ヘビ,タタリ 1973年 文政8年4月27、8日のころ、2人の火消仲間が交尾している蛇を殺した。ひとりは5月8日に発病し15日に死んだ。もうひとりは同月20日に病気になり蛇のことばかりを口ばしり、狂いまわった。修験者に見てもらったが、6月1日に死んだ。また蛇を殺すのを手伝った者も病気になった。
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ヘビ 1987年 山形県 黒くて太い蛇が夕方家に入ってきたので、話者の父が箒で外へ投げ出すと傷ついて逃げた。父親はその後熱を出し、蛇の傷が治るまでの3,4日は治らなかった。蛇は家の主であった。
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タフサギ 1974年 京都府 東洞院あたりで牛車をやり出した時に、30歳ほどの女性とすれ違った。すると牛が女性を見て動かず、また女性も動けなくなった。そこで牛飼いは女性のたふさぎを外して牛の目の上にかけた。すると牛が動き、女性も歩けるようになった。女性は家に帰ると息絶えたという。
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ダイジャ 1933年 栃木県 6、70年前、山に炭焼きの一家があった。谷間で水を飲もうとすると松の木があって、足をかけたが、それは大蛇であった。村人が蛇を探したが見つからず、主人は2,3日後に病気で死んだ。杉の朽木から蛇の死骸を発見し、墓を立てて供養したという。
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センタク 1942年 岩手県 28日に洗濯すると、死にやすくなる。
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ヘビノウロコ 1977年 和歌山県 柿平氏の家の前に井戸があった。ある朝、月経中の女性が水を汲もうとしたところ罰が当たり、井戸の中一面に蛇の鱗が浮いていた。女性は驚きのあまり逃げ帰り、その井戸を埋めて社を作った。
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ヘビ,ユメ,シノヨチョウ 1950年 千葉県 蛇の夢を見ると死ぬ。
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(ゾクシン) 1976年 大分県 女性は33歳のときに出産をすると、厄が晴れたという。
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ヘビ 1991年 長野県 蛇出しの家の人と話していると、今では蛇を捕らないので家の周りにたくさんいると言う。大きな蛇には、一代に一度しか見ることが出来ないものもある。お嫁さんが見た時には、黒くて悠然と横たわっていた。
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ヤマノカミ 1986年 福島県 山の神は女性である。
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ヒダマ 1958年 宮崎県 3日前、3年前、死ぬその時などに死ぬ人の火玉が近親者のもとにやって来る。
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コトサマ 1950年 新潟県 2月8日はこと様が山から出てくる日で、12月8日は山に帰る日であるという。
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ヒトダマ 1983年 山口県 松の木の所から大きなヒトダマが飛んだのを2人一緒に見たことがあるが、2日してその木の近くの人が死んだ。死人のある前に一斗樽大の火の玉がその家の屋根から出ると言う。
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ショウネンダマ 1952年 兵庫県 47年前の6月25日か26日の夕方、表で「ショウネンダマだ」と叫んでいるのが聞こえた。見に行くともうなくなっていた。青白い尾を引いたものが埋め墓の方に飛んでいったという。そんなものあるはずがないと言っていた祖父が7月3日に卒中で死んだ。
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ヘビ 1985年 新潟県 朝茶を2杯飲むのは縁起がいいというのは、屋根の上で蛇が「アサジャ飲め」というのを聞いて、飲まれてはまずいと逃げたので。
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ジャ,ジャヌケ 1965年 兵庫県 山奥の大沼・小沼には蛇が住んでいる。この蛇が沼から抜け出て里に出るのを蛇抜けといい、3日も4日も地鳴りが続く。昔、ミカワ集落が蛇抜けのために流されてしまったことがあるという。
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ユウレイ 1989年 長野県 幽霊は女性の姿で出るという。
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タタリ,ダイジャ 1974年 三重県 伊勢の賀問を舟で通ったとき、13間の長さの大蛇を切り殺し、祟らないように胴を3つに切り頭とともに葬って弔った。13年後の同じ日の同じ時刻に蛇を殺した者が水を飲もうとしたら咽せて死んだ。やはり蛇のためであると人々はうわさした。
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ヘビ 1959年 岡山県 蛇は水神様のお使いである。蛇が木に登ると大水がでる。蛇が川を渡ったら雨が降る。黒い小さな蛇に白い首魂のかかったのはどうつう神の使いだ。蛇を指差すとその指が腐り、殺すとたたりがあるという。蛇の骨がたったら一生患うといわれており、田の中に蛇を捨てると叱られる。
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ノヅチ 1970年 岐阜県 8月28日の午後、ノヅチのような蛇を見つけたが、キジバトを飲み込んだ蛇だった。
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シニン 1968年 青森県 年の始めに女性が死ぬとその年は死人が多くなる。
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