イヌガミ,トウビョウ 1977年 四国 四国に犬神というまじものがあり、唐国においては犬蟲という。日本のまじものとかわることはない。陶瓶のことは蛇蟲という。
類似事例 |
|
ムシキリスズ 1935年 山梨県 山梨県宮本村金桜神社で授与される蟲切鈴は櫛稲田姫の伝説に基づき小児の蟲切の禁忌として行われる。この鈴を腰につけていつかこれが落ちたときには蟲が切れたといい、また蟲が起こったときにこの土鈴を大地に叩きつけると蟲が切れるという。
類似事例 |
|
ムシ 1980年 新潟県 糸魚川城下で、40歳ほどの漁師の首が太くなり、次第に腫れ上がって全身が発熱する病にかかった。妻がその傷口を掻いたところ、中から蟲があふれ出してきた。もしこの蟲が病人の身体に付いたら、たちまち皮肉の間に入ってみえなくなるという。形は虱のようだったが、それから病は平癒したという。
類似事例 |
|
サイトウサネモリ,ムシ 1935年 広島県 6月下旬に棉の蟲を送るといって白い橦布を竹竿に結えて藁人形を作り、太鼓や鉦笛ではやしたて、田の間を巡って村落の境で止める。各地と同じく斉藤実盛がこの蟲になったので篠原の役の頃にこれを挙行する。
類似事例 |
|
(ムシ) 1980年 筆者の伯母が60歳の時に、小腹の右の方に腫れ物が出来た。藥を付けても治らなかったが、いよいよ半年ほど経って大きくなり、遂に傷口が破けてしまった。中には親指のようで、白くて長い蟲が入っていたという。取り出したら傷は癒えた。1ヶ月後、同様に蟲が傷口にいたが、取り出したら癒えた。
類似事例 |
|
ツバメ 1959年 秋田県 秋田県角館地方では、ツバメに悪戯すると家を焼かれると言われている。
類似事例 |
|
カガミ,(ゾクシン) 1937年 秋田県 小児に鏡を見せると蟲を起こす。小児に鏡を見せると童顔が失せない。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ヘビ 1933年 栃木県 蛇を殺すと祟られるという。
類似事例 |
|
キツネ,(タタリ) 1986年 大分県 狐を殺すと祟られる。
類似事例 |
|
シ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 3人に3度廻られると死ぬという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1950年 千葉県 人に唾をかけると自分の顔に跡が残る。
類似事例 |
|
(ゾクシン),キツネ 1935年 栃木県 狐を殺すと、子供が祟られるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ウマ 1933年 神奈川県 馬を焼き殺すと3代祟るという。
類似事例 |
|
ダイベンジョ,ツバ,カミサマ,タタリ,(ゾクシン) 1915年 滋賀県 大便所で唾を吐くと神様の祟りがあるという。
類似事例 |
|
ボウズ,ダイク,タタリ,(ゾクシン) 1933年 埼玉県 坊主を殺せば7代祟る、大工を殺せば家祟る、という。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1942年 高知県 野生の草花を頭に挿すときは、2,3度唾をつけて「親も死ぬな 子も死ぬな」という。
類似事例 |
|
キツネ 1981年 和歌山県 呼ばれたときに1度目で返事してはいけない。人なら2度3度と呼ぶが、狐は1度しか呼ばない。それに返事すると化かされる。
類似事例 |
|
シロヘビ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 白い蛇を殺すと祟る。
類似事例 |
|
セッチン,カワヤガミ,タタリ,(ゾクシン) 1915年 栃木県 雪隠で唾を吐くと厠神に祟られて口の中を患うという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),キツネ 1938年 福島県 眉に唾をつけると狐に化かされない。
類似事例 |
|
カワヤガミ,(ゾクシン) 1915年 栃木県 トイレで唾を吐くと厠神に祟られて口中を患うといわれている。
類似事例 |
|