(カミナリ),(イシノカラビツ) 1982年 享保12年5月23日、御成りがあった際に、江戸より3、4里程外の麻間の地の、くれひの明神と言う社の大木の松の下に、石の韓櫃が埋められてると言う伝説が有り、誰も見た事がないことをお聞きになった。ならば掘ってみろと仰せられたので百姓10人程で3、4尺程掘ったら、たちまち空が曇り、雷が3つ百姓に落ち、百姓たちは微塵になった。将軍の前にも1つ落ちた。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保13年正月16日夜、光り物が飛んだ。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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(クロケブリ) 1980年 享保の頃、土や木から黒い煙が立ち上がったことがあった。それは春の、南風が吹く日である。
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チンジュサマ 1982年 新潟県 鎮守様が麦ガラで目をついて片目になったので、村では麦を作らない。
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カンロ 1982年 享保16年4月中旬、甘露が降った。
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ダイズノゴトキモノ 1976年 享保19年12月5日、大豆の如き物が降った。
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ヘビ,クスノキ 1977年 和歌山県 山に大きな楠があった。これに斧を入れると、蛇が鳴くといわれていた。
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(カレルミズ) 1982年 千葉県 享保9年7月29日、どのような旱魃でも枯れなかった御手洗が、夏頃から渇水した。
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カジノヨウニミエルアカイヒカリ 1983年 秋田県 享保14年12月28日夜5ツ時、上空に上った火事のように見える赤い光は2本筋が入っていた。津軽や南部、江戸、仙台、西国でも見えた。
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キツネ 1939年 青森県 狐が百姓をだまして、羊が小屋から出て行く音や、雨が降る音を聞かせた。見に行くと何もなかった。
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ゴゼンサマニアルイシ 1970年 福島県 御前様というのは山の上に住んでいた人である。御前様は背が高かったので、背の低い人が自分の望む高さの棒を持って詣でるとよい。御前様にある石は育ち、鈴木幸雄氏が子どものときに見た小石は、大きな石に変化しているという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保12年3月1日夜5つ半刻、光り物が東から西へ雷のような音をともなって飛んだ。
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ムギ 1982年 享保11年4月20日、市浦のある者の畑に麦を植えたところ、穂の上に穂ができた。珍しい事なので役人が注進に及んだと言う。
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シイノキ,モリサン 1975年 山口県 西島家の裏の森さんには、楠か何か大きな木があったが、切り倒してしまった。椎の木は切ると障るので止めたという。
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ホウカシ 1979年 元禄の頃、塩屋長次郎という者が牛馬を呑む見世物をした。このような芸は、享保の頃までは公然と人に見せていた。しかし安永の頃、二条川端に妖術の先生がおり、弟子もたくさんいたが、後に処刑された。
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モリバヤシ 1975年 神奈川県 享保のはじめ頃、武州・相州の境の信濃坂で、毎夜囃子物の音がした。見物人が江戸などから集まった。音は産土神の森の中から聞こえており、時には自然とかがり火が焚かれる事もあった。朝になってから見に行けば青松葉の枝が燃えさして落ちていた。夏から秋冬にかけてこの事があった。春の終わりにいつともなく止んだ。
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ホウキ,オニ 1943年 長野県 箒で人を叩いてはいけない。鬼は叩いても良い。
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ワラニンギョウ,ゴスンクギ 1933年 大阪府 ある森に丑の刻参りのわら人形があるというので見に行くと、5寸釘が7・8本突き刺さった状態のわら人形が楠に打ち付けられてあった。
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オオタキサン 1966年 鳥取県 大滝さんの森に火がついたとき、森の上で大きな音がして雨が降り出し、火が消えた。
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リュウトウ 1989年 石川県 石動山に去年龍燈が上がったと、享保十二,三年頃の加賀藩の若年寄今枝主水が能登の小代官から聞いたという。
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