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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ユウレイ
1933年 神奈川県
ひとりの遊女に職人が夢中になった。職人の女房は遊女を恨んで自殺した。それから、毎夜、遊女が寝ている部屋の障子に髪の毛をサラサラあてるものがあった。男も気味悪がり、発心して札所巡りに出たが、宿で必ず「お二人様」と呼ばれた。ついに龍本寺に入り、一生を終わったという。

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サンシン,(ユウレイ)
2000年 沖縄県
死んだ後も遊女が三線を弾きに来るという、遊女愛蔵の三線があるという。
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エンマドウヨコチョウノカイ
1956年 宮城県
昔石名坂下・船町の辺りに遊女屋が栄えた頃,石名と名乗った遊女が自分の罪障消滅のため,死後自分の墓石を橋の一部として通行人に踏んでもらってくれるよう遺言したが実行されなかった。その後墓石が倒されたままになっているのを近所の請負師が見かねて円福寺に移してやったが,遊女の霊は遺言通り石橋にされないのを怨んだものか,余計なことをするなとばかり請負師の妻の夢に毎晩現れて望みが叶えられるまで悩ましつづけた。その石碑が現在どうなっているかはわからない。
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レイ
2001年 神奈川県
鎌倉山を訪れた旅僧の前に、遊女からいとの霊が現れ、舞う。
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ヂュリグワー・マジムン
1931年 沖縄県
ヂュリグワー・マジムンはズリ(遊女)のお化けである。
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キツネ
1973年 岩手県
畳職人がよく狐に化かされて迷わされ、話者の家に入ってきたという。
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アソビジゾウ
1922年 岩手県
方々を遊び歩く地蔵があり、酒屋や遊女屋にも行っていた。帰ってきたかと思うと、またすぐにどこかへ行ってしまうのでこの名がついた。
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〔コカクチョウ,ウブメ〕,ヤコウユウジョ
2000年
産婦が亡くなると姑獲鳥になる。夜行遊女とも呼ぶ。毛を着ると飛ぶ鳥になり、毛をぬぐと女の人になる。人の子を取って、自分の子にするという。
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カッパ
1930年 宮崎県
ある遊女がおり、毎夜客が帰ったあと何者かと戯れていた。ある時突然彼女が大淀川に身投した。廓の人達は、河童に見込まれ家につれていかれたのだと信じた。
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オサンギツネ
1959年 広島県
オサンギツネという狐がいた。尻尾に火を灯し、よくライオンに化けて人をからかった。あまりに悪戯をするので、職人が捕まえて火炙りにしようとした。オサンギツネは許しを乞い、かわりに翌晩大名行列をしてみせると約束した。翌晩、大名行列を見た職人は狐を誉めた。けれども実は本物の大名行列で、職人は打ち首になって死んだ。
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エンマドウヨコチョウノカイ
1956年 宮城県
明治の中頃,附近一帯の道路工事に伴って泥沼を埋め立てた。工事完成の数日後,夕方そこを歩いたら髪を振り乱した白い葬衣の女が現れて,何か訴えたげにしていたのを見た者が出た。昔塩竃明神の火災の時,この池にお釜が飛んできて埋まった。明神を信仰していた門前町の妓楼の遊女も焼け死んで,その魂がお釜に縋ってここに埋まったので,今回現れた女はその幽霊だということであった。一方,その幽霊は塩竃の遊女ではなく,近くの弓ノ町が遊女町であった頃無残な死に方をした女があり,その墓石が道路工事で古池の傍らに埋められてしまったために怨んで現れたという噂もあった。円福時近くに住む丹野某と言う請負師がこれを聞いて古池近くを掘らせるとそれらしい墓石が出土,これを厚く弔うとその後幽霊は現れなかったと言う話も行われている。
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ジュリ,ジュリハカ
1973年 沖縄県
失恋により竹林奥深い所にて自殺したジュリ(遊女)の歌声が山にいた若者達に聞こえたので、若者達は墓を作ってやった(ジュリ墓)。この後、女の声は聞こえなくなった。
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イタチ,カワウソ,カッパ
1998年 富山県
イタチの穴から決壊して生じた川には、多くのイタチが住んでいる。イタチ川の近くにある観音像はカワウソ大明神とも言われ、遊女が信仰していた。カッパは胡瓜が好物である。
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ミケノロウビョウ,オケサ
1984年 新潟県
お婆さんがかわいがっていた老猫が姿を消し、美しい娘があらわれて自分は三毛だという。それから間もなく江戸深川におけさと名乗る遊女があらわれ、その唄が「おけさ節」としてたいへん流行する。ある夜おけさのもとへ船頭が遊びに来て、夜中に遊女姿の大きな猫が食べ残した魚の骨を食い荒らしているのをみてしまう。口止めをされた船頭は翌朝には話してしまう。そこへ突然大きな黒雲が湧き、その上に大きな化け猫が乗って、その船を襲い、船頭を空へ巻きあげて雲の中へ姿を掻き消してしまった。
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ブナガヤ,キジムナー
1985年 沖縄県
ブナガヤやキジムナーは、赤毛で丸々と太って金玉をぶら下げており、赤ん坊のようだったり男の子のようだったりする。火玉を放ち、ところかまわず焼く。魚釣りをし、水面を歩く。三味線を担ぎ遊女の家に行ったりもする。
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オトンジョロウ
1971年 鳥取県
立見峠の狐が子育てのために、油屋宗兵衛が昼寝をしている最中にその油を子らになめさせた。狐はその恩返しにと遊女に化け、京都の一力に売られて有名になった。
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テング
1983年 東京都
職人が木を伐るときには切り口をきれいにしておく。天狗が腰かけるのにじゃまになるから伐るのだという。
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ウブメ、〔ヤコウユウジョ〕,〔キチョウ〕
1986年 大分県
県内にはウブメの話は少ないが,産婦が死んで妖怪化したものをウブメという。子を抱いて夜に出歩くので夜行遊女・鬼鳥とも呼ぶ。腰より下に血に染まった腰巻を着けている。毛を着ると鳥となり,人の子を害する。
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キツネ,タヌキ
1999年 福岡県
ある百姓の女房のもとに、狐か狸のような獣が男に化けて通い、女房は妊娠した。女房は出産したが、その後女房は死んでしまった。化物ではなく、ある男だったという風説もあった。
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オンナノレイ
1974年
避暑に呼んだ遊女が、そこに居合わせた浪華人に会いたがっている女が山上へ御仏詣に行っていると言った。寺に行くとそこにいるはずの女の姿は消えていた。女は浪華人の知り合いで音信不通になっている人であった。
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ダイジャ
1929年 高知県
昔甲浦に淡路屋という豪商があった。大坂の遊郭でひとりの女と馴染みになり、葛島に遊女を連れ出して迎えにくるから待っていてくれと言って別れた。帰宅すると妻は薄々感ずいていて油断ならず、なかなか迎えに行くことができなかった。待ちあぐねて悲嘆のあまり女は池に身を投げて死に、怨霊から大蛇と化した。
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ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
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