カイチョウ 1974年 寛政七年八月、宮中で毎夜犬の鳴くような声が聞こえた。のぞいてみたが姿ははっきりとしなかった。
類似事例 |
|
ツキ,サンゾンノミエイ 1937年 秋田県 二十三夜に月が三尊の姿になった。
類似事例 |
|
ジュウニサマノシメハリギ 1982年 群馬県 山の神(ヤマノカミ)である十二様のシメハリギ(神木)を切った人が、十二様の鳥居につぶされてしまった。
類似事例 |
|
テング 1974年 寛政七年七月二十一日の朝、ある侍の子が門口で忽然と姿を消し、二十四日の朝に再び現われた。正気に戻ってから何があったかと聞くと、姿の見えないものに連れられて尾張や富士などを空を歩くようにして見て、母のことを思ったら帰ってきたと言った。
類似事例 |
|
タマシイ 1944年 山梨県 尋常2年の頃、死んだ妹のため、毎日墓へ燈篭をつけに行っていた。49日が終わる頃の夕方、燈篭をつけに行くと、墓場の柿の木のところで異様な音がして、ボーッと白い煙が立った。夢中で家に帰り母に告げると、「妹はこれで墓にいないということだ」と言われた。
類似事例 |
|
オキ 1956年 宮城県 一月十四日の夜半に、暁粥を煮た火の中から赤くおこった炭火を十二個(うるう年には十三個)取る。これを十二ヶ月に見立てて、たとえば三個目が黒くなれば、三月は雨と解釈する。白くなったところは日照りと考える。
類似事例 |
|
オオスギ 1982年 富山県 神木を切ったところ神様が現れ恐ろしい言葉をはく。神木は大切にしなくてはならない。
類似事例 |
|
タタリ,イシドウロウ 1975年 神奈川県 元禄年中に相模国小田原庄の寺を普請した棟梁が奉納した燈篭を江戸へ運ぼうとしたら、夜関係者が発熱し狂気のように皆燈篭のことを口走った。ゆえに江戸へは運ばず寺に返した。精霊が宿っているのだろう。
類似事例 |
|
ジュウニサマ,ヤマノカミ 1982年 新潟県 十二様は山の安全を守ってくれる山の神で男性とされている。また、豊作を祈る神様でもある。2月12日は十二講の日だが、この日十二様が山から下り、秋に稲刈りが終わると山に帰るといわれている。
類似事例 |
|
カサネ 1974年 茨城県 正保四年八月十一日、かさねが夫与右衛門に絹川で殺された。その後夫は再婚するがかさねに取り殺される。六番目の妻がキクを産むが、寛文十一年八月にその妻も殺される。翌年かさねの霊が菊につくが教化により救われる。
類似事例 |
|
カイゾク,タタリ 1991年 和歌山県 阿波から来た十三人の海賊が祟るので、十三の塚を設けて祀った。
類似事例 |
|
ヤマノカミサマ 1982年 新潟県 3月12日に山の神祭りのジュウニッコウ(十二講)が行われたが、この日は村休みになった。この日山へ行くと山の神様がバチをあてられて、けがをする。十二講をしないうちは山へ入ってはいけなかった。十二講前に山に行くには、太夫様のところへいってお祓いしてもらってからにせよともいう。十二講の祭りをしないうちは、薪伐りのハルヤマ(春山)にいてはならないといった。
類似事例 |
|
インカ 1973年 文政6年8月17日の夜の大風雨の時、大きな醤油樽程の陰火が飛んでいるのを見た人がいる。非常な暴風雨の時は必ず何か前兆があるものなのだろう。
類似事例 |
|
オオアメノキザシ 1956年 宮城県 正月に雨雪の多い年、旧暦の月の二十八日に雨が降るとき、冬に積雪の多い年、甲子に雨が降ったとき、寒中の朝に濃霧が多い年、辛夷(こぶし)の花が下向きに咲く年、松の緑が萎縮する年など。
類似事例 |
|
ジゾウマツリ 1973年 富山県 地蔵まつりは八月二十四日前後が県下で一番多い。地蔵は子どもを守ってくれるので、地蔵まつりは子どもたちの管理であった。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カガミ,オバアサン 1998年 静岡県 鏡を夜の十二時に見ると、後ろにおばあさんがいる。
類似事例 |
|
ミクニチ 1965年 岩手県 九月九日、十九日、二十九日を三九日というが、このときに三回臼をならすと、果報がやってくるといわれ、餅をついて祝う。
類似事例 |
|
ヒトノシ 1946年 岩手県 人を吹けば死んだときに大風がふく。
類似事例 |
|
カガミ 1998年 静岡 夜中十二時に鏡を見ると、後ろにおばあさんがいる。
類似事例 |
|
レイ 1975年 愛知県 3年前、四国八十八カ所巡りの第三十三番目で、先達に乗り移って「家に連れて帰ってくれ」という霊がいた。以前、川下の人が三十三カ所めの山で迷い、死んでしまい、案内者がいなかったので極楽へいけなかったのだという。
類似事例 |
|
オオクスノキ,シンボク 1922年 和歌山県 大正4年11月30日、神木の大樟を伐ろうとしたが、次の日になるともとに戻ってしまう。
類似事例 |
|