(ゾクシン) 1984年 新潟県 蜂に刺されたとき、オコゼに刺されたときなどのさまざまなまじない。
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コエ 1974年 鹿児島県 ある男が山に泊まっていると、神が「男の子だったが20になったときカワドリにあう運だ」というのを聞く。帰ってみると自分に子供が生まれている。子供が20になった5月15、16日に魚釣りに行く。イトヨリが非常に多いのでつかまえようという子をとめて連れて帰る。次の日は魚が一匹もいなかった。その子はそれで助かった。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、大工がお宮に泊まっていると、夜中頃、村で生まれた娘は泊まっている大工と結婚すると神々が話しているのを聞いた。結婚が遅くなるのを嫌って大工が娘を殺そうとしたが果たせなかった。結局20年後にその娘と結婚した。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、金持ちと貧乏な2人の男がお宮に泊まった。夜、神々が自分たちの生まれてくる子の運命を語っているのを聞いた。金持ちの家に生まれる息子は運のない人生で、貧乏な男の家に生まれる娘は運の良い一生であると話しており、実際にそうなった。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ 1984年 長野県 九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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ムラサキノカガミ 1999年 栃木県 「紫の鏡」を20歳まで覚えていると死んでしまう。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくる。20年ほど前、6歳ぐらいで子どもが死んだときの話である。30年程前、30あまりの男の人が死ぬ直前に「きれいな船が迎えにきた」といって息を引き取ったという話もある。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、富山の薬売りがお宮に泊まった。夜中になって神様が隣村に生まれた子供は3歳で水に溺れて死ぬと言う話をしているのを聞いた。薬屋は自分の子供の事だと思い用心していたが、3歳になった時に水に溺れて死んでしまった。運命は生まれた時に決まっている。
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コウボウダイシ 1976年 京都府 年越しの夜に、ある家に乞食が1人一夜の宿を求めてきた。何もないが寝るだけならと言って、炉端に泊めてやった。翌日、乞食は一本の大きな金の棒になっていた。乞食は弘法大師だという。
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ムラサキノカガミ 1999年 栃木県 「紫の鏡」という言葉を20歳になる前に忘れないと死ぬ。
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イニンビー 1975年 沖縄県 夫が妻を脅かそうと、痴漢のように襲った。そのときに妻は夫を殺してしまい、気付いた後で自殺した。それが遺念火の由来である。20時~22時ごろによく見たというが、50~60年前から見えなくなった。
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(マジナイ) 1957年 山梨県 蜂に刺されたときは石もしくは土のかたまりを返す。
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(シノヨチョウ) 1978年 石川県 ある乞食が、村一番の金持ちに宿を請うたが断られてお宮に行った。隣の神様が「お産があるので行かないか」と言ってきたが、乞食は「ここでお産があるので終わったら行く」と言った。子どもが産まれたので占うと、「大工になる、二十歳で死ぬ」と判った。子供は大きくなって大工になった。二十歳になったとき、「厄年だから一年遊べ」と言ったが、川でカンナを研いでいるときにアブを払おうとして刃でのど元を切って死んでしまった。
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ムラサキノカガミ 1999年 栃木県 「紫の鏡」を20歳まで覚えていると不幸になる。
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マルイワノカシワン,ユメマクラ,ミズノカミサマ 1987年 長野県 昔,ある村に働き者の若夫婦がいた。子がいなかったが,川の水を大事にし,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
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マルイワノゼンワン,ミズノセイ 1987年 長野県 昔,ある村に働き者の若夫婦がいて,川の水を大変大事にしていた。子がいなかったので,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
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ムエン 1957年 和歌山県 乞食かなんかが死んで人に憑いた。憑かれた人はがつがつ食べたり卑しいことをした。
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オオカミ 1936年 新潟県 松の木下に大犬(狼)が話すには、昔年老いた人が乞食となり、村で死んだので葬られた。しかしせどごう狼が死体を掘り返して食べてしまったものの、変な声がするので、放り出して帰ってきたと言う。
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ムネ,ムカエ 1990年 高知県 昭和20年から25年までの話である。臨終を迎えた人が死の直前に「船が来た、船が来た」と言って死んだ。
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クダン 1973年 岡山県 昭和38年に調査した時の話。八束村で聞いた話では、件(クダン)が生まれ、来年6月には大戦争があると予言したという。その件は隣の川上村でうまれたとのことなので、川上村へ行くと件は中和村で生まれ、例年は大豊作だが、流行病があると予言したと言う。中和村で聞くと、件は八束村で生まれ、大風が吹くと言ったと言う。
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カミサマ 1977年 神奈川県 ある赤ん坊がお宮参りに来たとき、神様が「7つの年にハチにかみそり」と言ったのを近くにいた乞食が聞いた。何のことかと思ったが、この赤ん坊は7つになってお宮へ行こうというとき、ちょうど襟首をカミソリで剃ろうとしていたらハチが飛んできたので、勢いよくカミソリを振り、首を切って死んでしまったということであった。乞食はこのとき、神様の言っていたことが分かったという。
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