トロロ 1956年 宮城県 一月五日の早朝、年男は戸口の敷居に鳥の羽でトロロを引く。そしてトロロを食べ、神前に小豆飯を供える。トロロを引くと、悪病が戸口から侵入するのを防ぐという。
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(ゾクシン) 1938年 栃木県 冬至の日に南瓜を食べると、中風にかからないといわれている。
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(ネンジュウギョウニカンスルジュホウ) 1956年 宮城県 元日に敷居にトロロを塗ると悪病を防ぐ、正月4日に一対の紙雛を作ってカンジョ紙として便所に持っていくと下の病にかからない、正月7日に小豆粥を食べると病気しない、七草粥・暁粥を食べると病気にかからない、などといわれる。
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(ショクニカンスルキンキ) 1956年 宮城県 舞玉の木(正月の行事でミズの木に餅をつけて座敷に飾る木のこと)で団子を刺して食べると死ぬという。味噌を踏めば足が腐る。トロロを食べた茶碗で茶を飲むと中風になる。熱い湯を飲み過ぎれば毛髪の薄い子が生まれる、などの禁忌がある。
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ハチジュウハチヤ 1965年 岩手県 八十八夜の晩に蓬餅を食べないと、中風にかかるという。
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ハチジュウハチヤ 1965年 岩手県 八十八夜の晩に蓬餅を食べると中風にかからないという。
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クサモチ 1965年 岩手県 三月三日に草餅を食べると、中風にかからないという。
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タヌキ 1991年 高知県 隣のおいちゃんの娘さんが嫁さんに行って、上がりにトロがあって、トロを押して戻ったら、向こうをずうっと提灯つけていくものがあって、たまげて戻ってきた。
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トロロ 1965年 岩手県 一月二日にとろろを食べると中風にならないという。
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セック 1965年 岩手県 三月三日の節供に墓地で酒宴をすると、中風にかからないという。
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イヌガミモチ 1922年 山口県 寒餅を搗いている時、犬神持が通りかかるとその餅は忽ち糊のようにトロトロになり固まらないことがある。そのときはその犬神持の家に餅をやればよい。
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ハチジュウハチヤ 1956年 宮城県 八十八夜に菜畑で酒盛りをすると、中風にかからないと言う。
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カカシサマ 1982年 新潟県 11月15日を案山子アゲといって、ボタ餅をつくって戸棚に供える。この日は案山子様が足をすべらせて天へいけないから、トロロを食べることを禁じている。
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モチ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月にトンドを行い、その火で焼いた餅を食べると病気にかからない。
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(ゾクシン) 1939年 京都府 冬至にカボチャを食べると、平常小遣い銭に不自由しないという。また、節分の晩にカボチャを食べると中風にかからないというが、このカボチャは翌日まで残さないように晩のうちに食べてしまうという。
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ガットロ 1991年 滋賀県 河童のことをガットロという。祇園前に川にはまるとガットロにつかまり、尻を抜かれて死ぬという。ガットロは祇園さんの使いものだという。
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ロクロクビ,ヘビ 1971年 岐阜県 岩村と明智の間の旧街道に、長い髪で赤い舌の女のロクロ首が出たという。蛇が化けたものと言う。この街道の松は、ロクロ首が下がるので枝がすべて下向きになっている。ある時、侍がこのロクロ首に遭った。侍は山と山の間に退いて待ち構え、近づいてきたロクロ首の長い首を切り落として退治した。
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カオロ 1932年 岐阜県 農夫が馬を川で洗っていたら、カオロが食いついた。農夫は殺そうとしたが、カオロは助けを乞うたので、農夫は川へ放った。カオロはお礼にヤキビの薬を教えた。カオロは河童であり、ヤキビはヤケズリのことである。
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トシトクジン 2000年 徳島県 正月15日の小正月は送り正月と呼ばれる。各家の正月飾り(注連飾り)を谷や神社に集めて焼却し、その火で歳徳神に供えた鏡餅を焼き、家で食べる。
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カガミモチ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に「送り正月・トンドウハヤシ」と称して正月飾りを焼き、その火で焼いた鏡餅を食べると悪病を除ける。
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ショウガツノカミサン 2000年 徳島県 正月15日の小正月は、上り正月やおくり正月と言い、正月飾り(松飾り・注連縄など)をはずし、囲炉裏で全て焼くので黒煙が立ち昇る。この煙に乗って、正月の神さんは天に帰る。
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