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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イタコ
1956年 宮城県
唐桑のイタコ(オカミ)は悪魔祓い、豊漁祈願、海上安全、吉凶禍福などを予言するという。イタコは数珠をかけ、黒い頭布をかぶり、琴を弾いて鉦を打つ。30分位すると自己催眠状態になり、死人に代わって喋りだす。周囲の人はこれを「仏がついてくる」といい、静粛に合掌して聴くという。

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キツネ
1964年 青森県
昔のイタコにはオダイジというものを風呂敷に包んで背負っているものがあった。1000匹の狐の姿を紙に書いたのを入れてあるといい、その狐がイタコに憑いて喋らせるという。
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アクマ
1977年 秋田県
春万歳は悪魔祓いになるという。
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イタコ,トリコ
1929年 岩手県
弱い子供ならば、イタコのトリコにする。名付けてもらい、祈祷もしてもらう。丈夫に成人すればもらい返してもらう。この時イタコから、男なら本か帯、女なら人形などがもらえる。
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イタコ,ウッタテ
1929年 岩手県
人が死ぬとイタコを呼んでクチヨセすることを、「うッたて」という。しかしこれは死んだ時の詞だけである。
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コックリサマ,(ツキモノ)
1989年 長野県
コックリサマが人に憑くことがあるという。離すときは、病人の枕元で、行者が自己催眠にかかって焼け火箸を手で握ったりという荒行をして祈とうをしたという。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は高熱を出して譫言をいい、急に立ち上がって乱暴をしたりした。離すときは、病人の枕元で、行者が自己催眠にかかって焼け火箸を手で握ったりという荒行をして祈とうをしたという。
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シュッケノスガタヲシタイシ
1929年 岩手県
飯岡山に行った樵が、一尺ほどの石を見つけた。それは法衣に合掌をする僧の姿であった。人々はこれを慈覚大師の作だといい、イタコは八百年前の観音様だといった。この石は、善人にはよくみえるが、悪人が見ると、よく見えないと言われている。
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サイキョウネズミ
1922年 愛知県
管孤に類したもので、さいきょう鼠がある。ある1人の人に対して、さいきょう鼠をかける人がしばらく黙視して、その後呪文をかけると催眠状態になる。そうすると要求されることを何でもして、安来節を踊るなどする。また予言などもして的中させるという。
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キツネ,エジナ
1983年 岩手県
エジナを落とすには望む食べ物を与えたり、トウガラシやニンニクの煙で燻したりする。それで落ちなければイタコを呼ぶ。イタコで落ちなければ仙台の三峯神社でベットウに拝んでもらう。三峯の神は古いキツネだから、それより弱いキツネやエジナは逃げるという。
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ダイジャ
1923年 京都府
ぼろぼろの着物を身につけ子供を抱いた女が家々の前に立ち、笛の音や琴の音をきいているといううわさが流れた。添田斎宮という立琴を弾く男は、それを聞いて昔契った大蛇のことを思い出し、方丈に相談した。それでほっとした斎宮は帰宅して思わず立琴をひいてしまい、女とともに行方不明になった。
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イヌガミ
1986年 愛媛県
犬神の憑いた人は予言をしたりする。これは、人間が犬神の魔力を持つから予言できるようになる。
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コトノネ
1961年 山梨県
琴川の辺にひとりの美女がすんで、琴をひいていた。ある年の夏、長雨が続いて水かさが増し、裏山が崩れて美女は家もろとも押し流され行方不明になった。その後、川から幽かに琴の音が聞かれ、琴川といういようになった。
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ナンジャモンジャ,タラヨウジュ
1956年 宮城県
拝殿前にある多羅葉樹の神木。昔、吉凶禍福を、神前で葉をあぶって卜占したという。
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アズサミコ
1956年 宮城県
アズサ巫女の日野てう氏は三歳の時に眼病で失明したが、十二歳のときに相馬隣治氏と妻おみい氏(巫女名「らん」)のもとに弟子入りし巫女となった。この巫女はアズサ弓を打ち鳴らし十五分から三十分ほどで神つきの状態となる。そして地域の人々の吉凶禍福や悲しみを癒したのだという。
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リュウグウ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
航海安全や豊漁を祈って、船中で酒を飲むときには竜宮へ供えるとして酒を海にたらすという。
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キツネ
1983年 岩手県
キツネが憑いたらベットウやイタコに頼んで落としてもらうが、それでも落ちないときには仙台の三峰神社まで拝んでもらいに行く。
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イリゾメ
2000年 香川県
正月14日(小正月)の朝に、取り下ろした正月の飾り物(花がら)を用いて五穀を炒り、それを挽いて粉にする。これをイリゾメという。その粉を家の周囲に撒くと、虫除けと悪魔祓いになる。これをムシノクチヤキという。
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ヒトダマ
1975年 長崎県
人魂が消えていった家からは死人が出る。死人が出た家から人魂が出て行くこともある。直径30センチくらいで青白く、1メートルくらいの閃光を弾いている。
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オカミサマ
1974年 宮城県
オカミ様は、盲人の女性あるいは男性が恐山で修行をしてなるものである。死者の供養をするとき、呼び出してもらう。人が急死あるいは事故死した場合は、言い残したことを聞いてもらわないと、仏になることができないといわれている。
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カラス,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)にはカラスの鳴き声が凶事や事件の予報として聞こえることがあった。
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(ダイジャ)
1980年 京都府
京のある人が月見をしに広沢池に行ったところ、水上に光る物が2つ見えた。周囲のある人が確かめようと水中に入ったらそれは大蛇の目だった。大蛇は男の肩に頭を数度打ちかけてきたが、無事逃げることが出来た。しかし帰宅後に、蛇の頭が当たった所が痛み、数日して腐りだし、ついに死んでしまった。
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