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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

〔ジョウロウセキ〕
1977年 愛知県
東海道の赤坂の長には、力珠(きゆ)の前という娘がいた。この遊女は、三河守大江の定基と恋仲であったが、死んで後、愛執の念が石に化したため、定基も縁を切ることにして出家し、寂照法師と名乗って、長保2年に唐に渡った。

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リキジュイシ
1974年 愛知県
力寿石は大江定基の愛娘である力寿が石に変じたものである。
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メンコフハイノタマ
1937年 秋田県
珍しい珠のことをメンコフハイの珠という。面向不背之珠が訛ったものという。
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リュウ
1935年 香川県
藤原淡海公は、面向不背の珠などの宝物を支那から持って帰る途中、讃岐志度沖で難船し、珠はなくなった。淡海公は志度の蜑と契り、頼んで珠を取らせた。蜑は悪竜からかろうじて珠を取り返すがそのために死んでしまった。
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コウボウダイシ,カレヌミズ
1948年 兵庫県
田のゆぶしで疲れを取りつつ酒を飲んでいると弘法大師がきたので、仲間に入れて酒を振舞った。すると大師が「このゆを涸れないようにしてやる」といった。それいらい、水に困ることはなくなったという。
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サンシン,(ユウレイ)
2000年 沖縄県
死んだ後も遊女が三線を弾きに来るという、遊女愛蔵の三線があるという。
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サルタヒコ,カンノン
1960年 栃木県
猿田彦が唐の力持ちのところへ力比べに行ったが、敵いそうになく、やっとの事で日本に逃げ帰ってきた。唐の男は日本まで追いかけてきたので猿田彦は観音さんにすがって唐の男を殺した。
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オショウガツサマ
1963年 福島県
正月8日にはあずきがゆを供えて神様を送る。昔は15日に送り、そのときには14日のだんごさしに残っただんごをあずきがゆの中に入れることもある。正月様はぜいたくで毎月白いごはんを食べていたので、しまいに貧乏になってあずきがゆを食べるといわれる。
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サイシュンホウシ
1994年 千葉県
西春法師が木食の後、地中に入って入定して三年後に掘り出して安置して欲しいといったが、村人は恐れて触らなかった。法師の魂は体を離れて空に昇り、星となった。
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ダイジャ,ムスメ,ジャタイ
1929年 富山県
お光という娘に大蛇が恋をして、引いていった。翌年、出産のために娘は帰ってきたが、産所には入れなかった。怪しんだ母が見ると、娘が蛇体となっていた。驚いた母の声で気付いた娘は、元の姿となって、親子の縁を切った。娘は最後だからと言って、粽の作り方を教えた。
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エンマドウヨコチョウノカイ
1956年 宮城県
昔石名坂下・船町の辺りに遊女屋が栄えた頃,石名と名乗った遊女が自分の罪障消滅のため,死後自分の墓石を橋の一部として通行人に踏んでもらってくれるよう遺言したが実行されなかった。その後墓石が倒されたままになっているのを近所の請負師が見かねて円福寺に移してやったが,遊女の霊は遺言通り石橋にされないのを怨んだものか,余計なことをするなとばかり請負師の妻の夢に毎晩現れて望みが叶えられるまで悩ましつづけた。その石碑が現在どうなっているかはわからない。
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ユウレイ
1933年 神奈川県
ひとりの遊女に職人が夢中になった。職人の女房は遊女を恨んで自殺した。それから、毎夜、遊女が寝ている部屋の障子に髪の毛をサラサラあてるものがあった。男も気味悪がり、発心して札所巡りに出たが、宿で必ず「お二人様」と呼ばれた。ついに龍本寺に入り、一生を終わったという。
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オオイシノタタリ
1970年 山梨県
ある家の庭に明治40年の洪水で大棚から流れてきたという大きな石がある。数年前にその大石を除去するために石屋さんに頼んだところ、2,3日してその石屋さんが死んだ。それ以降、この石を割った者は死ぬといわれる。
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イニンビー
1975年 沖縄県
夫が妻を脅かそうと、痴漢のように襲った。そのときに妻は夫を殺してしまい、気付いた後で自殺した。それが遺念火の由来である。20時~22時ごろによく見たというが、50~60年前から見えなくなった。
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キツネ
1975年 静岡県
赤坂おひさという名前のキツネが人を化かしたという。
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ムジナ
1939年 新潟県
夜道で生首や棺おけなどが出ても法師は平然としていた。ある時一つ目入道が出てきたが、帰宅した後、妻の顔が入道であったので、気絶してしまった。法師はこれが原因で亡くなった。遺言通り狢が出る辺りに法師を葬ると、翌日に狢と格闘した跡と狢の死体があった。
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カメノコ(ゾクシン)
1990年 島根県
亀の子が縁の下に入ると人が死ぬ。
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オウムイシ
1975年 愛知県
三河国馬伏村の返事をする石のことを聞いた物好きな若者が、三味線や鼓などを持ち、その石の前で歌い踊ると、いっそう面白く響き歌う。そこで誰いうともなく、この石を鸚鵡石と呼ぶようになった。
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テナシムスメ
2001年 青森県
昔、ある大金持ちのところに美しい一人娘がいたが、ここに心がけの悪い後妻が来て、家来に娘を殺すように命じた。家来は殺すに忍びなく、娘の両手を切ることとした。後に娘に子が出来た。この子供を背負ったまま娘が水を飲もうとしたとき、背中の子供が川へ落ちそうになった。その子を捕まえようと娘が精一杯両腕を伸ばすと、力の入った拍子に両の手が出てきた。
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シンロクノタマ
1943年 長野県
鹿の中に神鹿というものがいる。一生に一度見られるかどうかのめでたい鹿で、角に珠を持っている。それがどんどん大きくなる。この珠は、矢除けの役割や病人を治すというものであり、珍重された。
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ユウレイ
1995年 愛知県
幽霊は恨みの念か、供養して欲しくて出るという
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ユウレイ
1975年 沖縄県
ウフンガーラ(エノヒガーラ)には近年幽霊が出るという噂が広まっている。昔川で隔てられたところに住む、恋仲の男女のスナンウトダルとエノビウクマチがそれぞれ対岸まで来たが大雨のため川を渡ることが出来なかった。二人は結局呼び合いつつ川を渡ろうとしたが流されて死んでしまった。その二人の幽霊がでるという。
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