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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イルイイケイノヨウブツ
1974年
ある夜、酒宴をしていると、外で田楽達の囃し声が聞こえてきた。障子のすき間からのぞいてみると妖物であった。ある儒家が国家敗亡の前兆かと思っていると、はたして乱世が始まった。

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キツネ
1971年 鳥取県
だます狐をこらしめようとした馬子が、逆にだまされ、障子をのぞいていると思っていたのが馬の尻をのぞいていた。
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キツネ
1933年 鳥取県
昔、山の上段というところに、歌好きの狐が住んでいた。毎夜、良い声で唄ったり、人の歌を聞いていた。ある夜、酒宴をしているときに障子に人の影が映り、障子を開くと狐がころげ込んだ。
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ヨウブツ
1981年 京都府
三十三間堂に33色に化ける妖物が出ると聞いた武士が、面白がって見に行くと鬼や青入道となって妖物が出てきた。しかし武士は驚かず、逆に持ってきた酒の肴に化けてくれといい、妖物は焼き味噌に変わった。武士がそれを口に放り込んで食べると、さしもの妖物も亡ぼされてしまったという。
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ヒノタマ
1968年 佐賀県
国家に大事のある時には、火の玉が出る。
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カイチョウ
1974年
寛政七年八月、宮中で毎夜犬の鳴くような声が聞こえた。のぞいてみたが姿ははっきりとしなかった。
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シノゼンチョウ
1977年 青森県
死の前兆に関する俗信。
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キツネ
1976年 山口県
夫の声がするので帰ってきたのかと外に出ても誰もいない。きつねの仕業。
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タヌキ
1989年 長野県
山の高いところに小屋があり、話者は若い頃泊まったことがある。夜中、人が山の下から登ってくるような声がしたので誰か来たと思って外に出ると誰もいない。また小屋に入ると、すぐそこで声がする。たぬきに化かされていると気づいたので、もう外に出ないようにしたという。
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シニンニトリツクキツネ
1979年 愛知県
死人が起きるのは狐が憑いているからである。障子に銃口を置いて打つと、その穴から狐は外に出る。
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ムジナ
1984年 山梨県
出掛けに外から誘う声がするので出てみても、誰もいない。むじなの仕業。
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ヨブコエ,アヤカシ
1992年 広島県
海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
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タヌキ
1978年 和歌山県
夜、山の仕事小屋で樵が10人くらい話をしていると、外で「オーイ」と2、3人で呼ぶ声がする。皆で「オーイ」と返事をすると、外の声はしなくなった。声の主は2、3匹の狸であった。
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ナナフシギ
1919年 岩手県
御田植場の頂上で女の声が聞こえたり、頂上の平地では馬のなく声が聞こえることがある。登山する人が垢を取る所では夜になると読経の声が聞こえるなどといった七不思議がある。
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ムジナ
1991年
新助が眠ろうとすると名前を呼ぶ声がする。しかし外には誰もいない。外を見ると、狢が節穴へ尻尾をこすりつけていて、その時の音が名前のように聞こえていた。悪戯ではないのでそのままにしておくうちに、慣れてきて楽しみにもなった。
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キツネ
1985年 新潟県
ある人が夜、父親を迎えに行ったら咳が聞こえた。父親かと思ったら、また別のほうから聞こえてきたので狐だと思い、逃げ帰った。
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タヌキ
1935年 愛知県
小屋に泊まって炭焼きの仕事をしていたら「ホイホイ」と呼ぶ声が聞こえる。呼んでみても返事がない。仕事の続きをするとまた呼び声が聞こえる。狸の仕業と気づくと、聞こえなくなった。
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メイドウ
1974年 兵庫県
国家に事の吉凶がある時は、多田満仲の廟が鳴動するという。
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タヌキ
1970年 高知県
老婆が高熱を出したので、寺で祈祷を頼んだ。ある人が何か悪いものが憑いているといって、外でトンガラシをいぶしていると病人は障子を破って外に出た。これは狸のせいだと言って、押さえつけて憑き物を落とした。
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テング
1928年 静岡県
昨年正月末の雪が2尺ほど積もっていた朝、山の頂上から「アハハハ」という途方もない大きな声で高笑いの声が聞こえた。3、4日後にはその声を聞いた女の亭主が突然死んだ。声の主は天狗で、亭主の死の前兆だったのだろう。
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ソウナン,セッケイ,コエ
1987年 長野県
雪山で泊まっていると、夜に助けてくれと言う声が聞こえた。捜索してみたが、どこにも遭難者らしき姿はない。翌朝、再度捜してみると、声が聞こえた辺りは数年前に遭難した大学生を荼毘に付した所だったと気付いた。
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スガタミノカガミ
1948年 新潟県
牛馬などを洗ってはいけない堤があり十二王の形をしている。真夜中にこの辺りでお囃子の音が聞こえる。足元の池を見てみると、神々の集会が集まって酒宴を催している。それ以来、この堤は大事にしている。
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