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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(チャガマノスス)
1979年 徳島県
鈴ヶ峰には茶釜があった。その茶釜には煤がたくさんついていた。煤をつつくと大雨が降ると言われていたので、誰もつついたことがない。他の人が来てつつくと、必ず雨が降ったという。

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キツネ
1940年 滋賀県
狐を棒でつついた男はたたりで死んでしまった。
類似事例

テングノオヤシキ
1972年 岐阜県
ある人が、炭焼きのために山に入った。木の葉で固まっているような球があったので、棒でつついてみた。すると急に辺りが暗くなり、雷雨になってその日は帰れなかった。翌日に家に帰ったが、病気になってしまった。祈祷してもらったところ、天狗のお屋敷をつついたと言われたので、呪文で治してもらったという。
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タヌキ,ブンブクチャガマ
1935年 群馬県
いわゆる分福茶釜の話。青龍山茂林寺では、四百年ほど前に、茶釜が狸に化けて(狸が茶釜に化けて?)小僧達大勢との活劇があった揚句、その釜は払い下げとなった。古物商の間を転々する間に、見世物興行をするものがいて、大いに当たった。この男が前世で善根をほどこしたためという。男は相当の資産もできたし、お釜様にも楽をさせてあげようとこの茶釜をもとの茂林寺に納めたという。
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アメ
1946年 香川県
産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
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アラガミサン,ガワタロ
1993年 長崎県
海や山へ行く時、竃の炊き口の煤を額に付けると化物に化かされないと言う。河童に会わないように付ける人もいる。
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アマゴイ
1974年 滋賀県
村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
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イラスノヤマ,オオキナヒト,キンノチャガマ
1958年 香川県
イラズノ山に入ってはいけない。入ると大きな人が見えたり、金の茶釜を見たりする。そんなことがあると必ず命をとられる。
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チャガマ
1972年 千葉県
山崎家の人が、馬が死ぬので馬の観音様に茶釜を供えた。盗まれて困るので山崎家に返したら、茶釜は夜中にブーンブーンと鳴って観音様の下へ飛んでいった。
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カマ
1930年 富山県
おへつついさんの前で火を焚きながら女が前を露出すると、釜がうなり出す。うなりを止めるには、一度も用いたことのない腰巻を釜にかぶせるとよい。
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フクツウノマジナイ
1964年 福島県
はさみか小刀で腹の痛いところをつつき「あぶらうんけんそわか」と口の中で唱えも苦闘する。
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キツネ
1991年 奈良県
昔、ある子供が学校に行く時に、いつも狐の巣をつついて悪戯をしていた。ある日のこと、その子が帰ってこなくなった。それでみんな大騒ぎをして、山へ探しに行った。缶を叩きながら名前を呼んで探した。そうしたら、穴に埋められて死んでいる姿で見つかった。
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コックリサン,ミヤマドコックリサン,キツネ
1973年 三重県
コックリサンはミヤマドコックリサンともいう。イロハを白紙に書いて、呼ぶ人が何かを聞かれると、目をつぶり紙の上で箸を動かした。狐が憑いたようだと言ったという。箸が油揚げをつつくという。
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ムジナ
1982年 群馬県
高源寺の和尚はムジナの化身だった。それがばれて茂林寺に移っていったが、そのときに茶釜をかぶって行った。だから茂林寺の茶釜には蓋がなく、その蓋は高源寺のどこかに残っているらしい。
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タヌキ
1982年 群馬県
タヌキ和尚が佐野の鋳物師から茶釜を買ってきて、蓋を忘れて来たのでこちらで違うかねで作った。この茶釜は1斗2尺(21.6リットル)入り、1000人でも2000人でもまかなえた。
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テギノガエシ
1942年 高知県
幡多郡橋上村楠山では、手杵返しは足跡が1つしかない妖怪で、雪の山路で1つ1つついている足跡をみた人は恐ろしがったりする。
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カッパ
1975年 熊本県
河童は荒神とお仏飯を恐れる。水にはいる時に釜の尻の煤を顔に塗っておくと河童に取られぬというのは荒神を恐れての事だろう。
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イヌ,ウジガミ
1949年 秋田県
老犬神社の氏子は犬を飼わず、皮を持つことも禁じられていた。犬の皮を着た人が色々と災難にあったと言う。村の人が犬の皮を敷くと尻を針でつつかれるような気持ちになるという。
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イタチ,アカチャガマ
1949年 新潟県
イタチは赤茶釜になって木の枝にぶら下がって人を驚かすことがある。これを見た婆さんが驚いて逃げ帰ったという話もある。
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レイボク
1975年 山形県
聖天宮の杉の大木を伐りだそうとすると斧の切り口から血が噴出した。続けると真中からぽっきり折れたので根元のほうで大きな船を作って川を下した。すると船は突然向きを変え川を上り始め、やがて静かに沈んだ。旱魃の時はこの舟を棹でつつくと雨が降る。
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チャガマ,バケネコ
1941年 不明
ある猟師が茶釜の蓋をきせるのを忘れて山へ出た。すると家にいた猫がその蓋を持って化けて山に先回りした。猟師が鉄砲を撃っても化猫は茶釜の蓋で弾をよけてあたらない。猟師が南無阿弥陀仏を切り込んだ祈りの鉄ダマをうつと、茶釜の蓋は割れて化猫をしとめることができた。家の猫が殺生をやめさせようとしたのだとも。
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タヌキ,チャガマ
1941年 秋田県
人に追われた狸が茶釜に化けた。その後、和尚たちに売られるが、狸は元の姿に戻って逃げ出した。
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