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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カンノン
1935年 東京都
推古天皇の時代に土師臣中知という人が浅草の地に流れ着き、家臣の檜熊濱成、武成の二人の兄弟とともに漁労を生業としていた。推古天皇の御代の36年3月18日の朝、浅草の沖で網を下ろしていると観音大士の像のみが網にかかった。場所を変えても同じで、驚いてこれを持ち帰り家に安置したが、臭魚の穢に混ざることを恐れて香道を作って安置した。これが浅草観音の縁起という。

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ニンギョ
1976年 大阪府
摂津国堀江で、推古天皇27年に、人でもなく魚でもない物が網にかかった。
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ビシャモンテンノゾウ,ユメ,ドウジ
1983年 京都府
夢の場所に辿り着いて不思議に思うと、草中で毘沙門天の像を得た。そこで寺を建立してこの像を安置した。しかし伊勢人は観音像を安置したいと思っていたので願いが成就しないと考えた。その夜の夢に童子が現れ、観音と毘沙門天は一体だと答えた。そこでまた1宇を建立して千手観音を安置した。
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カンノン
1989年 広島県
昔、火事で観音堂が焼失した時観音像だけ探しても見つからなかった。村人が堂宇は再建したが観音像は安置しなかった。2年後の夏に子供が観音堂近くの滝で泳いでいる時に黒くなった観音像を滝つぼの中で見つけた。
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キフネミョウジン,ハクバ
1983年 京都府
山城国鞍馬寺は、藤原の伊勢人が建立した。この人物は普段から観音を信仰し、観音を安置する場所を探していた。するとある夜の夢に白髪の老人が現れて、自分は貴船明神であり、かの地に安置せよと告げる。そこで伊勢人は白馬に鞍を乗せ、この馬が留まる所に建立しようとする。そして留まった場所は夢に見た所と同じで、近くにあった毘沙門天像を安置したのが鞍馬寺の始まりだという。
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アヤシキヒカリ
1980年 東京都
昔、宮古川にあやしい光が見え、それを濱成と竹成という老漁師の網にかかった。そこで藜という草で仮堂を建てて置いていた。とても霊験あらたかだったので、その国守にも伝わり、大きなお堂を建てた。その仏堂は浅草寺となり、濱成・竹成も神としてあがめられた。
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オサカカンノン
1989年 長野県
魚を捕る人がフナを捕っていると、十一面観音が網に引っかかった。それが今の小坂の観音像である。
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ヤマノカミ
1978年 埼玉県
ヤマメを捕るために網を打ちに行くと、魚が網一杯にかかった。しかし結局、網一杯の魚も網を引き上げると消えてしまい、腰籠に入れた魚は全部取られてしまった。そこは山の神様のすぐそばの場所だった。漁師は驚いて帰ってしまい、寝込んだという。
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カンノンサマ
1961年 静岡県
正月3日は伊浜では観音さまの上られる日で、祭りが行われる。この観音さまは昔網にかかって上がったものである。
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カンノンサマ
1976年 大分県
津波の時に流れ着いた観音様がある。見つかったときは魚の網に引っかかっていて、後光がさしていたという。あるいは、沖から流れてきた木を切ると血が流れたので、祀ったともいわれている。
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(シンボクノタタリ)
1977年
神木で仏寺をつくる事は恐ろしいことがある。推古天皇の時代にある臣が霹靂樹を切って祟りが生じた。
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(オンナノウシオニ)
1979年 東京都
浅草駒形の門前より女の牛鬼が走り出たという。
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サカナ
1929年 大分県
昔ヒロトという所の人が黒太郎淵で大きな魚を獲った。網に入れたまま持ち帰ろうとしたら、淵から呼びかける声があり、網の中に魚が答えたので、その人は網を松に懸けて逃げ帰った。
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ジゾウカツオ
1922年 静岡県
ある年の6月23日、猟師が鰹漁に出ると、木像の地蔵が網にかかった。その地蔵を海辺の松の木の下に安置して供養すると、網が破れるほどの鰹が獲れるようになった。
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センジュカンゼオンボサツ
2003年 愛知県
元正天皇の頃に、勘少と藤六という兄弟が網引きや釣りで生活していた。霊亀元年の春、船を浮かべ小佐が瀬で網を引き上げると、魚ではなく小石が入っていた。石を捨てて場所を変えても、同じことが七回あった。兄弟がその石を船に置いて漁をすると、大漁になった。喜んで帰り夜になると、船の中から明かりが見えた。光っているのは小石で、勘少が家に持ち帰ると、それは千手観世音菩薩だった。二人はさらに堂を建てて千手観音をまつることを願った。すると千手観音が現れ、本身が阿弥陀仏であること、行基に頼むとよいことなどを告げた。行基に頼むと阿弥陀・観音・勢至の三尊を堂に安置された。これを須佐の古寺といい、現在の極楽寺である。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
川で漁をしていたらヒョウスボが網にかかったので、「網を三つ切って出て行ってくれ」と頼んだら、そうして出て行ったという。
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スイショウノカンノン
1979年 長崎県
唐比の池あたりに甫陀林という僧院がある。そこに高さ1寸(約3cm)の水晶で出来た観音像が安置されている。先年ある者がこの観音像を盗み出したが、小倉で奇験が生じたため元に戻したという。また途中この観音像を落としたので傷が入っていたが、時が経つにつれて傷が無くなったという。
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カンノンサマ
1973年 富山県
魚津市経田の後藤某の網に仏像がかかった。家の仏壇に安置すると、其の晩「われを小川寺に安置せよ」とのお告げがあったので、翌日小川寺に移した。
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アサクサカンノンノエイゾウ
1973年 東京都
享和年中、ある田舎人が東京見物に来て、浅草観世音に詣でるなどして過ごした後帰路に着いたところ、土手で泥酔した狂人に斬られた。本人もそう思い失神した。その後、息を吹き返した彼は、懐にしまってあった浅草観世音の影像を見ると、紙に刷ってあった御影が切れていた。これは観世音が身代わりとなったと思われた。
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オオキナイシ,エビス
1984年 鹿児島県
明治以前のある時、地引網を引いていると網に大きな石が入っていた。沖に捨てても網を引くたびに入っているので不思議に思い、浜に砂を盛り石を立てたら大漁になった。これをエビス神として境界に祀った。
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テング,カミカクシ
1915年 奈良県
昔から1月1日に天狗と盃をする家がある。18年ほど前、その家の次男がある日網をもって魚を捕りに行ったまま帰って来なくなった。探してみると、木の上に網が掛かっていたが本人はいない。探しあぐねていると7日目に帰ってきた。天狗と遊びに行ってきたのだと言ったそうである。
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ムジナ
1976年
推古天皇の35年、陸奥国で狢が人に化けて歌を唄ったという。
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