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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ,コウシンシンパチ
1922年 徳島県
天正寺の庚申さんは神籤が良く当ると評判だが、これは庚申新八という狸の力という。新八が住んでいた庚申谷の近くには蜂須賀藩の火術指南北島藤蔵が住んでいたが、その流れ弾が新八の棲家に当り、眷属が多く殺されたので悪戯をはじめたという。子分に老婆や20位の女に化けさせて藤蔵やその弟子をだまさせたりした。また新八も道路を川と見せて、美女に化けて北島氏と相合傘で一緒に帰り、カサを卒塔婆と取り換えるなどしてだましたが、終いには北島氏に撃たれて死んだ。その死体は3日めにようやく狸に戻ったという。

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コウシン,フルダヌキ
1966年 徳島県
天正寺の庚申さんはおみくじが良くあたると評判であるが、これは新八狸のおかげだと庚申堂の傍らに祀ってある。この狸は昔庚申谷に棲息していた狸の頭で、狸合戦の時は金長方の旗頭として参加した。
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タヌキ
1915年 愛媛県
松山には八百八狸の大将がいたという。
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コウシンサン,ニンギョ
1960年 山形県
庚申さんの師匠が庚申の晩に、海中の人魚のような魚を庚申さん達に御馳走した。皆気味悪がったが、庚申さんが一番に食べたので師匠は一番よい弟子だと感じたという。
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カミサマタチ
1974年 宮城県
神様たちが、「今からお産に行くが、その子の寿命は十八まで」と言っているのを聞いたので、おかんのん様がその家に行って八十八のお守りを書いてやったら、寿命が八十八まで延びた。
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(ゾクシン)
1976年 大阪府
当寺(四天王寺)の庚申堂は、大宝元年正月7日の庚申の日、僧に感徳があった霊場で、本朝最初の庚申とされる。昔、12月の庚申の日を仕舞庚申と俗に言い、その日に庚申堂へ裸体で参詣すれば遺尿が治ると言って、裸に褌のみで参詣する者が多かった。
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コウシン(ゾクシン)
1972年 岐阜県
庚申さんに関する俗信。庚申さんを念じると、お産が軽くなるという。お産で死ぬと血の池地獄に落ちるというが、庚申さんが髪を捕まえてくれるという。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
庚申さんに関する俗信。庚申の晩に産まれた子は、盗人になるという、など。
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アマンジャク
1982年 群馬県
弘法大師が霊場を捜して寺を建てる八十八谷を捜したが、アマンジャクが1谷隠してしまい、大師はあきらめて、八十八谷ある高野山に本山を開いた。
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(ゾクシン)
1973年 香川県
庚申の日の晩は、無理に仕事をしない。庚申さんの手もどきをしなければならなくなるからという。
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コウシンコウ
1968年 群馬県
庚申様は家の神様で、庚申の日に庚申講をする。宿は12月にくじを引いて決める。やらずにいるとその時期に災難があるといい、実際にやらずにいたところ、ある家が火事になったことがある。
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オニ
1991年 宮崎県
角がある異形の鬼八の首を、ある親子が跳ねて土に埋め、鬼八の美しい妻を連れ帰った。鬼八の首は地中で生き続けて祟り、妻を奪われたことを嘆いた。里人が一年に一人ずつ女を鬼八に差し出すと収まり、やがて鬼八の力も弱まっていった。
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ハクハツノオキナ,(イカイ),(テンセイ)
1983年
武蔵国多摩郡久保村の百姓藤五郎の子・藤蔵は6歳で死んだが、埋葬される時に、白髪の老人がやって来て藤蔵(魂か?)を連れ去った。そして3年間、、薄暗くおぼろげな場所で過ごし、彼を人間界に戻した。すると藤蔵は同郡中野村に住む百姓源蔵の次男・勝五郎として生まれる。勝五郎が9歳になった時、自分は藤五郎の子であり、藤蔵でしか知らない藤五郎の家族の事などを言い、それらは全て合っていたという。
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タヌキ,ヒ
1935年 奈良県
狸が化けて火になる。
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コウシン
1963年 新潟県
漁に出てしけにあった漁師が庚申さんに願をかけると帆柱の上に庚申さんが現れ、庚申講に入っていないものがいるから助けないと言った。その人が、一生講の常宿をすると約束すると生命が助かったという。
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(ゾクシン)
1974年 滋賀県
庚申さんに関する俗信。庚申さんは風邪の神であるので、祀ると風邪を引かないという。また、12人の子供が居るので、庚申の日には12個の小さなおはぎを作って、その上に大きなおはぎを乗せて供えるという、など。
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コウシン(ゾクシン)
1966年 栃木県
庚申様は血を嫌う。特に出産の血を嫌う。庚申の日に出来た子供は8本の手をもつといわれた。お産のあった家の人は75日間庚申様の宿に立ち寄ることが許されなかった。
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コウシン
1979年
庚申に関する考証。
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(ゾクシン)
1976年 京都府
庚申さんに関する俗信。庚申さんは風邪の神様であるという。子供のはしかが治ると、藁におにぎりを包んで、お礼参りに行くという。
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ネコ(ゾクシン)
1951年 三重県
猫を3年飼うと化ける。猫の八割れは化ける。
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コウシン
1960年 山形県
庚申さんは庚申の日には夜通し貧乏人の家を回って恵んで歩くが、早く寝た家や火の気の絶えた家には寄らないので、庚申の晩には火の気を絶やさず起きていなければいけないという。
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コウシン
1964年 島根県
鬼のような男の姿をした庚申さんが、大金を持って伊勢神宮に向かう人を襲って有り金を全て取り上げた。別の悪者が金を奪おうとしているのを知っていた庚申さんの計らいだった。庚申さんは金を全て返してくれた。
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