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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤマワロ
1950年 熊本県
海で採ったナマコを提げて戻ってくるとヤマワロが出てきて、ナマコをくれと身振りで示す。ただではやれぬので何かよこせというと3尺ほどの松の丸太をよこした。魚と交換に、大きなカライモを持って帰った者もいるという。

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アカトリ
1967年 石川県
しけの時、あかとりが海の中から「柄杓をよこせ、よこせ」という。柄杓の底を抜いて渡さないと水を入れられて船が沈む。
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ニジュウゴニチノカミサマ,ヒイミサマ
1956年 東京都
1月13日に三味線や笛できれいな着物の者が来た。二十五日の神だった。「今こられたら島の者が餓死する。25日に来てくれ」と言ったら戻っていった。男は「お湯よこすなよ、わたしよこすなよ」と言って俵三表上げて寝てしまい、間もなく死んだ。
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フクロサゲ
1956年
狸が樹の茂みの上におり、人がその下を通ると、白い袋を下げてよこして脅かしたといわれる。
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ヤロカミズ,タタリ
1923年 愛知県
大雨が続き、木曽川の鵜飼屋の井関を守る男が、井関の扉が苦しそうに鳴るので様子を見に行った。するとどこからともなく「やろかやろか」という声がするので、思わず「よこさばよこせ」と答えてしまった。とたんに一帯の地は水の下に沈んでしまった。
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カッパ,ガラッパドン
1937年 鹿児島県
小平という山の木挽きがガラツパドンを養い、木やカライモを運ぶなどの仕事を手伝わせていた。
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タヌキ,キツネ
1936年 福井県
狸や狐につかれたり、だまされたりするのは、すべて女である。狸のついた女は布団をかぶってナマコのキンコを3杯も食べる。ボタモチやアブラアゲを食べたいと言い、それを与えると、山へ逃げて、ベタとこけ直るという。
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(カミオガワノオンナ)
1957年 愛知県
ある人が足助の帰り、上尾河の渕で女から「榎渕に入れてくれ」と手紙を預かった。法印に見てもらうと「この人を殺してとってよこせ」と書いてあった。
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ヨナタマ
1978年 沖縄県
海で釣った魚を料理しようと夜、網にのせ焼いていると沖合いから「ヨナタマ、ヨナタマ何をしているのか、早く帰って来い」と叫ぶ声がした。すると魚が「網の上に乗せられてあぶられている、早く早くサイをよこせ」と叫んだ。とたんに津波が来て下地の漁村が海に飲まれた。
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イノシシノネタノカイ
1995年 鹿児島県
猪のネタにはカラタネとアソビタネの2種類がある。ある人がここに小便をしたら、7日ばかり家に帰ってこなかった。戻ってもすぐに出たがるので押さえつけたが、すごい力で暴れる。一度出て行ったら、もう二度と帰ってこないといわれる。
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キツネ
1989年 鹿児島県
昔は町に行って鰯をかついで戻ってくると、戻ってきたときにはその魚がないことがあった。
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ヤマワロ
1951年 熊本県
八代郡河俣村のヤマワロ伝承。ヤマワロに山仕事を手伝わせることがよくある。人が昼間歌っていた歌をヤマワロが覚えて、その晩に歌うのを聞くことがある。ヤマワロの通り筋で昼寝をすると、うなされることがある。夜中にヤマワロが何匹も湯に入りにやって来ることがあるが、後で風呂桶をのぞくと、油がどろどろとして臭くてたまらない。
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ヤマワロ
1950年 熊本県
山道で馬が動かなくなり、前方を見るとヤマワロが大木を揺らしていた。石を投げるとヤマワロの額に命中して死んだ。驚いてヤマワロを持ち帰り、山法師に相談したところ「そのヤマワロは組離れしていたので大丈夫だ」と言われ、果たしてその後何事もなかった。
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キツネ
1976年 宮城県
丹野さんという医者が軽松部というところで倒れている産婦を助けた。お礼といってよこした銭は、家に帰ると木の葉にかわり、乗っていた自転車の二台につけていたキジはなくなっていた。狐にだまされたのであった。
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ヤマワロ
1972年 鹿児島県
昔、榊を折ってくるように言いつけられた継子が、榊の木がわからず折れなかったので説教されて自殺した。それがヤマワロになったという。ヤマワロは人間の真似をし、音を出す。ある人がヤマワロのたくさんいるところの近くにある杉山に薪をとりに行き、夕方に帰ってくると、着物の糸が全部抜け落ちていたことがある。
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フクロウ
1937年 秋田県
梟は人をおどかすために羽毛を樹上で光らせることがある。その下で「おお怖い」と何回もいうと、そのたび羽毛を落としてよこし、しまいに皆毛の抜けた姿になってボタリと落ちてくる。
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ヤマワロ
1950年 熊本県
炭焼きのため山中で寝ているとヤマワロがきて夜通し小柴を折って邪魔をする。そこで1度帰宅し、大神宮のお札を持ってきたところ、その晩からこなくなった。また、炭焼きは炭竈をヤマワロの通り道に作らないよう用心する。
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バケモノ
1972年 鹿児島県
慶応年間のことである。安山松之丞等がカライモ畑で黒い人影に遭った。近在の足軽の姿だったが、行動に不審な点があり、松之丞の方でも持ち帰った鰯が翌朝見ると頭だけになっていたりした。また翌日当人に話を聞いてみるとそんなところには行っていないということであった。正体は狐か狸であろうか。
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オオキナスモウトリ
1984年 愛媛県
正月二十日は大きな相撲取りが出てきて人を採る。
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オオカミ
1965年 和歌山県
魚を持って夜歩いていると、オオカミがついてくるという。
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ヤマワロ
1950年 熊本県
ヤマワロは春の彼岸に川に入ってガラッパになり、秋の彼岸に山に入ってヤマワロになる。彼岸の頃には何千匹ものヤマワロが列を作って喋りながら山から下りてくる。行列の通り道をオサキといい、ここに炭竈や家を建ててはならない。
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(ゾクシン)
1984年 新潟県
ひだちの悪いお産に効くまじない。盆の精霊飾りに使ったイモを煮て食べさせるとよいといい、そのめに盆に飾った葉イモをとっておいた。
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