メイドウ 1976年 京都府 延宝4年正月2日、貴布禰(貴船)山中が鳴動した。翌日見れば船の所が崩れていた。先年も同じところが崩れ、修理をした場所である。
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ニチリン,チョウウン 1983年 弘化4年12月21日に、日輪に暈がかかり、白気がかかった。
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カミ,イワノクズレルオト 1974年 鹿児島県 旧10月の庚の日は山の神々が海に魚釣りをしに行く日だと言い、山にも海にも行ってはならない。山では神が山の尾根を通るので岩の崩れる音がする。
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ドウソジン,シンタイ,ゾクシン 2003年 山梨県 道祖神の神体に祈ると、崩れた体調が回復するといわれる。
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ロウケン 1928年 愛知県 老い犬が主人の猟師を襲おうとするので山で殺した。3年後、そこへ行ってみると骨のみそのままの姿でいたという。蹴ると犬の骸は崩れてしまったが、その骨が足に刺さって、それが原因で猟師は死んだという。
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カッパ 1959年 山形県 6月1日に水浴びすると河童にとられるといって、川海ともに泳がない日とされていた。
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ヒシノムラノナナフシギ,アナカンノン 1987年 長野県 崩れぬと思うばかりの岩室にだれまつりなんこれの仏を。音羽良源坊の篭った穴だという。
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リュウ,(タツマキ) 1935年 三重県 弘化2年4月、庄屋の兼次郎が三浦坂を登っていた時に、俄に雲が起き、海上で龍が水を吸い上げるのを見た。それは一条の黒い気のようなもので、忽ち雲は治まり、日光が心地よく差してきたという。
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コウボウダイシ,ミズナシガワ 1948年 兵庫県 昔、お婆さんが川で洗濯をしていたとき、汚い乞食僧が「水を飲ませてくれ」といったが、あまりに汚かったので、お婆さんは「水はない」といって断った。乞食僧は大変怒り、錫杖でぐるぐると水をかきませた。すると、みずはみるみるなくなり、川は川原になった。坊さんの姿は消え、空から「そんな、よくない者がいるなら「水なし川」にしてやる」という声が聞こえてきて、それ以来、安黒川は大雨のときでないと水が流れない川になった。
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ヒバシラ 1978年 新潟県 宝暦元年の名立くずれの際、沖へ出た猟師が陸の方を見たところ、空が赤く火柱が立っているようだった。慌てて戻ると、何事もなかった。その夜、地震と共に崩れたという。
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リュウ 1989年 長野県 大昔、辰野には海があり、底には竜が住んでいた。ある夏大水のために一角が崩れて、海の水が流れ出し、水が少なくなって底が見えるほどになった。その時、にわかに竜巻が起こって竜が天へ上っていった。水が引けるとそこには野原が広がっており、以来辰野という名前になった。
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フナイシ 1974年 新潟県 越後国魚沼郡の市の越村に船山という山がある。この山は文政12年の地震で船山が崩れて、そこから長さ1丈ほど幅4尺ほどの船石が出現した。自然石なのに船の形をしており、石工の手による物ではないという。神子の口寄せによって同村の鎮守の社頭にもってきたという。
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イジュウ 1977年 北海道 壬寅の年の5月15日に蝦夷で大きな地震があり、大きな山が二つに崩れた。そこから異獣が多く出てきた中に、二面八足の異獣が風の様に飛んでいったという。蝦夷の人間はこれを捕らえようとしたができなかった。
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キツネ 1973年 茨城県 下総国飯沼郷で昔、浄土宗弘経寺にいた論議の上手な僧の正体は狐だった。僧は去ると言い、正体を見抜いた僧に何でも望みのものを見せると言った。僧が阿弥陀を見たいと言うので、見せてやるが拝んではならない、拝んだら自分は死んでしまうと言った。実際に阿弥陀来迎の相が現れると僧は思わず拝んでしまった。すると狐は死んでしまった。
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ベンケイ 1960年 青森県 昔弁慶が戦ったとき馬に乗って走っていったため、崩れたのだとも、すべった跡だとも言われているところがある。
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キツネ 1976年 山口県 夜歩いていると急に目の前の山が崩れてきた。明日もう一度同じ道を歩いても、山は元通りだった。きつねに化かされた。
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イシマラキツネ,タヌキ,ヒトツメ 1972年 兵庫県 狐は女に化けるのが上手で、魚をよく盗む。狸は一つ目に化けるのが上手である。
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タタリ 1991年 神奈川県 延宝年間、溺死した瞽女のたたりで、溺死者が多くあった。そこで水難除供養塔が立てられた。弘化2年に流れ者の侍が人柱になったが、侍の霊が埋葬された墓地からは川の土手が見えないので土手番ができないというので、今の場所に墓場を移した。
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タヌキ 1975年 静岡県 伊豆と駿河の間を行き来する僧がいた。この僧は絵が上手だったので、多くの人がそれを求めたものの、沼津で犬に噛まれて死んだという。その死骸を見ると、僧に化けた狸だった。
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ゴリントウ 1995年 愛知県 観音堂にあった崩れた五輪塔を持ち帰って、漬物石などにした人たちにたたりがあり、また持ち寄ったという。
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コウボウダイシ 1931年 東京都 昔、旅の僧が汚れた法衣を洗ってくれと頼んだが、川に水がないからと嘘をついて断ってしまった。その後、その村には水無瀬川の水が流れなくなったという。
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