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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ボウボノレイ)
1974年 東京都
文政13年の事、ある豆腐屋の娘であったたかは、相次いで両親を亡くしたので女郎屋に売られたが、その頃から亡き母が現れて毎夜娘をさすったという。主は気味が悪くなり、証文を渡して供養を行い、証文を亡き母の墓に埋めたところ現れなくなったという。

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ユウレイ,ムスメ
1933年 大阪府
家計を扶けるために女郎となった娘の青ざめた首が、両親の家の上がり口に現れ、すぐに消えた。両親は夢の様な感覚に陥ったが、数日後、娘の病死の報せを受け取った。両親を思う一念より、幽霊となって二人の下に現れたのだと言われている。
類似事例

オトコシュノユウレイ
1989年 山梨県
男衆(下男)が急性肺炎か何かで亡くなった。納棺の時に年季証文を中に返さなかったので、よなよな現れて情けなさそうな顔をして主人を眺めた。ある晩聞いてみると「証文を返してくれないのでいつまでもここに縛り付けられている」といったので、墓に年季証文を埋めてやるとそれきり出なかった。
類似事例

ヘビジゾウ
1956年 宮城県
釈迦堂公園南裏手の畑地にある蛇地蔵の由来譚。昔,化粧坂の辺りに機織で生計を立てている母娘がいた。いつからともなく,娘の所に毎夜凛々しい若衆が通ってくるようになった。娘が日ごとにやつれていくので,母が娘に若者の素性や名前を聞いたがわからないという。母は寺の和尚に相談し,娘に言い含めて麻糸を若者の裾にこっそり針で縫い付けさせた。翌朝母娘が糸をたどって裏山に登っていくと,糸は草地にある穴の中に吸い込まれていた。二人が部落の人に頼んで穴を掘り返してみたところ,中から大きい白蛇が糸を尾に縫い付けられた状態で這い出してきたので皆で打ち殺してしまった。母娘は白蛇の供養のために懇ろに葬って地蔵を建ててやった。
類似事例

キツネ
1981年 京都府
招善寺の下辺りで豆腐屋がよく狐にだまされていたのを畑仕事の農夫たちがよく見たという。畑の端に狐が座っていて、立てた尾を左右へ振ると豆腐屋も「豆腐。豆腐」と言いながら右往左往していたという。
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ダイジャ,ムスメ,ジャタイ
1929年 富山県
お光という娘に大蛇が恋をして、引いていった。翌年、出産のために娘は帰ってきたが、産所には入れなかった。怪しんだ母が見ると、娘が蛇体となっていた。驚いた母の声で気付いた娘は、元の姿となって、親子の縁を切った。娘は最後だからと言って、粽の作り方を教えた。
類似事例

キツネ
1989年 群馬県
豆腐屋の帰りに油揚げをとられた。狐の仕業。
類似事例

フチノヌシ,ハタオリヒメ
1967年 福島県
日照りのとき、淵の主に、雨を降らせてくれたら娘を1人やると祈ったところ、雨が降り、淵の主が現れ娘を連れて行った。後になり娘は行者の姿となり現れたり、竜宮の使いで機織り姫であるといったりしたとも言われている。
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カッパ
1982年 宮城県
近春という殿様が小泉川で馬を洗っていたら、カッパが馬の尻尾を引っ張って馬が暴れたのでカッパを捕まえて屋敷に戻った。カッパがもうしないと証文を書くから許してくれというので、石に証文を書かせて放した。今でも証文が残っている。
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ヘビ
1981年 和歌山県
娘のところに男が通い、その娘は蛇の子を産んで、女郎淵に身を投げて死んだ。
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ユウレイ,ハハ
1933年 大阪府
朧月夜の晩の事、ある老婆が、格子越しに豆腐屋の中を窺っている女性に出会った。髪は乱れ、顔の青い30歳前後の女性であったが、ふとした瞬間に姿を消した。きっと、数日前に亡くなった豆腐屋の女房が、幼い我が子を見に現れたのだろうと噂になった。
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イキリョウ,ツキモノ
1922年 京都府
村にお梅という娘があった。あるとき娘は養子を迎えたが、養子はその母親とできてしまった。それから母は娘をいろいろ苦しめたが、娘がふと憑き物に疲れてしまった。百万遍の僧が理由を尋ねると、母の生霊が憑いていることがわかった。憑き物は落ちたが娘は衰弱して死んでしまった。
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キツネ
1983年 東京都
女郎屋だか芸者屋だかに遊びに行った帰りに森を通ると、きれいな女の人がでてきて「一緒になりましょう」と言うので一緒になった。出来た子供は油揚げばかり食べるという話であった。
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コフンノヌシノレイ
1933年 山口県
ある人が古墳を発掘していると近所の者の母に、古墳の主の霊が憑いて口走った。気味が悪くなり再び埋め戻した。
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アカマタ,マッタブ
1973年 鹿児島県
昔、阿傳と嘉鈍の中間にマチという部落に母と娘が暮らしていた。娘は夜に機織りの仕事していたが、あるときから夜になる一人で笑ってばかりいて仕事をしようとしない。母が尋ねると、娘は夜になると赤手拭いを被った男がやってきて脇の下を擽るのだという。そこで母は今晩その男が来たら木綿針に糸を貫いて男のたまに刺せと言った。その晩、娘は言われたとおりに男の頭に針をさし、明朝に母が糸を辿っていくとマッタフの巣である坂の麓の割れ岩まで続いていた。中から「我ミミンダ通しはしたが、子供は七籠も産ませて、うら取って見せずに置くものか」と声が聞こえた。また「娘が海へ行って七日間潮浴びをすれば子供は堕りる」と他の声も聞こえてきた。母は家へ帰り娘を海に連れて行き、七日間潮浴びさせると蛇の子を堕ろすことができた。
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ヘビノムコ
1977年 神奈川県
ある蛇が人間の娘に惚れてしまい、青年の姿となって娘のところに通うようになった。娘の母が心配し、青年の着物に紐を結びつけるよう娘に言いつけた。その紐を辿って山中の岩屋の中を窺ったところ、中で、娘との間に子供を作ってはきたが、5月の節句に菖蒲酒を飲まれれば子供はみんなおろされてしまうと言っていたので、娘と母親は急いで帰ってその通りにした。
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イケノヌシ,ヘビ
1985年 岐阜県
池の主が若侍に変身して、村の娘を妊娠させる。娘の母が若侍の裾に縫いこんだ糸をたどっていき、池での母蛇との会話から、腹の子を流すために5月の節句に菖蒲酒を飲ませればいいことを知り、そのとおりにしたら、娘は元の身体になった。
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キツネ
1988年 茨城県
昔、話者宅の使用人の娘が山に入って、夕方まで帰ってこなくなった。山中で発見されると、娘は「おっかさんを追ってきた」と言いながら山の中に入っていった。しかし娘の母はいなかった。狐が化かしたという。
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キツネ
1980年 広島県
昔、狐が男や娘に化けてよく現れた。
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ダイジャ
1930年 和歌山県
阪本のむろ屋の娘が輿入れするとき、じゅじゅち池の側に来たら、突然雷雨が襲い、人夫が気絶している間に娘はいなくなった。両親が池に来て娘を呼ぶと水中から現れたが、頭に角が生えていた。2度目には角は2本になり胸から下は蛇になり、3度目は完全に蛇になっていた。
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ヘビガイケ,シライトノタキ,ダイジャ
1938年 京都府
毎夜家を抜け出す娘の後をつけると、娘は瀧に入ろうとしていた。声をかけると娘は瀧に飛び込み、しばらくすると大蛇が現れて上の池へ入っていった。
類似事例

ヘビジゾウ
1956年 宮城県
近くの化粧坂に機を織って暮らしていた母と娘に、ある夜美しい若者が訪ねてくる。若者が足繁く通ってくるので、娘は母のいいつけで男の裾に糸をつけた針を刺し、翌朝糸を手繰って行くと穴に入る。村人を呼んで掘ると白蛇が現れたので打ち殺し、供養に地蔵を建てた。
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