ハイタツゴンゲン 1983年 愛媛県 拝竜権現は毎年生きた人間をお供えしなければ祟る。毎年三月三日の朝早く、その道を三番目に通る人を捕らえてお供えしていた。この噂が広まってその日に人が通らなくなると獣類を捕まえて供えたが、お供えがなかった年は必ず近くの川で溺死する人が出た。
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キツネ 1988年 愛知県 ある古老が、夕方、大足から原田に帰る途中に大門田の林を通ると、大きなお婆さんの格好をしたキツネが子どもを背負って山の方から「お父さんが迎えに来るでなぁ」と言いながら来た。古老がこんばんはと挨拶をすると、キツネは軽くうなずいたという。
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キツネ 1956年 宮城県 稲荷神社で狐が鳴くと、大漁になるという。
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(ゾクシン) 1976年 宮城県 十八夜にお供えした餅があたるとひどい病気になる。
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オソナエ 1956年 岩手県 ノハダテ(農始め)日の朝に、馬が曳くヒデヅルという綱をなった男が蒼前様のお供えを食べる。もし女子がお供えを食べると、産が重くなるという。
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ヘビノイケ 1987年 山口県 「蛇の池」という池の神様は卵が好きで、お供えすると翌朝には消えている。
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イナリサン 1959年 秋田県 ある人が小松家のお稲荷さんの魚を取ったら、毎晩誰かが「今晩は」と訪ねて来るようになった。気持ちが悪いので酒魚をお供えしたら、なくなった。
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センゲンサン 1988年 愛知県 堀田稲荷社の西に小高い山があり、そこに浅間神社がある。婦人病を治すといわれており、女性の間で広く信仰されている。
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イナリサマ 1933年 山口県 貧乏な八という男がいた。火事や問屋の主人の茶釜を鼻で嗅いで見つけることができたので、岩国様の宝衣を探す事になった。稲荷堂で1人になり、お供えを食べて寝ていたら稲荷様が沢山現れ、お供えが足りない事で喧嘩を始めた。なじりあいの中で、ある稲荷様が宝衣を盗って濠に隠した事がわかった。八は殿様に褒められた。
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キツネ,ムジナ 1982年 群馬県 人を化かすのに、ムジナは後からついて来て、キツネは人の前から来る。
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キツネ,ムジナ 1999年 宮城県 キツネに化かされても死ぬことはない。ムジナに化かされると、その人は死んでしまう。
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ジゾウ 1986年 滋賀県 地蔵は子供に関する頼み事は何でもきいてくれる。お供えとしては少しお金をあげたりする。
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アンバサマ 1939年 福島県 あんば様は、漁業家の信仰する神である。舟玉十二社のなかの一社で、大杉大明神という。
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オジゾウサマ 1987年 山形県 稲沢集落のお地蔵様は、お供えの手拭を盗まれたときに錫杖を鳴らして追いかけたという。
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ヤクシニョライ 1939年 京都府 穴のあいた石に水引を通してお供えすると、不自由な耳が聞こえるようになる。
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コアラシイナリ 1989年 長野県 小嵐稲荷はなかなか霊験あらたかな神様である。体に不浄のある人がお参りに登ると、途中で具合が悪くなって戻ることもある。また、何もないときに来てお参りをしないで帰ると、黒い竜巻のような物が巻き上がって、また戻ってお参りをしてきたという人もいる。
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キツネ 1972年 岐阜県 酒呑みはキツネに化かされる。キツネは木を伐る音や倒れる音をさせる。キツネに化かされた人もいる。
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シンケン,キズイ 1974年 奥州塩釜明神のお供えを粗末に扱ったところ、たちまち盲目になった。
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オオアシ 1955年 山形県 武士が山道を行くと突然大足が出た。怒って切りつけたら石になった。
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キツネ 1982年 群馬県 キツネは人間の姿に化けて人を化かす。
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キツネツキ,ミサキ 1959年 岡山県 ある男が漁をしているときに、遭難した船に祭ってあった神田稲荷が網にかかり、憑いたという。その男の寝ている布団はは狐が憑いたために布団がプクッとふくれていたという。この狐を追い出すために神田稲荷へ小豆飯と油揚げをお供えし、お参りすると、男が寝ている布団は狐が出たのでぺしゃんこになっていたという。
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