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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コステガワ
1956年 宮城県
万納長者の娘は、陸奥に下った橘豊日命(用明天王)との間に皇子を生む。命は迎えをよこすと約束して京へ帰ったが、迎えは来ず、重病になる。乳母は皇子を抱き、「御母が、白鳥が懐に入ると見てお生みになった御子なれば、元の白鳥となり、都に飛んで御父帝に御母の病を告げられよ」と河中に投ずる。娘も死に、乳母も投身し、三人とも白鳥と化して都に飛び去る。

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シラトリジンジャ
1956年 宮城県
用明天皇とその妃との間に生まれた皇子が乳母によって川に捨てられ、白鳥と化して京へ飛び去ったという。その皇子を祀る神社。
類似事例

ボウコン
1974年 東京都
江戸久保町で死んだ乳母の回向が疎かだったので、後に迎えられた乳母が病気になった。祐天の教えで念仏を大勢で唱えると少し良くなった。尋ねると死んだ乳母が憑いていて、自分の供養がおろそかにされていると語った。供養を熱心にしたら乳母の病気は治った。
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シラトリノハネ,タタリ
1974年 宮城県
仙台から十五丁ほどいった所に白鳥社という日本健尊を祀った神社があった。この神領の中でとった白鳥の羽をもって神領を通ると、必ず祟るという。
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ヤマトタケルノミコト,ハクチョウ
1935年 三重県
鳥出神社の祭神である日本武尊が伊勢で薨じた時、都より急ぎ来た者が、そのお顔を拝そうと棺のふたを開けると白鳥が1つは大和へ、1つは熱田は飛び立ったという。その熱田への途上富田で羽を休めた。そのため、この社を鳥出神社という。白鳥鈴は邪気退散のお守りとなっている。
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ダイジャ,ムスメ,ジャタイ
1929年 富山県
お光という娘に大蛇が恋をして、引いていった。翌年、出産のために娘は帰ってきたが、産所には入れなかった。怪しんだ母が見ると、娘が蛇体となっていた。驚いた母の声で気付いた娘は、元の姿となって、親子の縁を切った。娘は最後だからと言って、粽の作り方を教えた。
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イキリョウ,ツキモノ
1922年 京都府
村にお梅という娘があった。あるとき娘は養子を迎えたが、養子はその母親とできてしまった。それから母は娘をいろいろ苦しめたが、娘がふと憑き物に疲れてしまった。百万遍の僧が理由を尋ねると、母の生霊が憑いていることがわかった。憑き物は落ちたが娘は衰弱して死んでしまった。
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ハクチョウ
1983年 東京都
檜原の人里のある家では、昔、何かあって、何かが白鳥になって飛び立っていった。
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ウバ
1976年 大阪府
渡辺筋本町で、他の女を家に入れない約束で奉公に出た乳母の夫が約束を破って他の女と暮らし始めたことを知った乳母が、ある朝仲間の乳母に口の周りに血が付いていることを指摘された。里から夫と女が喉を食いちぎられ死んだと知らされた。
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フネ,ムカエ
1990年 高知県
死ぬときは船が迎えに来る。
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ヌマノカイイ
1938年 青森県
昔、ダイヘンボウという家老が明神沼の沼頭に屋敷を構えていた。綺麗な娘がいたが、ある日その娘が白鳥を抱いて、底無しの淵に沈んだ。今でもそこに誤って泳ぎこんだら、絶対帰ってこられないと言う。また、旱魃の時はこの明神池で雨乞いをする。
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ウバゴゼンサマ
1975年 高知県
乳母ん谷は、昔この地へ逃げてきた乳母と幼児が平家の残党狩りに殺された所。それ以降変化に悩まされた村人は、乳母御前さまというお宮を建てた。しかし乳母御前さまが合祀されると、再び人声や馬の蹄の音、白装束の女が現れるといった変化に悩まされるという。
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シラコマノイケ,ユメマクラ
1987年 長野県
長者が重病にかかって寝込んでしまった。すると信仰の篤かった娘の夢枕に女神が現れ,「池の底の黄色い花を取って,その花の中で生活すればよい」と告げた。娘が父を連れてお告げどおりにすると,父はたちまち丈夫になった。長者は家に帰ったが,池の底に行った娘は,池から迎えにきた白馬の背に乗せられて池の底に沈み,二度と姿を現さなかったという。池の名前は白馬にちなんでつけられた。
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ワタナベノツナノシソン
1983年 富山県
渡辺綱の子孫がいる。天皇の皇子の謀反の疑いを避けるため、渡辺が皇子を保護して城を築いた。
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オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、飼っていた馬に父を無事に連れて帰ったならば馬の嫁になると約束した。馬は父を連れ帰ったが、父は怒り馬を殺して皮を晒してしまう。皮は娘を捲いて桑の木の間に飛び去り、やがて蚕となった。
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ウグイスニョウボウ
1957年 新潟県
とんとん昔の話である。村相撲の時、かわいい娘が見に来ていた。相撲取りの一人が山の中にある娘の家に行って婿になる。しかし、約束を破って見るなといわれていた倉を見てしまい、娘は鶯になって飛んでいってしまった。
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アヤシイヒ
1922年 山口県
大晦日の真夜中、大畠瀬戸の海上に怪しい光が浮く。豊後の摩野の娘が産んだ用明帝の皇女が、都の父に会いに行く途中で遭難した霊であるという。
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〔シンオウ〕
1977年
光仁帝天応元年5月5日に、異国の凶族が攻めてきた。第2皇子の早良皇子が真幡寸(まはたき)神社に祈誓すると、神応の験があって、にわかに大風が吹いて、賊はことごとく海に沈んでしまった。
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ヘビ
1985年 新潟県
安寿姫と津知保丸(厨子王)が丹後の人買い舟に連行されるのをみて、追ってきた乳母が投身し、蛇となったので、その霊を祀った。
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ヒノタマ
2001年 新潟県
皇子が御神木の松が欲しくて、火の玉になって通った。お墓に植え替えたら火の玉が出なくなった。
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ホトケ
1941年 不明
心中しようとした家族の息子を、通りかかった人が不憫に思い連れて帰って自分の娘と添わせるために育てた。するとその息子は他に女をこしらえてしまったので、娘は家を出た。母は娘を探し出し、どうか家に戻ってくれと頼んだ。そこへ娘の言い交わした男も一緒になってくれといいに来た。娘はどっちに行けばいいかわからず、橋から身を投げた。娘の体は二、三間流れたあと仏になって緋の衣を着た姿になり、わきへ上がっていった。
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リュウ,ムスメ
1929年 富山県
八幡社のそばに粕塚があり、この場所に長者がいた。この長者の美しい娘が箱根の長者のひとり息子に嫁した。娘の嫁入りの時に、地面を踏まないようにと、一里余りに餅を敷き詰めて、その上を歩かせた。しかしこの夫婦は離縁し、悲しんだ娘は、投身して死亡した。娘は悪龍となり、洪水を起こして人も家も流してしまった。
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