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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムジナ
1957年 千葉県
大正15年6月に聞いた話によると、房州の目良では、この地の人が田んぼにでかけるときや、夜道を歩くときには、帯を決して後ろで結ばないという。帯を後ろで結ぶとムジナがこれにつかまり、引き倒して砂をかけると伝えられている。

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アオサギ,ニュウドウ
1961年 茨城県
帯を後に締めて暗い夜道を歩くと、青サギが入道になってのぞきこむので、夜は帯を後ろで結ばぬ方がよい。
類似事例

キツネ
1935年 千葉県
狐につかまれないために、田圃にいる百姓は帯を前に結ぶ。
類似事例

ムジナ
1962年 千葉県
道を歩いていると上から砂をかけられることがよくある。ムジナの仕業だという。
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ムジナ
1972年 千葉県
ムジナは狸に似ている。夜道を歩いている人に砂をかけたり、月を別の場所に見せたりする。
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オクリオオカミ
1989年 長野県
地相撲の名士が峠を歩いていると、後ろから送り狼がついてきた。狼という言葉を使ってはいけないので娘と呼び、帯を解いて歩いていくと狼は一番後ろについてきた。転倒したら襲われる、気を付けて歩いていった。
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ムジナ
1972年 千葉県
ムジナは夜歩いている人に、上から砂を掛けてきた。昔の話。
類似事例

テング
1974年 滋賀県
天狗は隠れ蓑を着て、人の話を後ろで聞いている。
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タマシイ
1981年 長野県
母がよく語っていたことで、寝るときには必ず帯は部屋の夜桁にかけておかなければならないというのがある。夜中に体から抜け出して遊びに行った魂が、帰ってきたときに帯に絡まって体の中に入れなくなるからだという。そうすると目を覚ませなくなるという。
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キツネ
1915年 愛知県
夜道を歩くときに提灯を前に提げると狐にさらわれるため後ろに負うとよい。
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ヘビ
1928年 和歌山県
昔、おしょぶという娘が池で洗濯をしていると、美しい帯が水の上に浮かんだ。帯を取ろうとして池に入ると、帯は蛇になり、おしょぶをくわえて池の底に入ってしまった。
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キツネ,ムジナ
1972年 千葉県
狐は人を化かすときには前から化かす。ムジナは後ろから化かすという。
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オオカミ
1940年 大阪府
夜道を歩いていると、後ろから狼が付いて来る事がある。その時、後ろを振り返ると、狼が飛び掛って来て食い殺されてしまうという。また、家の戸口を入ってから後ろを向き、労いの言葉を言うと、狼は黙って帰って行くとされる。
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キャシャ
1913年 岩手県
カサノカヨウという山にキャシャというものがいて、死人を掘り起こして食べるという。その近くに怪しい女が出て歩くのを多くの人がたびたび見た。その女は、前帯に赤い巾着を結び下げているという。
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キツネ,ムジナ
1978年 山梨県
狐は前から化かし、ムジナは後ろから化かす。ムジナは着物をシマにして化かすが、後ろにポンと蹴飛ばせば消える。
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ムジナ
1972年 千葉県
狸とムジナは同じもの。ムジナに砂をかけられるというのは、穴を掘って体中砂だらけのムジナが体を振って砂を落としたのがかかる。
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シニン
1941年 新潟県
死者が出たことを知らせる使に関する俗信。使は家の方を向いて草履を履くが、もし家に背を向けると、死人が負われて先方の家までついて行くという。帯の結び玉には人の魂が乗るので、必ず巻帯にしていくという。家を出るときには必ず「お先へ」と言う。言わなければ、死霊が後ろから負ぶさってきて動けなくなるという。
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キツネ,ムジナ
1972年 千葉県
狐は人を化かすときには前から化かす。ムジナは後ろから化かすという。だから狐に化かされても怪我をしない。ムジナのときは、穴に落ちたりして危ない。
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ユウレイ
1989年 長野県
いじめ殺された恨みを晴らすために、幽霊になって出てくるという。白いかたびらの前を細い帯で結び、足がなく髪を垂らして手を合わせた姿で出るという。お墓や人の家に出る。
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ダイジャ
1937年 京都府
昔、帯取池には年経た大蛇が住んでいて、池から半身を出しているとちょうど美しい帯に見えるので、通りすがりの者が手をさしのべるとたちまちぐるぐる巻きにして池に沈んでしまう。
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オオカミ
1974年 栃木県
狼に襲われないようにするには、着物の帯を引き摺って歩くといい。その帯の長さ分は狼は近づかないという。襲われずに家に着いたら「無事に送ってくれてありがとう」とお礼を言うといい。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
七人みさきに限らず、戸外で病気になって帰ってきたときには、病人を戸口に立たせておいて、後ろから蓑で仰いで入れる。家に入るときに本人が後ろを振り向くのを禁忌としている。
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