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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒイ,タヌキ
1990年 大阪府
ひいという古狸の化物がいた。夕方男衆が外で世間話をしていると、目を広げたひいが見ていた。「それだけの目か」と言うと、大きな目をさらに大きくしてバケツみたいな目をした。このようなやりとりをしていたら余程の大きさの目になり、怖くなって逃げた。翌日、目を破裂させて死んでいた。

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ヒトツメコゾウ,オニ
1978年 秋田県
2月8日には一つ目小僧が来ると言って、入り口に目の多い目籠類や籾とおし等を下げておく。これは、人家に入ろうとした鬼がこれを見つけ、目を数えているうちに夜が明けて入れなくなって逃げてしまうという俗信からきているものである。
類似事例

メヒトツコゾウ
1933年 東京都
目一ツ小僧は目籠の目の数を数えているうちに害意をなくすという。
類似事例

(ゾクシン)
1981年 栃木県
上沢氏の家の前に薬師堂がある。ここの水で目を洗うと、目の悪い人は治り、普通の人は目の病気にかからないと言われていた。今では水が入っていないという。
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マヨケ,ハチノタロウ,ナンソノボウ
1931年 岩手県
八の太郎は網の目の数を剣にして、南僧の坊は8万4千の経文を剣にして戦った。しかし、網の目の数は経文の数に4目足りなかったので八の太郎は負けてしまった。それが無念で、猟師が網の目を4目だけ多くしたらそんな災禍でも払ってやると言った。それ以来、網の目は必ず4目多く作るようになり、これが魔除けになると言われるようになったという。川猟師の俗信である。
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ヒトツブマナコ
1953年 新潟県
12月8日は針供養なので針を使わない。異様な目をした化物が来るともいわれ、蕎麦殻などを撒く。化物は自分より目が多い者がいると立ち去る、また目の数を数えているうちに夜明けがくるという。
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ヒトツメ
1950年 山梨県
2月8日には、一つ目という魔物がやって来て目の数を数えるので、なるべく目の多い物を戸口へ出しておく。もし正確に目を数えられると、魔が差す。
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イッチョメ,ヒトツメ
1936年 熊本県
甘藷を掘って馬に積んで帰る途中いっちょ目に襲われた。男が小屋に隠れ、寝ているいっちょ目に小便をかけると、いっちょ目は夕立が降ってきたといい、屁をひると雷が鳴っているといった。最後には小屋に火をつけられていっちょ目は焼き殺される。
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ヤクジン
1956年 福島県
12月8日は悪い日で、疫病神が来て災いをするから、カドに竿を立てて目籠を吊るして物忌みする。厄神は目籠の目の大きさを怖れて逃げる。厄神は眼一つに口一つ。
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ミカエリバアサン
1967年 神奈川県
ひとつ目の怪物で、目の多い目篭を見て逃げてゆく。
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モガサ,ナリヒサゴノアブラ
1980年
もがさ(疱瘡)が目に広がって目の感覚がなくなったときには、なりひさご(瓢箪)の油を目に入れるとたちまちにして治るという。
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オコトノカミ
1956年 山梨県
旧師走8日と2月8日を八日様といい、門口にスイノウ、目籠等を掛ける.。この日にはオコトノカミという目の大きい(1つ目とも言う)怪物厄病神が各戸を覗き手帳に厄病を病ませる人の名前を記入して歩く。だから覗かれないようにスイノウ、目籠等をかけておどかす。疫病神は自分よりも目の大きいものがいるというので逃げ帰る。
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カナシバリ
1995年 福島県
夜中に目を覚ますと体が金縛りのような状態になった。誰か目の前に立っているような気がした。朝目を覚ますと、朝から足の先まで肌の色が黄色になっていた。
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ケモノノゴトクケハエモウスモノ
1999年 福岡県
百姓の女房が夜に出かけるようになった。やがて女房は妊娠した。6ヶ月目ですでに9ヶ月目ぐらいの腹の大きさになった。7ヶ月目に祈祷して流産させようとしたら産気づき、顔は人面で体は獣のように毛が生えているものを2つ死産した。その後、その百姓は夜になると暴れるようになったので、山伏に祈祷してもらった。
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カオジュウメトオモウホドノオオキナメ
1920年 京都府
熊野神社の準胝堂の前に妙な肴屋が出ていたので、近づいてその顔をみると顔中目であった。驚いて床屋に飛び込んでいきさつを話していると、その内儀の顔が肴屋と同じ目ばかりであった。自分の家に帰ったら細君の目も大きく見えた。一両日したら常の目になった。
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メヒトツコゾウ
1977年 神奈川県
2月8日には目一つ小僧がやって来るので、目籠を外に出して下駄などをしまい込む。
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ヤマノカミ
1984年 愛媛県
正月二十日は山の神がご馳走を煮ている。その煙が目に入ると目がつぶれる。
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イッタンモメン
1956年
夜道で白い反物のようなものが目の前に現れて、ひらひらして人の目をくらまして人を襲う。
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ヤクジン,ヤクビョウガミ
1956年 福島県
2月8日には疫病神が来て宿を取ろうとするから、軒に目籠を吊るして仕事を休む。目籠は目が千あって口が一つだから、疫病神が逃げる。
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キジムナー
1969年 沖縄県
キジムナーの捕った魚には左の目が無い、または左の目が取られている、という。
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ヒトツメコゾウ,メヒトツコゾウ
2002年 神奈川県
一つ目小僧は妖怪、悪神、疫病神の類。目が一つで顔が大きく、足が一本ともいう。
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ヒトツメノメカリバアサン
1977年 神奈川県
2月8日には一つ目のメカリ婆さんが来るというので、目籠を外に出したり、グミの枝を燃やしたりする。
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