国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ニンギョウ
1926年
人形座の怪しい話。楽屋の人形が人の静まるのを合図に一斉に動き出したり、首が抜けたり、昼の舞台で敵同士になる人形と人形が階段の中央で食べ合ったりくみあったりするという。

類似事例(機械学習検索)

ウジガミ
1943年 静岡県
氏神が人形を嫌うので、雛祭りをしない。もし人形を持っていたら、その家は運が悪く、病気が多いという。
類似事例

カッパ
1985年 熊本県
左甚五郎が藁人形をたくさん作って大名屋敷建築を手伝わせた。人形を川に捨てる時に人形が「何を食べたらよいのか」と聞いたので「人間の尻を食べろ」と答えた。河童が人間の尻をとるようになったのはそれからである。
類似事例

ニンギョウ
1986年 愛媛県
神納のビョウブガウネの上に人形畑というところがあるが、これは昔、ロンデンの和尚さんが檀家の人に山を焼いたところを打ってソバを撒いてくれといったが誰も行かなかったため、和尚さんは人形をこしらえて、行かなかった人の性根をとって人形にうつらせて畑を打たせた。性根を抜かれた人は1日中眠りこけた。人形が打ったので人形畑という。
類似事例

ミンツチ,チシナプカムイ,カッパ
1914年 北海道
アイヌの河童は、元は草人形(チシナプカムイ)であるといわれている。昔、この国へ疱瘡神が渡ってきて多くのアイヌが死んだため、オキクルミ神が草人形を61筒作って戦わせた。その際、水死した草人形が化けてミンツチになったという。草人形は蓬を十字に結んで人形としている。
類似事例

カヤニンギョウ
2001年 青森県
人形を製作している間に前年の人形を燃やすが、それがよく燃える時には、作が良いと言う。
類似事例

ニンギョウ
1980年 秋田県
ある侍の倉で、夜毎に人形が騒いだ。その人形を釜で煮たら、家の繁栄が止まった。
類似事例

タケニンギョウ
1980年 秋田県
ある家の倉で、夜毎に竹人形が騒いだ。近所の人が人形を斬り殺したら、家のカマドが傾いた。
類似事例

ノロイクギ
1982年 群馬県
紙人形や藁人形に五寸釘を打ち込む。八の宮や大日様の裏の墓場に時々あった。
類似事例

カッパ
1985年 熊本県
ヒダノタクミという人が藁人形を作りその人形の頭を切って水に入れ、魂を入れたものが河童になった。水があるために千人力だという。
類似事例

カワコ
1961年 島根県
平清盛が安芸の宮島に参詣して沢山の人形を作り、それぞれに仕事を命じた。最後に残った人形が命令を請うと「お前はシリに来たから人の尻でも取れ」と命じられた。それでこの人形がカワコ(河童)になって、人の肛門を取るようになった。
類似事例

イチジヤマ,ニンギョウ
1996年 沖縄県
イチジヤマは、人を呪詛して病を起こさせる。人形に針をあてて、呪いたい人間を殺すこともできる。また人形の頭を針で刺すと、その人間は頭痛がし、人形を鍋に入れて炒ると、人間を死に至らしめる。
類似事例

オオニュウドウ
1989年 静岡県
沢の枝の山中に、吉三郎の穴と呼ばれる岩穴がある。海名野の吉三郎がここに寝泊りして炭焼きをしていると、大入道が来て相撲を取ろうと言った。吉三郎は怖くなり、藁人形を身代わりに置いて山を降りた。翌朝行くと藁人形はズタズタにされていた。藁人形を川に流したら海名野に流れ着いたので丁重に祀り、供養のために人形を舞わせた。これが海名野の人形三番叟のおこり。
類似事例

カッパ
1992年 熊本県
名工が寺普請の際に人手のかわりに藁人形を作った。寺が完成し、仕事のがい藁人形に親方が、人間の尻をとって食べろと言った。そうして藁人形は河童となり、尻をとるようになった。
類似事例

ワラニンギョウ
1975年 東京都
神田藍染川で犬が怪しい箱を食い破ったら中から藁人形が出てきた。人形には蛇が巻き付いていて、蛇の頭から大きな釘が打ち付けられていた。
類似事例

カッパ
1949年 九州
左甚五郎などの大工が、大建築の際の人員不足を補うつもりで人形を作ると、それに魂が入って動き出し、たちまち仕事を終わらせた。その後この人形を川に流したものが河童になって、人の尻を食べるようになったと言われている。
類似事例

デコニンギョウ
1958年 香川県
出貝岳(デコダケ)は双子山の端、城池に面している。ここは阿波のデコ人形を捨てた場所で、その人形が泣き出したという。デコ神さんとして、現在も小祠がある。また一説には、阿波から来た人形使いが足をすべらせて転落死したことから名付けられたとも言う。デコ人形には魂があるものとしている。
類似事例

ニンギョウ
1926年
早田八右衛門の人形に八右衛門も執念がのりうつり、舞台で殺しそこなった伊三郎を毎晩探し回った。或る朝八右衛門が恋慕のあまり殺した菊野の人形を小脇にかかえて廊下の隅にたおれていた。またあるときは、八右衛門の人形が水瓶に半身を突っ込みぺちゃぺちゃやっているところを楽屋番が見つけて気絶した。
類似事例

カッパ,ナミコゾウ
1949年 青森県
河童に取られないように舟に乗せて人形を流す日がある。
類似事例

ムギカラニンギョウ
1937年 岐阜県
2人の人が田の境をあらそった時に、麦稈人形を作って田の中に埋めておくと無理を行った人が滅びるという。某氏が田を買って土を起こすと麦稈人形が出たことがあった。また悪い人がいれば、その人の人形を作り1週間程も灸をすえて土中に埋めることがある。
類似事例

カッパ
1935年 静岡県
静岡の首人形(凸郎坊、虫除人形)は子供の蟲封じの禁忌である。種類は頗る多いが、狐、馬、猿、河童などの動物類もある。
類似事例

カヤニンギョウ
2001年 青森県
6月24日に、男女2体の2.5メートルを越す大きなカヤ人形を作って村の境に立てておくという習俗が、主として上北郡の各地で行われていたが、現在では十和田市の梅、板ノ沢などで行われている。人形を製作している間に前年の人形を燃やすが、それがよく燃える時には、作が良いと言う。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内