(ゾクシン) 1975年 山口県 厄年に関する俗信。「厄まけ」と言って、厄年に死ぬことが多かったという。女性の厄年である33歳でお産するのは後が産まれないから危険だとも、この年にお産をすると厄を逃れるので良いともいう。結婚して、50年の祝いをすると死ぬといわれていて、昔は祝わなかったという、など。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 厄年に関する俗信。厄年の人は厄落としの帰りに持っていた銭や厄餅を捨てるが、この餅は病を軽くすると言われていて、みんなで分けるという。
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ヤクビョウガミ 1942年 岩手県 和賀小山田地方の俗信。腸チフス等は厄病神の仕業なので道の辻に赤飯や草履を供える厄病神送りを行う。
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オニ 1958年 香川県 山の尾根が村里に突き当たった場所や道の四辻はマノモンスジで、マショウノミチとも呼ぶ。厄年の男女は節分の夜遅くに人に知られぬよう四辻へ出て金をまいて家に帰る。この時自分の着物や帯に触れれば自分についた厄を鬼が取り除いてくれるという。撒いた金は拾ってはいけない。拾うと厄がとりつく。
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(ゾクシン) 1976年 大分県 女性は33歳のときに出産をすると、厄が晴れたという。
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ヒトツメコゾウ 2002年 神奈川県 一つ目小僧は厄病神の札を道祖神に預ける。
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ヤクヨケノカネ 1939年 京都府 薬林寺の鐘をつくと厄を逃れられると伝えられている。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 西村では女性33歳でお産をすると、厄のがれになるという。
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オヨウカサマ 1943年 山梨県 お八日様(師走八日)には目の大きい怪物(または1つ目)、厄病神が各戸を覗いて歩くという。
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ヘビノタタリ,シロイヘビ 1985年 山梨県 七面様は身延山の七面山の関連で祀っているが、もとは弁天様だったともいう。カイコの神、火事などの厄災を除く神といわれている。蛇をいじめたら祟りがあったため、明治2年に蛇の神様を祀ったという。
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ヤクガミサマ 1984年 神奈川県 厄神様の風邪薬はお茶の葉で、これを煎じて飲むと風邪が治るといわれた。
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トオリノカミサマ 1977年 山梨県 昔は、2月8日の朝は、遅くまで寝ていると、トオリノカミサマが通って、厄病が家に入ってくるといって早起きをした。
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オニ,タタリ 1974年 厄病除けの御守として「〓(せき)」の字を門戸に貼る事の典拠について。
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オコトノカミ 1956年 山梨県 旧師走8日と2月8日を八日様といい、門口にスイノウ、目籠等を掛ける.。この日にはオコトノカミという目の大きい(1つ目とも言う)怪物厄病神が各戸を覗き手帳に厄病を病ませる人の名前を記入して歩く。だから覗かれないようにスイノウ、目籠等をかけておどかす。疫病神は自分よりも目の大きいものがいるというので逃げ帰る。
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(ソミンショウライノフダ),マジナイ 1983年 京都府 山城国と津国の境にある疫神社で、小さい木に蘇民将来と書いて、赤い札を付けて売っていた。これを子供の肩にかけると、厄病を除くまじないになる。また破魔弓を売るのも、子供は悪鬼に魅入られることがあるので、これを払うためだという。
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シロヒゲノオジイサン 1986年 福島県 ある人が小豆を食べずに戸を開け、白ひげの老人に出会った。以後、その人は厄病、すなわち伝染病になった。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 節分の時、厄年の人は四つ辻に出て豆打ちをし、厄落としをする。豆を投げ終わったら振り向かずに帰る。振り返ると厄がつくという。竹筒に豆を封じると風邪を引かないという。節分の豆を寝床の下に敷いて寝るとできものができるという。また、山へ持っていくと魔がつけるという。
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ウジガミサマ 1964年 群馬県 本家筋の家では木の祠の屋敷神を持っていた。それを氏神様という。たいていは稲荷様。
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カミガミノトシトリ 2001年 青森県 12日は山の神、15日は八幡様、16日はノウガミ様、17日は観音様、19日はお蒼前様、20日は疫病神様、23日は子安様とお地蔵様の、25日の天神様のトシトリである。
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エキビョウヨケ 2000年 富山県 風邪・赤痢・麻疹等の厄病除けに手形を張り、悪疫が屋内に入るのを防いだ。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 厄年に関する俗信。厄年は男性25・33・42歳、女性19・37か33歳のことである。尾張の国府宮で行われる裸祭で絵馬をもらったり、裸の人に触ると厄が落ちるという。正月元旦、宮参りに行くときに年の数だけ豆や銭を持っていって辻に置き、誰かに拾ってもらうといいという。女性が33歳のときに出産すると、きついという、など。
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