キツネ 1955年 静岡県 狐が憑くと離れた所のことをよく知る。ある狐憑きの人は近所で子どもが生まれたことと、その性別を当てた。
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トシトクジン,チンジュ 1982年 新潟県 正月に来る歳徳神は鎮守から来る。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、富山の薬売りがお宮に泊まった。夜中になって神様が隣村に生まれた子供は3歳で水に溺れて死ぬと言う話をしているのを聞いた。薬屋は自分の子供の事だと思い用心していたが、3歳になった時に水に溺れて死んでしまった。運命は生まれた時に決まっている。
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ヒダルガミ 1943年 奈良県 十津川辺では、7人の旅人が行き倒れてヒダル神となったという。7人組の旅人さえ見れば憑くという。
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チンジュサマ 1970年 福島県 高井神社が鎮守様で、鎮守様がゴマの木で目をついたために、三代ではゴマをつくらない。そして、三代の人は片目が細いという。
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アラガミ 1957年 山口県 荒神は大抵の部落で五穀の神、百姓の神であり鎮守として崇められている。赤碕の荒神は牛馬の守り神である。麦谷では荒神を鷹神とも言う。白井谷の鎮守は疫神で、荒神は別にまつられている。
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フクシュウキ 1975年 溺死した人の霊のこと。
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テンジン,ジゾウ,カワノヌシ 1937年 兵庫県 男が、嫁が産気づいたので産婆を呼びに行ったが、その途中で天神さんが地蔵さんに今度生まれるのが男の子で15歳で大井川の主の餌食になるというのを聞いた。子供が15歳になったとき、江戸へ行く用事ができたが、父の言うとおり大井川に1升3合の餅を播いたら83までの寿命を与えられた。
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チチモチジゾウ,タタリ 1985年 福岡県 ある時、川で子供が乳持地蔵を洗っていた。これを見た男がこの子供を叱ったところ、男は地蔵に祟られた。座頭さんにおうかがいをたてると、地蔵さんが子供と遊んでいるのを邪魔したせいだと言われた。
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カニ 1982年 福島県 昔、大きな蟹が住んで人畜を害したので、鎮守の明神に祈って退治した。
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キラレジゾウ 1937年 愛知県 よく旅人が切られるので、そのあたりの人が地蔵をたてた。ある日、この地蔵のあたりを旅人が通りかかると、後から切りかかるものがいて懸命に逃げた。翌朝その場所へ行ってみると、切ろうとしたものが倒れていて、地蔵が真二つに切られていた。
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ヤマノカミ 1974年 鹿児島県 ある男が杉の木に泊まっていると、山の神が「男の子が7つになる日スズキに呑まれて死ぬ運」というのを聞く。帰ってみると我が子がうまれており、7つになった日柱にくくっておいて助かる。
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アブ,ウマデヤッテキタモノ 1939年 岩手県 男が地蔵の前で寝ていると、馬でやって来た者が地蔵に予言のような話をしているのが聞こえた。その後、その話のとおり、虻が口から入って子供の命を奪った。
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オトコノオボコ 1984年 秋田県 昔遊郭があった通りに、夜出歩く男の子がいた。赤い洋服を着て赤い顔をした背の小さな子供だった。それで、子供は夜、外に出て遊んではいけないと聞かされていた。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、乞食が村のお宮に泊まっていると神々が村で生まれた男の子が20歳で蜂に刺されて死ぬと話しているのを聞いた。20年たって乞食が村に再び訪れると、そのとき生まれた子が鉢に刺され死んで葬式をしていた。
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コソダテジゾウ 1987年 長野県 和の東上田にある。昔,仲のいい夫婦がいたが子供がいなかったので,家の近くの地蔵さんに子供を授けてくれるよう一日も欠かさずお参りした。何年か経ってついに女の子が生まれ,大変可愛がっていたが,3つのとき流行病で亡くなってしまった。ある夜,お地蔵様の所へ行って見ると,石の地蔵様から光が出ているように見え,何処からともなく仏様の声が聞こえた。「お前達の娘はこの地蔵に生まれ変わった。この地蔵を娘と思って育てなさい。」というので,夫婦はそれから明るくなって地蔵さんの世話をした。
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コエ 1974年 鹿児島県 ある男が山に泊まっていると、神が「男の子だったが20になったときカワドリにあう運だ」というのを聞く。帰ってみると自分に子供が生まれている。子供が20になった5月15、16日に魚釣りに行く。イトヨリが非常に多いのでつかまえようという子をとめて連れて帰る。次の日は魚が一匹もいなかった。その子はそれで助かった。
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ウブガミサン 1982年 愛知県 ウブガミサンがどのような性格のものなのかは明確ではないが、村の鎮守様だというところもある。
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ヘビ 1974年 山形県 竜門寺の鎮守は竜だと伝えられているが、ある時鎮守の石垣が崩れたので、人が集まると6~7寸の蛇が出て来た。追い回し殺すと、殺した者はその場で死に、追い回した者も50~60日病気で臥せった。蛇は胴が太く4本足があった。その死体は浅草の慶養寺に伝えてあるという。
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コウジン,ヒャクショウノカミ,コドモノカミ,ウシノカミ 1983年 岡山県 金原部落では、荒神は百姓の神とも子供の神とも牛の神ともいわれ、荒神様の土を踏ませると子供が丈夫に育つとされている。また、雌牛が生まれたときには、荒神様に参り、近所を招いて祝った。
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カゼフキジゾウソンノオジゾウサマ 1985年 福島県 旧の3月16日は地蔵様の祭日で、風吹地蔵尊のお地蔵様は祭りの1週間前ぐらいから早い者順で小学校の子供が借りていって遊ぶ。このときは子供はお地蔵様に何をしてもよい。祭りの当日はトーナガシといって、堀に水を溜め、地蔵様を裸にして首に縄をつけてお地蔵様を流す。子供に引っ張られるお地蔵様を心配して祭りの日に地蔵をきれいに洗って神社に収めてしまった。すると、お婆さんは病気になって寝込んでしまった。
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