カッパ 1985年 熊本県 左甚五郎が作った人形が夜のうちに寺を建てた。人形を川に捨てる時に「人間の尻をとれ」といって捨てた。これが河童である。そこで河童は仏様のご飯をいただいた人間の尻はとらない。
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カッパ 1985年 熊本県 平清盛が左甚五郎に安芸の宮島を作らせた時、藁人形を作って加勢させた。完成後職を失った人形たちがどうすればよいのか聞いてきたので、人間の尻でも食べろといって1匹づつ頭を打って海に捨てた。それが河童になり、頭が皿のようになった。
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カッパ 1992年 熊本県 名工が寺普請の際に人手のかわりに藁人形を作った。寺が完成し、仕事のがい藁人形に親方が、人間の尻をとって食べろと言った。そうして藁人形は河童となり、尻をとるようになった。
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カッパ 1949年 九州 左甚五郎などの大工が、大建築の際の人員不足を補うつもりで人形を作ると、それに魂が入って動き出し、たちまち仕事を終わらせた。その後この人形を川に流したものが河童になって、人の尻を食べるようになったと言われている。
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カッパ 1985年 熊本県 左甚五郎が家を建てる時、一人の怠け者の弟子に「お前のような者は人間の知りでも食らえ」といい金槌で尻を殴り海に捨て、藁人形を作り地に埋めたのが河童になった。
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ガワッパ 1985年 熊本県 ある神社を建てる時、人夫が足りなかったので殿様が藁人形を作り、魂を入れて働かせた。工事が終わって人形たちが食うものに困り殿様に食料を懇願したところ、お前たちは人間の尻でも食べろといわれ仕方なくそれをとるようになった。河童に始まりである。
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イチジヤマ,ニンギョウ 1996年 沖縄県 イチジヤマは、人を呪詛して病を起こさせる。人形に針をあてて、呪いたい人間を殺すこともできる。また人形の頭を針で刺すと、その人間は頭痛がし、人形を鍋に入れて炒ると、人間を死に至らしめる。
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ニンギョウ 1926年 人形座の怪しい話。楽屋の人形が人の静まるのを合図に一斉に動き出したり、首が抜けたり、昼の舞台で敵同士になる人形と人形が階段の中央で食べ合ったりくみあったりするという。
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カッパ 1985年 熊本県 ヒダノタクミという人が藁人形を作りその人形の頭を切って水に入れ、魂を入れたものが河童になった。水があるために千人力だという。
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カワコ 1961年 島根県 平清盛が安芸の宮島に参詣して沢山の人形を作り、それぞれに仕事を命じた。最後に残った人形が命令を請うと「お前はシリに来たから人の尻でも取れ」と命じられた。それでこの人形がカワコ(河童)になって、人の肛門を取るようになった。
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ミンツチ,チシナプカムイ,カッパ 1914年 北海道 アイヌの河童は、元は草人形(チシナプカムイ)であるといわれている。昔、この国へ疱瘡神が渡ってきて多くのアイヌが死んだため、オキクルミ神が草人形を61筒作って戦わせた。その際、水死した草人形が化けてミンツチになったという。草人形は蓬を十字に結んで人形としている。
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カッパ 1979年 岐阜県 瓜を食べて川に入ると、河童に尻をとられる。
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ニンギョウ 1986年 愛媛県 神納のビョウブガウネの上に人形畑というところがあるが、これは昔、ロンデンの和尚さんが檀家の人に山を焼いたところを打ってソバを撒いてくれといったが誰も行かなかったため、和尚さんは人形をこしらえて、行かなかった人の性根をとって人形にうつらせて畑を打たせた。性根を抜かれた人は1日中眠りこけた。人形が打ったので人形畑という。
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オオニュウドウ 1989年 静岡県 沢の枝の山中に、吉三郎の穴と呼ばれる岩穴がある。海名野の吉三郎がここに寝泊りして炭焼きをしていると、大入道が来て相撲を取ろうと言った。吉三郎は怖くなり、藁人形を身代わりに置いて山を降りた。翌朝行くと藁人形はズタズタにされていた。藁人形を川に流したら海名野に流れ着いたので丁重に祀り、供養のために人形を舞わせた。これが海名野の人形三番叟のおこり。
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ノロイクギ 1982年 群馬県 紙人形や藁人形に五寸釘を打ち込む。八の宮や大日様の裏の墓場に時々あった。
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ノロイノワラニンギョウ 1999年 佐賀県 昔は呪いの藁人形が使われていた。田島神社の境内でも見つかったが、藁人形を釘で打ちつけるのは神社の木に限らないらしい。特別な装束もしなくてよいらしい。
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ナミコゾウ 1991年 静岡県 波小僧は波の音で天候を知らせてくれる。行基が田植えをさせた藁人形、または弘法大師が猪除けにした、あるいは秋葉神社の建築に使った藁人形が捨てられて遠州灘に流れ着き、波小僧になったという。
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カヤニンギョウ 2001年 青森県 人形を製作している間に前年の人形を燃やすが、それがよく燃える時には、作が良いと言う。
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ウジガミ 1943年 静岡県 氏神が人形を嫌うので、雛祭りをしない。もし人形を持っていたら、その家は運が悪く、病気が多いという。
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カッパ,ナミコゾウ 1949年 青森県 河童に取られないように舟に乗せて人形を流す日がある。
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ヤマワロ 1950年 熊本県 左甚五郎が人形を作って仕事を手伝わせた。仕事が済んだ後「人に悪さをするな」と戒めて海に千匹、山に千匹をはなったという。
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