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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムギカラニンギョウ
1937年 岐阜県
2人の人が田の境をあらそった時に、麦稈人形を作って田の中に埋めておくと無理を行った人が滅びるという。某氏が田を買って土を起こすと麦稈人形が出たことがあった。また悪い人がいれば、その人の人形を作り1週間程も灸をすえて土中に埋めることがある。

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フタゴノシ
1942年 三重県
双子が生まれて、1人が死んだ時には、藁人形を作っておけば、もう1人は死なない。
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ビクニタ
1995年 埼玉県
比丘尼から騙し取った田を作ると持ち主が急に死んだり、その家に悪いことがあるので「びくに田」は作る人がなかった。
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ヤミダ
1949年 静岡県
昔、万法師という人がいて、自分の田の見回りを楽しみにしていた。死んでも田の見えるところにいたいという遺言で、田の西に面した丘に埋められた。それよりこの田を万法師というようになった。この田を作る人に病人が出るといい、迷信を信じない人の手に渡り続けている。現在はそこに小さい祠が立ち信心する人もいる。
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ニンギョウ
1986年 愛媛県
神納のビョウブガウネの上に人形畑というところがあるが、これは昔、ロンデンの和尚さんが檀家の人に山を焼いたところを打ってソバを撒いてくれといったが誰も行かなかったため、和尚さんは人形をこしらえて、行かなかった人の性根をとって人形にうつらせて畑を打たせた。性根を抜かれた人は1日中眠りこけた。人形が打ったので人形畑という。
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ワザワイヲナストチ
1956年 宮城県
病田(ヤマエーダ)と呼ばれる場所。田を作る人が病気になる。
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アクタ,キツネ
1998年 奈良県
悪田にいるキツネは人を化かすし、悪田には拝んでから入らないと事故があるといわれていた。
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マンホウシトイウタ
1970年 静岡県
萬法師という人が自分の田を見回り眺めるのを楽しみにしていたが、死んでも田のよく見えるところにいたいと遺言して、田に接した丘の上に埋められたというが、この田を作る家には病人が出るといい、持ち主が次々変わっている。現在は小さな祠がたっている。
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ヤマノカミノタ
1969年 福島県
肥料や馬を入れてはならないといわれている田がある。その田は山ノ神の田といっている。
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カッパ
1985年 熊本県
ヒダノタクミという人が藁人形を作りその人形の頭を切って水に入れ、魂を入れたものが河童になった。水があるために千人力だという。
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ニンギョウ
1926年
人形座の怪しい話。楽屋の人形が人の静まるのを合図に一斉に動き出したり、首が抜けたり、昼の舞台で敵同士になる人形と人形が階段の中央で食べ合ったりくみあったりするという。
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ウジガミ
1943年 静岡県
氏神が人形を嫌うので、雛祭りをしない。もし人形を持っていたら、その家は運が悪く、病気が多いという。
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カヤニンギョウ
2001年 青森県
6月24日に、男女2体の2.5メートルを越す大きなカヤ人形を作って村の境に立てておくという習俗が、主として上北郡の各地で行われていたが、現在では十和田市の梅、板ノ沢などで行われている。人形を製作している間に前年の人形を燃やすが、それがよく燃える時には、作が良いと言う。
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(ゾクシン)
1984年 新潟県
田の草取り前後に鉦・太鼓で田を回る虫送りの行事を行う日は、田の神が田へ入る日なので田仕事をしてはいけないという禁忌がある。また、田に入ると稲で目をつくともいう。
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ミンツチ,チシナプカムイ,カッパ
1914年 北海道
アイヌの河童は、元は草人形(チシナプカムイ)であるといわれている。昔、この国へ疱瘡神が渡ってきて多くのアイヌが死んだため、オキクルミ神が草人形を61筒作って戦わせた。その際、水死した草人形が化けてミンツチになったという。草人形は蓬を十字に結んで人形としている。
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カワコ
1961年 島根県
平清盛が安芸の宮島に参詣して沢山の人形を作り、それぞれに仕事を命じた。最後に残った人形が命令を請うと「お前はシリに来たから人の尻でも取れ」と命じられた。それでこの人形がカワコ(河童)になって、人の肛門を取るようになった。
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イミダ,イミバタ,ボンデンダ,サカサダ,ジャンボンタ,ソコナシダ,イハイダ,トリイダ,ハラキリバタ,タタリバタ,カカトリバタ
1982年 群馬県
耕作すると不幸があると言われる田や畑がある。忌み田,忌み畑,ぼんでん田,さかさ田,ジャンボン田,底なし田,位牌田,鳥居田,腹切り畑,たたり畑,かかとり畑などと呼ばれる。
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カッパ
1985年 熊本県
左甚五郎が藁人形をたくさん作って大名屋敷建築を手伝わせた。人形を川に捨てる時に人形が「何を食べたらよいのか」と聞いたので「人間の尻を食べろ」と答えた。河童が人間の尻をとるようになったのはそれからである。
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イチジヤマ,ニンギョウ
1996年 沖縄県
イチジヤマは、人を呪詛して病を起こさせる。人形に針をあてて、呪いたい人間を殺すこともできる。また人形の頭を針で刺すと、その人間は頭痛がし、人形を鍋に入れて炒ると、人間を死に至らしめる。
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イハイダ
1985年 茨城県
下町に昔から位はい田と言われて、位牌の形をした田があった。これも作ると死人が出たり怪我人が絶えず、普通農家では作る者はなかったが、お寺で作るようになった。
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ムシボイ,カヤニンギョウ
2001年 青森県
6月24日に、カヤで男女二体のほぼ等身大の人形を作り、悪虫退散、五穀豊穣と紙に墨書きした幟を持ち、太鼓、笛、手平鉦を鳴らしながら村中の田を巡り、隣部落の境まで持って行って立ててくるもので、人形を作らないところもある。
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タケニンギョウ
1980年 秋田県
ある家の倉で、夜毎に竹人形が騒いだ。近所の人が人形を斬り殺したら、家のカマドが傾いた。
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