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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウツクシキダンシ,カイブツ,キメンノエイジ
1976年 沖縄県
琉球では夜6時以降婦人が外を出歩くと美しい男子や様々な怪物に出会う。これに逢うと必ず懐妊する。鬼のような顔の子が生まれる。一度懐妊すれば毎年妊娠する。日本刀を差して歩けばこのようなことは防げる。

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ショウヨウ
1976年 沖縄県
琉球で夜更けに芭蕉が多く植えられたところを歩くと、婦人の形をしたものに逢う。ただ驚かすだけで何もしない。日本刀を持っていると現れない。
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ウブシミズ
1967年 福島県
明徳の頃、地頭石塚某が子の無いのを嘆き、八幡様に祈願した。懐妊したものの13ヶ月になっても生まれないので再び祈り下山したら、男子が生まれた。そのとき清水が湧き出て、それを産湯にしたので、産清水というようになった。後にこの男子は日任上人となった。
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サンノマジナイ
1950年 秋田県
沼館の旦那の一人娘が婿を貰ったが、なかなか懐妊しない。人に言われてお産が済んだ人の家に行き、産婦の汚れた床に同じように寝て、産婦のお膳を枕元で食べると不思議と懐妊したという。
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(フシュッサン),ムコク
1982年
奥州七戸小川町の弥右衛門の娘・さなは17年前に懐妊し、未だに出産していない。そもそも20年前に結婚した時に、夫婦ともに襟に白羽の矢が立ったという夢を見て懐妊したが、産月になっても出産しなかった。ただ胎児はさなにだけ聞こえるように、不浄の地では生まれたくないといっており、皇城の地を踏まないと生まれないと神夢を見た。さらに北野天満宮に参詣したら程なく生まれるだろうとの神夢を得たという。
類似事例

オニ
1972年 三重県
節分の夜に出歩くと鬼に遭う。
類似事例

カイ,ビジョ
1976年 沖縄県
琉球で布を作るために芭蕉を多く植えているが、高さが35丈もある。夜、その下を通ると17,8歳の美女に逢うという怪事がおこる。日本刀を持っていれば現れない。
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カスガミョウジン,エンガクシヤウニン
1983年 奈良県
円覚上人の父母は子がないことを憂い春日明神に参籠した。すると夢で、夫婦の内1人の命が財宝にかわり子が生まれると告げられた。程なく懐妊して男子が生まれたが、夫婦には何も起きず夫が神を嘲ると、家に雷が落ち一族に悪病が起こり皆死んだ。盲目になった妻は神慮を恐れ子を春日の野辺に捨てた。
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ヘンシゴ,(ゾクシン)
1975年 愛媛県
懐妊した月から数えて旧暦○月までは男・○月までを女として、それとは反対の性別で生まれた子をヘンシ子という。ヘンシ子が生まれると、こうのしろという魚を祈祷師のところへ持っていき、封じ込む。この子は一生、魚を食べてはいけないという。
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キツネ,ヨツゴ
1974年
但馬国竹田で、密かに通じた男の子を懐妊し、出産したところ4つ子だった。その姿は頭が人間で手足が狐、首は狐で手足が人間と様々だった。狐が男に化け姦通したのだろう。
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ユキオンナ
1928年 秋田県
秋田地方の雪女は、顔がのっぺりとしており、普段の顔を見せない。しかし美しく整った顔に逢うと、つかまされると言われている。
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キツネ
1988年 岩手県
夜にキツネに出会うとゾクゾクした。
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ヒメタニイケ,ヘイシノヒメギミ
1939年 奈良県
平氏の娘が落ち延びた先で残党の勇士とで出会い懐妊するが、夫は敵襲で死んだ。姫は池に飛び込んで自殺し、以後、姫の亡霊が通行人を池に引き込むようになった。
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タヌキ,(ツキモノ)
1989年 長野県
タヌキが人に憑くことがあるという。憑かれた人は、夜になると外をふらふら出歩いたりしたという。離すときは、祈とうしてもらったり三峯神社へ頼みに行ったりしたという。
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オトコノオボコ
1984年 秋田県
昔遊郭があった通りに、夜出歩く男の子がいた。赤い洋服を着て赤い顔をした背の小さな子供だった。それで、子供は夜、外に出て遊んではいけないと聞かされていた。
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ヘビ,マッタビ
1943年 鹿児島県
マッタビという蛇は化けるという。美男に化けて女の側に忍び寄り懐妊させる。女がマッタビの子を2、30匹も産むことがあるという。
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タンジャウムク,ホウネン
1983年 岡山県
法然の父母は子がないことを嘆いて仏神に祈った。すると母は剃刀を飲む夢を見て懐妊し、苦しむことなく男子を産んだ。その時紫雲がたなびき、白旗が2流降り下り、館の西にある椋の木にかかった。鈴鐸が四方に響き、紋彩が日に輝き、7夜を経て天に上った。この木を誕生椋と名づけ、寺を建てた。
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キツネ
1988年 長野県
きつねがついたことがある。ある娘にきつねがついたときなどは、夜に出歩いたり、天井へ上がったりなどしていたという。これをはらうには祈祷したりなどした。
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テン,タイショウ
1941年 新潟県
家で男子が留守番をしていると、毎日のように遊びに来て、親が帰ってくると寺のほうに帰っていく。男子が胡瓜を食べたいと言うと、庭に種を植えてそれが半日ほどで成長して食べられるようになった。これは寺の貂であった。
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ダイジャ,キツネ
1988年 奈良県
ある婦人が菅田の森の子狐を哀れがり、自分の子と乳兄弟として育てた。狐はそのお礼に刀鍛冶の弟子になって宝剣子狐丸を打ち、婦人に送った。婦人はその威力で大蛇を退治し、剣を布留明神に奉納した。今その刀は石上神宮にある。
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(ゾクシン)
2001年 青森県
妊娠中に鍬に座ると子供が生まれない。
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オニ
1935年 長崎県
正月7日、鬼が出るといって夜は外に出ない。
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