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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ムシ)
1980年
筆者の伯母が60歳の時に、小腹の右の方に腫れ物が出来た。藥を付けても治らなかったが、いよいよ半年ほど経って大きくなり、遂に傷口が破けてしまった。中には親指のようで、白くて長い蟲が入っていたという。取り出したら傷は癒えた。1ヶ月後、同様に蟲が傷口にいたが、取り出したら癒えた。

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カミノケ
1980年 宮崎県
日向国中村の近辺で、小腹に腫れ物が出来て、その傷口が破れると、膿汁の中から髪の毛が出てきたという。その後傷は癒えたという。
類似事例

ムシ,(ゾクシン)
1935年 秋田県
角館地方では、蟲を殺したらそれに唾を3度かけないとその蟲に祟られるという。
類似事例

ムシ
1980年 新潟県
糸魚川城下で、40歳ほどの漁師の首が太くなり、次第に腫れ上がって全身が発熱する病にかかった。妻がその傷口を掻いたところ、中から蟲があふれ出してきた。もしこの蟲が病人の身体に付いたら、たちまち皮肉の間に入ってみえなくなるという。形は虱のようだったが、それから病は平癒したという。
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カミノケ
1980年 宮崎県
日向国中村の近辺で、右頬に腫れ物が出来て、その傷口を破ったところ、猪脂膏のようなものが出てきて、その200本の髪の毛が出てきたという。その後傷は癒えたという。
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イヌガミ,トウビョウ
1977年 四国
四国に犬神というまじものがあり、唐国においては犬蟲という。日本のまじものとかわることはない。陶瓶のことは蛇蟲という。
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ムシキリスズ
1935年 山梨県
山梨県宮本村金桜神社で授与される蟲切鈴は櫛稲田姫の伝説に基づき小児の蟲切の禁忌として行われる。この鈴を腰につけていつかこれが落ちたときには蟲が切れたといい、また蟲が起こったときにこの土鈴を大地に叩きつけると蟲が切れるという。
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ノガマ
1976年 愛媛県
新しい刃物を買ったときは砥石に当ててから使わないとノガマになる。何かの拍子で倒れたりした時、大きな傷口が出来る。その傷口の割に出欠もせず痛みもない時、ノガマが喰ったのだとよく言われた。
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サイトウサネモリ,ムシ
1935年 広島県
6月下旬に棉の蟲を送るといって白い橦布を竹竿に結えて藁人形を作り、太鼓や鉦笛ではやしたて、田の間を巡って村落の境で止める。各地と同じく斉藤実盛がこの蟲になったので篠原の役の頃にこれを挙行する。
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カマイタチ
1974年 愛知県
かまいたちは少し転んだだけで大きな傷ができ、中に砂が入り、傷口からは全く血が出ない。一般には風でできるものだが、善夫の場合は風も起こらないのに傷ができるそうだ。
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カマイタチ
1982年 新潟県
カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。これには、傷口のひらいたところへ、油を含ませた灯芯3本を入れてしばるとよい。
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モチ
1965年 岩手県
生餅を食べると腫れ物が出るという。
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オヒナサマ
1984年 山梨県
3月28日頃までに取り出さないとお雛様が泣くという。
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ジャシン
1976年 中国
宋の張敬夫がある司戸に淫祠を壊させた。司戸が、その祠から神像を取り出し、割ったところ、中に大きな白い虫がいた。これを焼くと、司戸の足はたちまちに癒えた。
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スッポン
1976年
薬用にする鼈を殺すことができず、鼈にその由を言い含めて放ったところ、病が癒えた。このような話がたくさんある。筆者の知人もそうやって病が治ったという。
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カッパ
1913年 岩手県
4歳になる子供がいた。ある易者が、この子は川の物に取られると言った。それから家の者は子を家の外に出さないようにしていたが、ある時伯母がその子を外に連れ出し、川に入ったまま見えなくなった。川童が伯母に化けて来たのだという。
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アヤシキサン
1976年 中国
屈雍の妻は右腋下の小腹の上より男子を生んだ。
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ジンメンサウ
1975年 宮城県
仙台である商客の足にできた傷は、何人もの医者が治せないらしい。傷口が唇に、その上のくぼみが目に見え、鼻や耳のようなものも見える。しかも、動くようにも見えるという。
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キク
1980年
菊の花を枕にして寝ると頭痛は癒えるが、もしもこの枕で頭痛が起きたならば、いかなる薬でも直すことは出来ないという。
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ヘビ,ワラビノ(オン),(ゾクシン)
2000年 青森県
ヘビに噛み付かれても「わらびの恩忘れたか」と言って、傷口にわらびをつけると治るという俗信がある。
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カガミ,(ゾクシン)
1937年 秋田県
小児に鏡を見せると蟲を起こす。小児に鏡を見せると童顔が失せない。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンは半年は山に住み、後の半年は海に住む。アコウの木に住んでいて、たくさん貝殻が積まれているのをよく見る。人間の邪魔をよくし、ある時、漁から帰ると、子供のようなものが道の真ん中に大勢並んでいるので、家に帰ることができなかったという。
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