ 1920年 群馬県 上州双林寺の七不思議。一つ木拍子・蛇頭水・山門の小僧・底無しの井戸・繋ぎ榧・逆さ桜・赤門の鶏
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タヌキ 1940年 香川県 トーミの大石という所には、昔、狸がいて、人が通るといつも赤児を抱いた女に化けて出たという。
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ヘンシゴ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 変生児とは、分娩のときにうつ伏せになって産まれた男児・その反対の姿勢で産まれた女児のことをいう。変生児には、一生、魚(コノシロ)を食べさせてはいけないといわれている。
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キツネ,(ツキモノ) 1988年 長野県 キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、油揚げを食べたがったり、また油をなめたりしたという。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 道祖神をなめると、百日咳に良いといわれている。
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サクラダ 1956年 宮城県 山神社の傍に広い一枚田があって、乳呑み児を背負った女が終日休みなしに田植えをしたら、苗をうえる度に乳呑み児の首が上下に振り動かされたので、夕方首がもげて落ちた。それを他の畔に葬り、桜を植えたので桜田という。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 ヤケドを治すためのまじない。「火もどし」というが、神主のところでまじないをしてもらう。仏壇の花たての水をつける。
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(ゾクシン),マヨケ 1933年 長野県 出生児はこれを「こんぼこ」「こんぼ」「こぼ」「ぼこ」等と呼び、生児の枕元には刃物を置いて魔除けとする。
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オカマゲエロ 1982年 群馬県 ジクナシ(臆病者)の男の子が厠に行けず、家の中から庭に小便していると、向うの山から「きさまのちんこはでっけえなぁ」と言うので、「でっけえから来てひんなめろ」と言い返したら、「ようし、なめるど。おおい、なめべえ」と言って近寄ってくる。家の者が皆起きて鍬や鉈を構えて待ち構え、みんなでとっちめたらオカマゲエロ(蛙)のでっけぇのだった。
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アヤシキサン 1976年 二条院の御宇永万元年に、頭2つ手4つ、足3つの児を産むものがあったという。
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フタゴ 1939年 三重県 男女の双子が生まれたときは、どちらか一方を無くしたという。そうしなければ、どちらかを遠方へ養子に出しても、一生の間に出会って、知らず知らずのうちに必ず夫婦になってしまうからだという。
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クマノダイゴンゲン 1936年 岩手県 建久9年、ある童児がほうそうを病み、熊野大権現に祈願すると治った。それから毎年、門松を奉納するようになった。
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ゲジキ 1976年 げじになめられると髪が落ちるという俚諺があるが、これは虫のげじのことではなく、下食という鬼になめられるということであるだろう。
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