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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ,キツネ
1988年 奈良県
ある婦人が菅田の森の子狐を哀れがり、自分の子と乳兄弟として育てた。狐はそのお礼に刀鍛冶の弟子になって宝剣子狐丸を打ち、婦人に送った。婦人はその威力で大蛇を退治し、剣を布留明神に奉納した。今その刀は石上神宮にある。

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ダイジャ,キツネ
1988年 奈良県
庄屋の乳母が子狐を哀れがり、庄屋の子と乳兄弟として育てた。その子が成人したとき、嫁取り橋の大蛇を退治するように藩主の命を受けた。狐は今こそ恩を返すときと、直視の大行列に化けて石上神宮の神剣を借り出し、庄屋はその威力で大蛇を退治できた。その大蛇の尾を埋めたのがこまの墓。
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キツネ
1950年 新潟県
雪が積もり道に迷って堀に落ちて困っていると、突然婦人と子供が現われ、言われたとおりについていった。すると茶屋にたどり着いたが婦人と子供の姿は消えた。茶屋には婦人と子供が入浴していたが、まったく外出した覚えがないといった。おそらく狐だろう。
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キツネ
1976年
開成4年秋、村より馬で出た。夕暮れに婦人に出会い酒をすすめられたので飲んでいた。そこに犬を連れた猟師が来た。すると婦人は狐になった。手中に酒をみると髑髏酒になっていた。
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リュウジン
1932年 群馬県
幡隨意上人が説教していると、17、8歳らしい婦人が来て「私は城沼に棲む龍神の妻です。上人の高徳で済度させて下さい」という。上人が本体を現せと言うと、たちまち長さ20尋の龍となる。上人が杖でその額を撫でると婦人の姿に戻った。婦人は寺を守護すると言って井戸に入り、井戸は封じられた。
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トイレ,アカイチャンチャンコ
1986年 東京都
ある学校で女の子がトイレに入ると「赤いチャンチャンコ着せましょうか」という声が聞こえてきたので、怖くなり逃げ出した。翌日、警察官と婦人警官がそのトイレを見張っていた。婦人警官がトイレに行くと同じように声が聞こえてきた。婦人警官が「着せて」と答えると、婦人警官は首を切られて死に、飛び散った血で服が赤いチャンチャンコのようになった。
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オソレザン
1978年 青森県
ある婦人が南部の恐山に行けば逢いたい人に会えると聞き、子供をおんぶしてやってきた。恐山の和尚が、「あるかどうかわからないが、賽の河原で1晩止まりなさい」と言って泊めた。夜が明けてその婦人は「自分の主人がやってきて会うことができた」と言ったという。
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キツネツキ
1922年 山口県
大正2年1月に、筆者宅にある婦人が狐憑きになりやって来た。その狐と問答をして、ある坊主がある女から金を貰い、この狐を使っていることが分かった。狐の子供が坊主の出した油揚を食べてしまったため、仕方なく使役されているという。明治天皇の御影を使い、天子の御家来に害を成すではないと諌め、憑かれた女に給養させることを約束し、退散させた。しかし数日後また婦人がやってきた。問答すると坊主に弓で威嚇され、再び憑いたという。筆者は狐を神の眷属とすることを約束し、立石大明神を招いて吉松稲荷大明神の眷属となる許可を得、解決した。
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カメノゴトキモノ
1978年 京都府
京なる婦人が病気で死んだとき、亀のようなものが腹を破って出てきたという。
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イヌガミ
1936年 徳島県
様々な病状を持つ婦人を祈祷したところ、犬神筋である女髪結いの家から来た犬神に憑かれていることがわかった。女髪結いが、婦人の幸せと自分の不遇とを比べて嫉妬したために起こったことであった。
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ボウレイ,アヤカシ
1992年 広島県
大元から弥山へ登る道で腑抜けになっている婦人を見かけた。どうしたのかと尋ねると、鎧や陣羽織を着た侍たちが斬り合っているのを見たという。これは陶晴賢の残党だと思い、拝んでやると婦人は元に戻った。
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イヌガミ
1922年 高知県
仲の良い老夫婦が犬神統に羨まれ、その爺さんに食いついたことがある。仕事中に爺さんがぐったりとなり、眠りだすことがあった。そうすると婆さんは琴平さんのお札でじいさんの頭を叩き、なぜ来たかと問うと、2人が羨ましいからと答えた。また、犬神統の子が病気の時にある婦人が氷を与えると、その婦人についたこともある。
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ショウヨウ
1976年 沖縄県
琉球で夜更けに芭蕉が多く植えられたところを歩くと、婦人の形をしたものに逢う。ただ驚かすだけで何もしない。日本刀を持っていると現れない。
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キツネ
1975年 岡山県
備中足守の医者の杏庵が言うには、狐が憑いた者を数回治療したという。ある時婦人に狐が憑き、縛り付けると瘻のようであった。鍼で衝き殺そうとすると狐は屈服し去っていった。
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ムジナノタタリ
1956年 宮城県
昭和20(1945)年頃,川上部落の観音様の堂内でお内儀達が集まって講を行った。その時片隅の破れ穴からムジナが出てきたので,お内儀たちが油揚げを食べさせようとしたが,一人の婦人が反対した。この婦人は帰宅してから病気になり,死んでしまった。
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キツネ
1961年 島根県
人に憑く狐は普通の狐とは違う。狐を憑けるには丑の刻参りをする。憑かれると病気になり、その人の口を通じて狐が「○○から来た」と語る。この狐を落とすには小豆飯や油揚げを食べさせたりするか、病人を打ったり叩いたりする。
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アヤシキサン
1976年 中国
隆慶5年、唐山県の婦人が左脇の腫より子を生んだ。
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ヒヒ
1921年 徳島県
刀鍛冶海部氏吉が突然訪れた刀鍛冶と刀剣百振を競鍛することになった。その刀鍛冶が鉄をとって一しごきするとすぐ刀になるのを見て、氏吉の妻は妖怪変化と見抜き、雉に東天紅を鳴かせた。すると刀鍛冶は狒の正体をあらわにして逃げた。
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キツネ
1979年
野中游光兄弟8人は、常に人々の中にいて怪害をなし、多くの場合美男子となって婦人に通じる。それの所為は池袋村の狐に似ている。
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(アンザンノゾクシン)
1967年 福島県
安産した良家の婦人の帯をもらうと安産する。
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ヤマクズレデナクナッタジョセイ,アメノヒ,カサ
1985年 愛媛県
伊予のある寺への参道で山崩れの岩に当たって一人の女性が亡くなった。その後ある団体の婦人がその場所を通りかかった時、そのことを口にした女性の傘の上に何かが被さったように重くなった、杖で突くと軽くなるが、またすぐ重くなる。その晩同室の人たちが何度も般若心経を唱えているうちに婦人の気分も晴れた。
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キツネ
1973年 三重県
昔、信太の森の狐が娘に化けて男に嫁いで子どもを産んだが、その子に尻のしっぽを見られて帰ってしまった。父親はその子を男手一つで育てていたが、あるときしも行きしなければならなくなり、子供にその子の面倒を見てくれないかと頼んだが、その子は断った。結局、子供を牛つぼに乗せて連れて行ったが、子供はカエルを捕ってきたという。
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