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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒタチボウカイソンセンニン
1931年 宮城県
青麻神社は眼病の神として信仰されている。久作という名の、ほとんど失明した百姓が参詣を続けていると、天和2年4月1日の丑の刻、不思議と物がはっきりと見える。そのとき目の前に立っていた異人は常陸坊海尊と名乗り、「ここを日月星三光の窟とたたえよ、目を明かにしてやるぞ」と告げた。

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〔イワトサンコウグウ〕,アオソジンジャ
1956年 宮城県
天和の頃(1681~84)、岩切の久作という正直者が眼を病んで失明しかけたとき、山中で会った白髪の翁に治してもらった。2度目に会ったときに名を問うと、九郎判官義経公の家来常陸坊海尊、今清悦という、と答え、われ常に日月星を念ずるゆえ、今よりここを岩戸三光宮と申せといって岩窟に入った。
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アオソウサマ,テング
1972年 千葉県
鹿間家の屋敷神は青麻様といい、御神体は天狗である。祭日は4月1日と9月1日。中風の神様として信仰され、赤飯を供える。カボチャとネギがお嫌いで、この家では今も作らない。
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ヌエ
1975年 京都府
康治3年4月25日寅の刻、同年6月18日丑の刻、同月24日に鵼が鳴いたとある。
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キツネ
1997年 奈良県
子供が夜道を歩いていると、前から2つ3つの光が見えた。これは狐だと思っていると、母の持っている提灯の明かりが見え、その時には前にあった光は見えなくなった。
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〔イワトサンコウグウ〕,アオソジンジャ
1956年 宮城県
常陸坊は、平泉にいたとき衣川の上流で一老翁の家に泊り、赤魚という美味な魚を馳走になってから不老不死の仙人となった。政宗から岩出山城に召され、藤原秀衡のことを物語り、養老の田をやろうというのを断って行くところを知らなかった。後に清悦仙人と名乗り、いくつかの話が伝わる。定義は平貞能、青麻は源氏の常陸坊が開祖なので、一年のうちに両方参詣するとご利益がないという。
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ヒタチボウカイソンセンニン
1931年 福島県
海尊は源平時代の人である。天正のころまで400年近く生きていたといわれている。菜飯を食べていた天海僧正に枸杞飯を食べさせたのは残夢であるが、これも海尊であるとされている。天正から130年ほど後の正徳年中の頃にいた不思議な老人は判官の話を詳しく知っており、残月と名乗っていたが、これも海尊であったという。
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(ヒカリモノ)
1982年 東京都
享保12年閏正月頃より、亀戸天神社の東にある香取明神社の森に光物が出る由の申触が出ていたところ、5月29日に突然鳴動し神木の松の木が折れ、その枝に白い御幣が付いていた。誰が言うでもなく、これは常陸国の安馬大明神が飛んできたのだと噂が立った。
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オオギボシ
1976年 新潟県
天和のはじめ、扇星という星が出た。それより程なく越後公は滅家した。
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ツキ,サンゾンノミエイ
1937年 秋田県
二十三夜に月が三尊の姿になった。
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アサ,スワサマ
1987年 長野県
諏訪様が麻の茎で目を突いたので,麻を作らない。
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ヒトツメコゾウ,ヒトツマナグ,メヒトツコゾウ
1956年
関東で旧2月と12月の8日の夜、この妖怪が訪れるという俗信は近年まであった。竿の先に目籠を高く掲げるのは、籠の多くの目で一ツ目を惑わすため。山の神が一つ眼であるという信仰は広く行なわれているが、この怪物と関係があると思われる。
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ヒカリモノ
1978年 東京都
元文3年2月1日夜5つ刻、光り物が飛んだそうだ。
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マヨケ,ハチノタロウ,ナンソノボウ
1931年 岩手県
八の太郎は網の目の数を剣にして、南僧の坊は8万4千の経文を剣にして戦った。しかし、網の目の数は経文の数に4目足りなかったので八の太郎は負けてしまった。それが無念で、猟師が網の目を4目だけ多くしたらそんな災禍でも払ってやると言った。それ以来、網の目は必ず4目多く作るようになり、これが魔除けになると言われるようになったという。川猟師の俗信である。
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タヌキ
1982年 東京都
月が出るはずのない日に、目の前に大きなお月様があった。狸が化けているのである。
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ヤクビョウガミ
1971年 福島県
2月8日、10日は、ヨウカ、トウカ。2月8日の朝早くに目かごを門口にかける。この日には疫病神が通るという。目かごをつるしておくとその目ににらまれて厄病神はひきかえす。
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ダイジャ
1988年 奈良県
洞川の岩屋に雌雄の大蛇がいて人を害していたので、聖宝尊者が大峰山再興のため洞川まで来たとき、お経を唱えて窟に入り、雄の大蛇を退治した。その窟を蟷螂の窟という。雌大蛇は逃げて別の窟に入ったので、入口をふさいでしまった。その窟を蛇の倉という。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
上沢氏の家の前に薬師堂がある。ここの水で目を洗うと、目の悪い人は治り、普通の人は目の病気にかからないと言われていた。今では水が入っていないという。
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ホシ,サイシュンホウシ
1994年 千葉県
西春法師の魂は入定星という星になり、冬になると沖の方に見える。この星が見えると、海が時化ることを予知しているといい、地元の漁師は村人を守ってくれる星だという。
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オロチ
1996年 滋賀県
宇多天皇の時、湖国の岡嶋渡合橋上にて夜頃に「変化ノ物」が現れ、人を悩ました。目は照り輝き、4眼あり、これを見た人は心を失い、病気になった。佐々木(源)成頼はこの変化の物を射落とした。4眼と思ったのは目が水に映って見えていたもので、怪物は大蛇であった。
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カゲキヨサン,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
景清さんは、神社の境内に祀られている小祠で、俗にカゲキヨサンという。眼病の神様として信仰されている。
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ヒイ,タヌキ
1990年 大阪府
ひいという古狸の化物がいた。夕方男衆が外で世間話をしていると、目を広げたひいが見ていた。「それだけの目か」と言うと、大きな目をさらに大きくしてバケツみたいな目をした。このようなやりとりをしていたら余程の大きさの目になり、怖くなって逃げた。翌日、目を破裂させて死んでいた。
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