国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ジャシン
1976年 中国
宋の張敬夫がある司戸に淫祠を壊させた。司戸が、その祠から神像を取り出し、割ったところ、中に大きな白い虫がいた。これを焼くと、司戸の足はたちまちに癒えた。

類似事例(機械学習検索)

タヌキ
1992年 奈良県
夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
類似事例

ムジナ
1933年 長野県
ある宵の口に「名主の廻状が来た」といって戸をたたく音がした。戸を開けてみるが誰もいない。同じように毎晩続けてだまされた。四晩目に待ち伏せをして戸をたたくと同時に戸を開けたら、古狢がいた。
類似事例

バンジイワ
1956年 宮城県
大東岳の中腹に磐司岩という巨岩があるが、大昔ここに磐司磐三郎という偉丈夫の狩人がおり、鬼を退治して民に大きな恩恵をもたらし、狩猟の方法を教えたという。
類似事例

ムジナ
1933年 長野県
夜更け、安国寺のお堂の戸を叩き「こんばんは」といって起こす者がいた。けれども戸を開けても誰もいない。同じことが毎晩あった。ある晩、声がすると同時に戸を開けると、狢が屋根の上に跳び上がっていった。
類似事例

タマシイ
1966年 三重県
死んだ魂が帰ってきたときに帰れるように寺の本堂の戸を開けておく。入れないと戸をたたく。
類似事例

ヨウカイ,ヘビギツネ,シロキムシ
1974年
妖怪・蛇狐等を神として祭る事は中国でもある。宋の人が祠を壊した時足が動かなくなったが、祠から虫が現れると畏れが消え治った。元禄の頃江戸中の私設の祠を壊したが何もおきなかった。
類似事例

シノヨチョウ(ゾクシン)
1976年 宮城県
真夜中に戸がガタンと鳴ったり、何かが倒れたような音や戸が閉まる音が聞こえると人が死ぬ。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
昔、小さい家に若い男が1人で住んでいた。そこに、毎晩、名前を呼んで訪ねて来る人がいた。けれども戸を開けると誰もいない。ある時戸の隙間から見たら、狸が後ろ足で戸を叩いていた。そこで「こらっ」と言って開けたら逃げた。それからは来なくなった。
類似事例

(ヨミジガエリ)
1982年 新潟県
行こうと思ったけれど、戸が開かないので戻ってきた。
類似事例

トヲタタクオト
1977年 秋田県
夜、戸を叩く音が聞こえたが、誰もいなかった。
類似事例

ヌレオナゴ
1991年 愛媛県
たかなご坂を通ると女が赤子を抱いていて、「子を抱いてくれ」と言った。抱いてやると赤子が次第に重くなったので放り出して逃げると女は追ってきた。家に入って戸を閉めると、女は先が鉤になった髪の毛を投げつけてきた。朝見てみると、釣り針のような毛が戸に残っていた。二枚戸だったので助かった。それで「二枚戸は祟られん」という。
類似事例

トヲタタクオト
1986年 東京都
林間学校の2日目の夜、みんなで遅くまで起きていた。すると、誰かが部屋の戸を叩いた。戸を開けても誰もいなかった。
類似事例

バンジ,バンジバンザブロウ
1956年 宮城県
名取川水源の二口渓谷の左岸に屹立する大絶壁の山、これを陽(ひなた)磐司、背面の大行(なめ)沢右岸を陰(ひかげ)磐司という。万二万三郎兄弟の万二の棲家で岩窟がある。慈覚大師の杖にかけた衣の影が広がっていく話、二荒山の神が二人に助けを請う話、木伐り坊の話などが伝わる。
類似事例

リュウガダケ
1956年 宮城県
磐司と大東岳の中間、殆ど人跡未踏の全山草山。竜駒という怪獣が草を食うことがあったという。
類似事例

ユメ
1928年 愛知県
ある女が20歳のときの話(20年前)である。姉の病気が重くなり見舞に行こうと思っていた晩のこと、誰かが戸を叩くので声を掛けると、それは患っているはずの姉であった。中に招き入れたが、姉は黙って土間に立っているだけであった。そのとき、戸を激しく叩く音が聞こえたが、気づくと自分は床に寝ていた。しかし、まだ戸が叩かれているので戸を開けると、飛脚が姉の訃報を知らせにきたのだった。
類似事例

キキリボウ
1956年 宮城県
磐司の山中で、木を伐る音がしたり、多勢で歌ったり笑ったりする声がする。行って見ると誰もいない。木伐り坊に会うことがあり、時には怪奇な山男の姿を見るという。
類似事例

(ゾクシン)
1961年 鳥取県
人が死ぬ前には寺の本堂の戸を叩く音がする。
類似事例

マゴタロウムシ
2002年
1000年ほど前に桜戸という管領の娘を嫁にした要之介という男が、桜戸を取り合った一角という男に殺された。桜戸は父とあだ討ちに行くが、返り討ちにあい、父は殺される。その後、桜戸は孫太郎という子を産むが、虚弱で、7歳のときに重体になった。田村神社に37日間籠もった桜戸は田村明神から「川の小石の間の百足のような虫を食せしめよ」というお告げを受け、それを実行したところ、孫太郎は回復し、その後、田村神社の前で一角を討ち取ったといわれている。
類似事例

ワライオナゴ
1957年 愛媛県
僧都のある家の先祖が、笑い女に会った。家に逃げ込んで戸をたてると、その女子は髪がツリになっていて、戸をぽんと叩いたら穴があいたと言う。
類似事例

ハクウ
1974年 京都府
宝暦13年に後桜町天皇が即位した日、何伝の上に白い烏がいるのを、後日京極の宮の家司である下平儀重が見たとして報告し、賞されたという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内