(レイセイ) 1982年 享保7年4月中旬、霊星が出現した。江戸へ注進に及んだと言う。越後国の事であるとも言う。
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(ホウライサン) 1982年 広島県 享保11年4月16日昼9ツ時、安芸国厳島の沖に蓬莱山が出現した。あちこちが金屏風を立てたように見え、岩は5色できれいなものであった。時間は2,3歩の間見えた。海老浦の役人が注進に及んだと言う。
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セクラベ 1979年 岐阜県 麦の穂が背の丈くらいになる頃、背くらべが出る。子どもを捕まえる。
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カンロ 1982年 享保16年4月中旬、甘露が降った。
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タマシイ 1985年 山梨県 魂が青い穂を引いて通って、誰かが亡くなったとかいうようなことをいった。
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アカイタイヨウ,アカイツキ 1982年 享保16年4月5日、日の光が丹のように赤かった。夜になると月も同じように赤かった。
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テング 1956年 茨城県 天狗が遊びに出ると、麦畑の麦穂が一面黄金色に輝いていた。翌日また遊びに出てみると、麦が刈り取られ畑はすっかり耕されていた。そこで天狗は「人間はたいした事をやる。一夜のうちに地面をムシロのようにくるくる巻いてしまった」と感心した。
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(エビス) 1984年 新潟県 2月20日を春エビス、11月20日を秋エビスという。春には1日早く19日の夕飯を食べて稼ぎに出かけ、秋の11月20日に帰ってくる。
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(ゾクシン) 1960年 愛媛県 1月20日(麦ほめ)に、田へ行き、「麦がようできた」と褒める。この日はひもじい目にあわない日だといわれている。
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(エビス) 1984年 新潟県 2月20日を春エビス、11月20日を秋エビスという。春エビスに出かけて11月20日には金をもうけて帰る。
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ダイズノゴトキモノ 1976年 享保19年12月5日、大豆の如き物が降った。
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キツネニョウボウ 1949年 石川県 万行の三郎兵衛の狐女房が、正体を知られて二人の男の子を残し、泣いて帰った。その後、毎年稲の稔る頃、狐女房は田のまわりを「穂に出いでつッぱらめ」と唱えて回った。役人が検分に来ても、この家の稲だけは実が入らないことから年貢を免除された。刈り取って家に運ぶと後から穂を出してどの家よりもよく実っため、暮らしが豊かになった。
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ムギヲツクオト 1954年 静岡県 楠御前の森で、享保の頃、百姓4、5人が麦を叩く音を聞いた。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 十二神社の山の神様は昔、にんにく畑ですべって転んでけがをして片足、麦の穂で目をついて片目になったので、片目片足の神様であるという。それから村ではニンニクと麦は禁忌作物である。また成願寺に生まれる子供は片目が小さいという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保13年正月16日夜、光り物が飛んだ。
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アズキガユ,シラホ 1943年 埼玉県 正月15日に小豆粥をつくり、神様に供える。それを口でふいて食べると、稲に白穂がでるという。
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トリ 1974年 宮城県 奉公人が鳥に藁の穂をやると、お礼に鳥が山の杉の木の本数を教えてくれ、その家の娘婿になることができた。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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オエビスサン 1988年 群馬県 1月20日と11月20日はオエベツ(ス)さんで、二十日エビス・エビス講などという。オエビスさんは富貴な人で、正月20日の朝早くに稼ぎに出かけて、11月20日の夜に帰ってくるので、二十日正月の朝は朝エビスといい、小豆御飯、尾頭付きの魚、お吸い物、煮しめを床の間にあげ、小遣いをくれてやるといってお金をあげて送り出す。11月20日はエビスさまが働いて帰ってきた日で夕エビスという。
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ズイトウ 1974年 新潟県 天保2年秋に、越後魚沼郡十日町に住む野村久左衛門という家の裏の軒端に、稲が一株自然に生え、そのままにしておくと長さ8、9尺にも成長した。親穂には千百粒、子穂13本にはそれぞれ5、6百粒の米粒が実ったという。
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ホウナデ 1983年 東京都 ほうなでが出たという話があったが、茅の穂が上の土手からぶら下がって、ちょうどいい按配にほおにぶつかってくるくらいにたれ下がっていたのであった。
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